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「次も頑張るぞ」保有効果

先日から全校漢字テストの順位を目標に掲げて学年団で協力して達成したという内容の記事を書いてきました。Chromebookやメタモジ、クイズレットを使って1年生だけの漢字テスト大会を行うことで最初はトップ10に入るクラスは3クラスだけだったものが前回12月にはトップ10に5クラスがランクインする結果となりました。「たかが校内での漢字テストなのにそんな真剣になって、、、」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ここにも心理学の効果を活用しています。それは

保有効果


です。これは一度手に入れたものを手放したくないという心理効果が働くというものです。具体的にはクリスマスのプレゼントや憧れのプレミアムスニーカー、そしてアニメのキャラクターが印刷された袋に入った綿菓子もそうです。さらに「成績」「順位」もそうです。一度頑張ったことで成績が上がり、良い順位が出たことでそれを「下げたくない(手放したくない)」という思いが働きます。たかが漢字検定3級レベルですが1年生と上級生とが漢字テストで勝負するとやはり上級生の方が有利だと思います。特に3年生は受験や入社試験に向けて努力しているクラスもあるのでそのクラスに勝とうと思うとかなり大変です。しかし、1度努力してランクインしたクラスは「1年生でも努力すれば成績は伸びる。次も頑張ろう」と思ってくれるはずです。


ペーパーレスをし、かつパフォーマンスをアップする


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さらにこの漢字テスト対策でこだわったのが「ペーパーレス」です。学校現場では紙で溢れています。宿題プリントや面談の案内、行事予定表など多岐に渡ります。昔、漢字を勉強すると言えば書き取りノートを開きひたすらに鉛筆で書きなぐっていました。さらに担任の先生が課題として漢字ドリルをコピーし、大量に宿題を出していました。現在GIGAスクール構想によってICT化が進み本校でも1年生全員がChromebookを1台づつ持っています。MetaMoJiという授業支援アプリを使い、漢字の書き取りシートを瞬時に生徒に配ることができます。ただパソコンを使うだけではなく、そこで成績が伸びなければ意味がありません。全国的に導入したがなかなか活用できていないという事例をよく聞きますが1人1台端末はどう使うかが大切ですね。


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