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「時間は有限」パーキンソンの法則

9月末に文化祭、体育祭が行われます。3年前から規模を縮小して実施されていた文化祭ですが今年は一部制限が緩和され各クラスの出し物や3年生が行う模擬店でのポップコーンなどの販売に向け、多くの生徒が看板作りなどの準備をしています。「当たり前」だったこのような光景がようやく学校に戻りつつあるのだととても感慨深いです。3年生にとっては高校生活最後の文化祭なので気合い十分に準備をしているとあっという間に下校時刻の17時を迎えてしまいます。さらに受験勉強と並行して行う必要があるので1日26時間あっても足りないと感じるほどではないでしょうか。このあるだけ時間を使ってしまうという現象を心理学では

パーキンソンの法則

と言います。これはイギリスの歴史・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンさんの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』の中で提唱された法則です。当時のイギリスにおける行政の組織・運営の分析から生み出されたもので、特に以下の2つのことを強調しています。

①仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
②支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

つまり「人は時間やお金といったあらゆる資源を、あればあるだけ使ってしまう」ことを意味しています。


「そろそろ時間が来るので会議をまとめます」

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生徒のみならず私たちも「30分で終わるはずの会議も1時間で設定していると、1時間ぎりぎりまでかかってしまう」、「収入が増えたはずなのにその分支出も増え、お金がまったく貯まらない」という経験はよくあります。また先程例に挙げた「下校時刻まで友達とのおしゃべりであっいう間に過ぎてしまう」などのエピソードは身近な事例としてわかりやすいですね。


青春は余白

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先日の甲子園優勝を果たした仙台育英高校の須江航監督の「青春って、すごく密」というインタビューにとても感動しました。そして私は「青春の余白」という部分がとても大切だと思います。それは放課後のたわいも無い友達と過ごす時間、お昼休みの何気ない会話、寄り道で立ち寄ったコンビニで見上げた曇りない夜空など。今まで自粛、自粛でそのような余白を感じることができなかった生徒たちにとって限りある青春を使い切りたいという気持ちを大切にしてあげたいです。日常を取り戻しつつあるこの学校生活がさらに生徒たちにとって良い状況に向かって欲しいと強く願っています。



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