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EP.2 リサイクルでかき集めた備品!原点のスタートオフィス

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介護無資格、未経験の元部品メーカー研究者の無謀な挑戦!上場企業の理系研究者からリスクしかない起業をしたナラティブです。

今年は、創業20周年のメモリアルシーズンに突入です。第二ステージにメンバーとステージアップとして、お世話になったこのビルを出て本社移転を計画中!!誰しもオシャレな快適オフィスで仕事がしたいものです。

が、しかし、起業当時のスタートオフィスは⁉


◆怪しさ満載スタートオフィス

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起業当時(2002年)の写真です。(当時はガムシャラ、必死だったんで、ほとんど写真が残っていません、奇跡の1枚!!)

小さなビルの1室。中古の古ぼけたデスクが2つ、その上に電話。オフィス入り口に打合せ用に小さなガラステーブルと夜の店を彷彿とさせる金縁の椅子が4脚・・・。他には持ち込みのデスクトップPCとノートPC、なんと懐かしのブラウン管モニター・・・。誰がどう見てもとても働きたいとは思えない会社。カラーでないのが残念ですがなんとも怪しいオフィスです。

25歳のお兄ちゃん2人で始めた会社なので、もちろんお金なし、仕事なし、時間は無限にある状態。


◆倒産企業から譲ってもらったパーテーション

そんな時間を持て余している時に、近くのバイク販売店(4~5階)の会社の自動ドアが半開きなのに気が付きました。様子を覗くと誰もいなさそう。中は雑然としていておおよそ営業している様子はなく、「すいませ~ん、どなたかいらっしゃいますか!」を大きな声で聞いてみました。すると、上階より「はい、なんでしょうか?」と年配(年の頃は50代くらい)の男性が一人。
「お店やってないんですか?」

「残念ですけど、もう閉めるんですよ。何か御用ですか?」

「僕たち、今から会社起こして事業やるんです!」

と、こんなやり取りをしていたら「よかったら必要なもの持って行っていいよ。私はダメだったけど若い君たちに使ってもらえるなら。」と言ってもらえ、建物を見学させてもらいました。流石に年季の入ったものばかり、私たちが選んだのは鉄製のパーテーション5セット。このパーテーションが重い・・・。板1枚たぶん15㎏位を両面で全部で10枚。2人でオフィスとお店を往復しながら徒歩で運びました。体力だけは有り余っていたので大変でしたが非常に有難かったです。

流石にバイク屋さんのパーテーション、タバコのヤニと埃でそれなりの状態。オフィスビルの1階でホースを使って水洗い!!行き交う人々の不思議な目線を記憶しています。このパーテーションをその後5年近く利用させてもらいました。

創業より19年、2021年9月、20周年イベント本社移転の大プロジェクトにより会話の絶えない明るいオフィスに!!


◆創業マインドとモッタイナイ精神

こんなエピソードからとにかく使えるものは使う。お金をかけずに(かけられずですが)事業自体を行うという習慣が身についています。結構何でも屋で、とにかく手作りが基本。今は、それなりに使えるお金もあるのですが社内でも廃棄予定のノートPCを直して使ったり、ビジネスフォンの壊れた部品を自作して復活させたりしています。社長の仕事ではないですね・・・。ただ、今の時代でいえばSDGsですかね。使えるものを捨てるのには抵抗があります。

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大量生産、大量消費の時代が過ぎ去ろうとしていますが、習慣はなかなか変えられないものです。皆さんはどう感じますか?


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