EP.17 未来を創る!社運を賭け、新卒採用へ挑戦!!
いつもお読み頂きありがとうございます。今回は、EP13【仲良し倶楽部化から気が付くこと】から続くエピソードです。
同時並行でEP14、EP16が動いている2009年前後の出来事です。行き過ぎた仲良し倶楽部化により理想や目標を追わなくなった組織・・・、これを打破するために社運を賭けたプロジェクトが始動します。
◆決断の時!未来へ進む覚悟
当時のメンバー同士、部署を越えた横のつながりが出来、会社をみんなで創るって行く風土が定着したと思いきや次は、馴れ合い集団に変化・・・。「自分が受けたい、家族に受けてもらいたい介護」を実現するために業界でも新しいことにチャレンジしていこうとしている矢先に、この状態に陥りました。
さらに、私たちはお客様のクレームのお声の裏に真に隠されたニーズを発見し、新規事業に動きだそうとしていたところです。
介護業界は、ある意味資格社会でもあり、医療系、介護系、相談系の資格者が活躍しています。つまりは、ある程度勉強や実務経験をしている人を中心にまわっているのです。
私は、自分の経験からこの構造に不合理を感じており比較的資格取立て未経験のメンバーを積極的に仲間に加えていましたが、それでも中途採用にてメンバーを募ってました。
当時の管理者(中間メンバー)たちに、このままでは理念の実現はおろか、現状維持は衰退の始まりであることを強く主張しましたが、一向に変わる様子はありません。いたずらに時間だけが過ぎていきます・・・。
業を煮やし、当時の社長である友人に「これはもうダメだ、根本的に作り直さないと進まない」と進言。
「どうするのか?」と聞かれたので、
「新卒採用をやるのはどうか!」
介護業界の未来の為にも若いメンバーが活躍できるような会社にして、いずれ代替わりでバトンを渡していかないと企業の未来はない!!そう思いました。
介護職と言えば超が付くほど不人気職種・・・。
「きつい、汚い、給料が安い!3K」なんて揶揄されていました。もちろんそういった側面があることは否定しませんが、多くは外野からの決めつけ、働く介護従事者のあきらめからの発想です。
異業種から無資格・未経験で飛び込んで活動してきた私には、ものの見方の問題であることははっきりわかっていました。介護の可能性は無限大にあると確信していましたので。
「でも、どうするんだ?」と聞かれたので、
「俺が人事部長をやる、新卒採用はやったことがないけど、社内でメンバーを募ってみるよ。悪いけど、全体マネジメントと新規事業の方はメインではなくサポートに回らせてもらう。」そう答えて、早速全体会議で発表する準備を始めたのです。
◆新卒採用への反対、否定意見の大合唱!
採用予算計画、段取り、サポート企業の選定などある程度の方法を社長とまとめ、各管理者個別に説明を済ませ、いよいよ全体会議で新卒採用計画を発表へ。その席で・・・。
「新卒採用って、すごいお金かかるんですよね。😩」
「上手くいかなかったらどうするんですか!🥶」
「僕たち(私たち)のボーナス使うってことですか?なくなるじゃないですか!😡」
「そもそも新卒って、何もできない子たちでしょ。資格もないし。😰」
「誰が育てるんですか!そんな子たちの面倒みられませんよ。👿」
・・・etc.
なんとも、情けない。
これが仲良し倶楽部の成れの果て・・・。
「もういい!私はいきいきらいふの未来を創る話をしている、無資格・未経験の若者が活躍できる企業、きちんと育成できる組織にならないと先はない。反対して、一緒にできないというのであれば辞めてもらって構わない!😤」
そもそも一人でもやるつもりだったが、こうまで反対意見が多いとは・・・。非協力的になっていった管理者メンバーはフェイドアウトして行った為、新たに募集する際にはこの方針に理解あるメンバーにジョイントしてもらい、結果として約半数が入れ替わることになりました。
後悔はありませんが、今ならもう少しうまいやり方でできると思います。当時は、まだ、力不足感は否めません。ただ、この経験を経て、今があるので結局同じことなのかもしれませんね。
◆新卒採用プロジェクトの影の立役者たち
新卒採用プロジェクトとは言え、私も新卒採用は未経験。この時32歳。既に大学生とは10歳以上年が離れていて、その実態もよくわからない・・・。
社運を賭けて実行するには不安もいっぱいでした。そこで、以前離職率が高かった際に相談していた組織コンサルタントの方にサポート依頼をお願いすることに。
実は、このコンサルタントの方は、私たちが相談に行ってから約2年間も私たちを心配して常に気にかけて下さって、声掛けしてくれていました。
お金にもならないのに見守り続けてくれたその心意気は本物と、新卒採用コンサルを依頼したのです。
それが若手社員のみで活動していた、人と組織のコンサル集団、株式会社ソリューションです。そして、コンサルとして私たちを気にかけてくれていたのが飯田元輔さんです。
当時、この飯田さんとソリューションメンバーがいなかったら、現在のいきいきらいふはないと言っても過言ではない程、感謝しています。
飯田元輔さんは、現在独立されて株式会社プロパトの代表として活動されていおります。
両社共に、クライアントに愚直なまでに関わってくれますので、人材育成や組織開発、理念構築などでお困りの方は、おススメです!
人事部長として、プロジェクトリーダーとして活動する私を影で全面的にサポートしてくれました。時にコーチとして叱ってくれ、時にカウンセラーのように寄り添って頂き最初からの約束で3年で自立する形で伴走してもらいました。特に濃密だった1期目は、本当に手取り足取りお世話になった感じです。
こうして、社運を賭けて新卒採用プロジェクトが始動することになります。決断し、実行する。それ以外に問題を解決する方法はありません。理想や目標が高ければ高いほど、問題や課題はたくさん出てきます。この問題を一つずつ片づけていく以外に近づける方法はありませんので、実は問題の発見は、プラスの要素なんだと確信しています。
さて、今回のこんなエピソードからどんな気づきがありますか?目の前の問題を越えることができるのは、気づいている本人だけではないでしょうか?
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