⁽⁽ ପ 𝓡𝙚𝙖𝙡 𝙎𝙩𝙤𝙧𝙮 ଓ ⁾⁾ vol.2 危機管理プラン発案のきっかけ。女性であることに遠慮しない。
自分の力で、強く生きる。
こんにちは。りこです。
今回は、わたしが白百合行政書士事務所という事業を通じて事業内容としているものの一つの柱である「危機管理プラン」を起案した経緯について。
インスタからやってきた「助けて」の声。
わたしがInstagramを始めたのは、そのとき流行っていたからというほんとうに単なる、どこにでもある動機でした。
初めはその日食べたもの、行った場所、たまに自撮り…
よくある女の子の日記のようなものでした。
そこから試験勉強、ダイエットなどを経てフォロワーさんとのコミュニケーションが始まり。
気付けば勉強方法の相談から進路、ダイエット方法などの質問を頂くようになりました。
わたしもそうした価値の交換や共有、コミュニケーションが好きで質問が来るたびにこんな視点もあったのかという新鮮さと共に回答するのが楽しくなり、とても良い影響を与えて頂いていました。
そんなある日。
いつものようにInstagramをチェックしていると、朝からメッセージが届きました。
こんな時間に何だろう?とそれを開いてみると。
(多くのメッセージを頂くので、実際のメッセージは埋もれてしまい細かい内容は思い出せないのですが大体こんな内容でした)
「朝、登校中に知らない男が自転車でぶつかってきました。助けを呼ぼうとしたが怖くて声も出ず、そのまま男は走り去ってしまいました。こんなときどうすればよかったのか。誰にも相談できず、メッセージしました。」
このような内容でした。
そこには突然自分に降りかかってきた危険に対する怖さと驚き、咄嗟のことで何もできなかった自分への悔しさが綴られていました。
その時はとにかく怪我はないか?周囲の人間に助けを求めたか?少しでも怪我のある場合はすぐ病院へ行き診断書を取り、警察署へ向かい犯人の特徴を伝え被害届を出してください等、一通りの思いつくことを返信したのですが…
ふとしばらくして。
そんな怖い思いをした後ただでさえ足元がすくんでいる状態で果たして若い女性が一人でそこまで動けるのか?
病院といっても、どこの病院へ行けばよいのか?
警察署なんて、普通に生きていたら関わることのない場所に女の子一人で行くことに抵抗はないか?
彼女の立場になって考えたとき、様々な可能性が浮かんできました。
怖い目にあって、どうすることもできなかった非力な女性。これが子供ならなおさらだと思います。
そのときは、彼女から「話を聞いてくれただけで安心しました。ありがとうございました。」とのご返信を頂いたのですが。
その出来事はわたしにとって、少しでも彼女の救いとなってよかったという安堵と共に、本当にこれで良かったのかという心のしこりとして印象に残った出来事でした。
女性を取り巻く危険。
思えば、しばらく特殊な世界に生きていたわたしにはすっかり麻痺していた感覚でした。
そういえば、夜のお仕事をしていた時…
ありがちな話ですが、お客様がストーカーになってしまい最寄り駅やお店の近くで見張られたり。
送りの車に遠回りをしてもらったり、黒服さんに何かと警戒してもらいやり過ごしていましたが、家を特定されたときはさすがに怖くなりすぐに引っ越しました。
酔って暴力沙汰や…(これはお互いさまでしたが)
お客様に強引に腕を引っ張られホテルへ連れ込まれそうになったこともあります。
ネットの掲示板ではごく一部の人間しか知らない自分についての出来事。
番号を変えても途端に同一番号で埋まる着信履歴。
でも、それは仕方がないと思っていました。
女性だから、こんな仕事だから仕方ないと思っていました。
(今考えればそれでもあきらめずに抵抗するべきだとも思いますが…)
結局自分を守れるのは自分しかいないと、強くなったつもりでした。
しかし考えてみれば、ただそういった経験を積んだのでその精神的、物理的な対処方法がわかっただけなのかなと。
ましてやこんな状況、こういった環境に触れたことのない女性や子供が突然遭遇したらそれこそどうしたらいいかわからなくなるのも無理はない事態なんだと、特殊な世界を離れた今切に感じました。
思えば、過去にも友人などからそういった相談をされたことも多かった気がします。
彼と別れたいけど報復が怖い、実家まで追い込むぞと言われて身動きが取れない、盗撮されたけどどうすればいいの?知らない男の人から目を付けられて…
予想だにしない瞬間、突如やってくる危険。
そういった事態を予防し、またはそうなってしまった場合にこのわたしの経験を何か誰かの役に立てることはできないのか。
考えても形にならないまま、月日は過ぎました。
ひょんなきっかけから意気投合。
いくばくかして、わたしは行政書士として生きていくこととなりました。
やはり小さいながらも個人事業主となるわけですから、色々な場所へご挨拶したり様々な会合に参加したり。
そんなとき、同業者の交流会で繋がったのが危機管理コンサルティング会社を立ち上げた行政書士、そしてその上司である元県警捜査一課の敏腕社長。
お互い事業内容についての情報交換をしたところで、これはやるしかないと意気投合したのです。
というのもその敏腕社長、県警捜査一課時代にストーカーが非常に残忍な事件を起こしたのを目の当たりにし、その経験から女性と子供を守りたいという信念をもってこのコンサルティング会社を立ち上げたとのこと。
理念の方向が一緒ということで、さっそくプランを組み上げ。
女性の気持ちに寄り添いながら、危険への対処の方法から警備までをトータルでサポートできるであろうという体制を作りました。
女性であることに遠慮しない。
わたしたちは、常に色々な危険と隣り合わせです。
危害は突然やってきます。いくら自分が悪くなくても、それは突如もらい事故のように自分の身へ降りかかってくるのです。
もし、突然通り魔が現れたら…
信頼していた彼が、突如豹変したら…
結婚した瞬間に、本性を現し始めた…
軽い気持ちで話しかけたら、勘違いされてつきまとわれるようになった…
一度だけ家に上げた友達に、盗聴器を仕掛けられていた。
まさか、自分が痴漢に遭うなんて…
旦那が子供に暴力を振るうようになった。
挙げればきりがありません。
そのようなリスクから守るために、そして巻き込まれてしまったとしても重大な事件へと発展する前にリスクを回避、軽減できるように。
行政書士、そして危機管理は予防法務です。
起こしてはならない卑劣な事件に、少しでも歯止めをかけたい。
そういった思いが、この事業の根幹となっています。
こういった事柄は個別案件により大きく動きが異なること、立ち上げなので連携の取り方などまだ手探りな部分が多いですが、
これが世の中の困っている女性や子供のお役に立てればと思います。
そのうち、プランが固まってきたらになりますが…
女性の護身術や、何かあったときにどうしたらいいか対処法をまとめた危機管理セミナーみたいなものもやろうと思ってます♪
みんな、来てくれるかな。
楽しみです。
またね♪
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