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これからの、小売の話をしよう。

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ショップは、ただモノを"売る"だけの場所ではなくて。そしてお客様は"買ってくれる"だけの相手でもなくて。明日がくるのが楽しみになるような、そんなショップがそこら中にある世界につい… もっと読む
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2019年3月の記事一覧

ブランドは『参加するもの』になっていく

ブランドは『参加するもの』になっていく

今や日本でも広がりつつあるD2Cブランドだが、その要諦は中間マージンがないことでも原価率が安いことでもなく、自分たちの思想に基づいた体験を顧客に提供できる点である。

ブランドとの出会いから検討、購入、そしてサポートまでの体験を一気通貫でデザインし、商品というメディアを通して世界観を伝える。

モノも情報も溢れかえる中で、選ばれるために彼我の違いを生むには『商品の質』ではなく『商品を通した体験の質

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#国際女性デー のストーリーズ投稿から考えるブランドの意思の示し方

ちょうど先週の金曜日、3月8日は国際女性デー(International Women's Day)でした。

日本ではまだそこまで馴染みのない日ではありますが、アメリカやイギリスでは3月頭から各メディアがこぞって女性を軸にしたコンテンツを発信し、フェミニズムが盛り上がるシーズン。

IWD当日は、Instagramをみていてもファッションブランドやファッションテック系のサービスがこぞって『女性のエ

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「小さい集合体」の強さ

「小さい集合体」の強さ

私の興味関心は昔から変わらず、『いかに長く続くものを作るか』。

それは単に容れ物としての会社やお店、商品が続くということではなく、いかに文化と精神性が受け継がれていくか、ということでもあります。

先日石川善樹さんとそんな話をしていた時に、クラシコムの青木さんとサンマリノ共和国大使の対談記事をおすすめされ、『小さくあり続けることの強さ』について考えさせられました。

この記事の内容を引きながら石

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ノンアル志向の時代に、「ハレの日」をどう作るか

ノンアル志向の時代に、「ハレの日」をどう作るか

昨年の秋頃からお酒を飲まなくなって早半年。

これまでも体調の問題などでお酒を飲まない期間があった私ですが、今回はまわりにもお酒を飲まない人が増えてきたこともあり、このままお酒を飲まない人生になるんじゃないかとすら思っています。

実際アメリカではノンアルドリンクがトレンドのようで、ノンアル派でもバーで楽しめるお酒が続々登場しているもよう。(下記記事参照)

記事の中でミレニアルズがなぜノンアル志

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