マガジンのカバー画像

これからの、小売の話をしよう。

157
ショップは、ただモノを"売る"だけの場所ではなくて。そしてお客様は"買ってくれる"だけの相手でもなくて。明日がくるのが楽しみになるような、そんなショップがそこら中にある世界につい… もっと読む
運営しているクリエイター

2016年12月の記事一覧

ストーリーは、自分から伝えに行くもの

ストーリーは、自分から伝えに行くもの

先日、自社のメディアでこんな記事を書きました。

“資金調達”ではなく”ファンを作る”。ファッションとクラウドファンディングの関係性 vol.1

“資金調達”ではなく”ファンを作る”。ファッションとクラウドファンディングの関係性 vol.2

私はまだクラウドファンディングをやったことはないけれど、ただ資金を集めるという目的ではなく、新しい届け方という文脈のように感じています。

たまたま見かけ

もっとみる
メディアとコマースの境目が曖昧になっていく時代だから

メディアとコマースの境目が曖昧になっていく時代だから

先日一部界隈で話題になった山本一郎さんの「ほぼ全部ステルスマーケティングの糸井重里『ほぼ日刊イトイ新聞』の憂鬱」という記事。

ここでなされている指摘は一企業の問題ではなく、今後メディア業界と小売業界どちらもが直面する問題なのではないかと思います。

以前「ほぼ日ブランドのすごいところ。」という記事を書いたのですが、ほぼ日自体はもともとメディアであり、そこから手帳をはじめとした様々な商品が生まれ、

もっとみる
集客は点ではなく面で考える

集客は点ではなく面で考える

ポップアップショップへの集客についてやり方を模索している中で最近気づいたのは、"ショップ"という点ではなく"エリア"という面で集客すべきなのでは、ということです。

そう思ったのはlululemonというアメリカで一世を風靡しているヨガウェアブランドの店舗集客施策を知ったことがきっかけです。

lululemonの店舗ではそのエリアでおすすめのカフェやショップの情報が発信されているそうで、lulu

もっとみる
"ブーム"に備える力

"ブーム"に備える力

小売業で成功する上で大切なことは何でしょうか。

センス、集客力、接客力…。
どれも大切なことですが、個人的に最も重要なのは"在庫管理力"なのではないかと思っています。

在庫というと少なければ少ないほどいいというイメージがありますが、実際にはあまりに早い段階での売り切れは評価されないどころか責任を追及されることすらあります。

売り切れとは需要に対して供給が足りていない状態です。
それは機会損失

もっとみる