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本と映画と、エトセトラ。

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読んだ本・観た映画について気まぐれに。 (photo by tomoko morishige)
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2018年10月の記事一覧

平凡に、でも一生懸命に、幸せになるということ

平凡に、でも一生懸命に、幸せになるということ

最終回の放送から早くも2週間以上が過ぎ、世間の関心はすでに『まんぷく』に移ってしまっているだろうけれど、やっとのことで昨日『半分、青い。』を最後まで見終わった。

朝ドラはこれまでちょこちょこ見てはいたものの、半年というスパンの長さゆえにちょっと忙しくなると観れなくなって、結局離脱するということを繰り返してきた私にとって、はじめて完走したドラマだった。

あえて朝ドラらしからぬ展開をいれたことで賛

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「結婚第一主義」の本当の意味

「結婚第一主義」の本当の意味

最近、百貨店や商業施設の基礎を作った人たちの思想にふれようと思い立って伝記や講演録をちょこちょこ読み漁っている。

そんな中で、宝塚や阪急グループの創始者として知られる小林一三の「私の行き方」に出てきた『結婚第一主義』という考え方に出会った。

結婚第一主義とは、言葉の通り『結婚こそが最優先事項である』という考え方だ。

およそ女性の関与している事業を成功させる要訣は、彼女たちを1日も早く結婚でき

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「私」を作った魂の10冊 #私の必読書10選

「私」を作った魂の10冊 #私の必読書10選

先週「私の必読書」小売版を書いたのだけど、私の場合は小説や随筆に育てられた部分が大きいので、ビジネス書とは別に自分の価値観を形成する上で特に影響されたと思う本を10冊選んでみる。

▼小売版はこちら

ちなみに私はしょっちゅう引っ越すので一度読んだ本はガンガン捨てるタイプなのだけど、特に影響を受けた本だけは大切に保管していて、小説もいれるとそれがだいたい5、60冊くらいある。

何をもって『影響を

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なぜ人は「幸せ」や「夢」を避けようとしてしまうのか

なぜ人は「幸せ」や「夢」を避けようとしてしまうのか

人は皆『幸せになりたい』『夢を叶えたい』というけれど、よくよく観察してみると自ら不幸になりにいったり、夢が叶わないように遠回りする道を選んでいることが少なくない。

特に顕著なのが、目の前の時間をわかりやすいタスクで埋めてしまう行動ではないかと思う。

5年後、10年後を考えたら空いた時間にやるべきこと、考えるべきことがたくさんあるはずなのに、つい目の前のわかりやすいことに飛びついてしまう。

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