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『鬼滅フィーバーはなぜ起こったか? データで読み解くヒットの理由(ICE新書)』の編集後記を公開!

2021年3月30日に発売された書籍『鬼滅フィーバーはなぜ起こったか? データで読み解くヒットの理由』(著:小新井涼)の担当編集者による「編集後記」を公開いたします!

編集後記

 僕は元々漫画やアニメが好きで、幼少期からいろんな作品に触れてきました。そんな中で久々に「これは!」と思ったのが『鬼滅の刃』です。しかし一方で、僕には疑問が浮かびました。

 ――『鬼滅の刃』は確かに面白い。でも、他にも同じくらい面白い漫画やアニメはたくさんある。ではなぜ『鬼滅の刃』だけがここまで大きなインパクトを残したのか?――

 企画としてのスタートはまさに、この1つの素朴な疑問からでした。

 この企画が企画会議を通過した際、著者として小新井さんにご執筆をお願いした理由は大きく2つありました。

 1つ目は、この作品が王道少年漫画であるにもかかわらず、僕が思っていた以上に女性ファンが多いという事実を知ったことにあります。もちろん男性ファンも多くいるのですが、この人気を語るうえで女性からの視点は欠かせない。そう思いました。

 2つ目は、小新井さんが大学の先輩に当たり、何年も前からアニメ研究家としての活動を拝見していたことです。僕が一方的に存じ上げていただけなのですが、この企画を書いていただくのは小新井さんしかいない――。そう思いました。

 そして実は、この企画はコロナ禍に始まったため、小新井さんとはZoomにてMTGは行いましたが、まだ直接お会いしたことがありません。このコロナが収束し、いつか改めて小新井さんにお会いできる日が来ることも、密かな次なる楽しみです(笑)。

 最後に、そもそも『鬼滅の刃』という作品がこの世に生まれなければ、こんな風に小新井さんとお仕事をご一緒できる機会は一生来なかったかもしれません。この場を借りて、『鬼滅の刃』の作者である吾峠呼世晴さん、並びに関係各所の皆様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

編集担当 岡本雄太郎

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