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「学校」から離れる決意をした理由

ご覧いただきありがとうございます。
京都が好きすぎて、教員を辞めて移住してきたmikanです。
移住ついでに公立教員から一般企業に転職する話、京都での暮らしなどを書いていきます。


教員一年目の頃、「ずっとこの仕事を続けるのは無理!もって3年だ。」と家族や友人に公言していた。
でも、その3年目くらいから少しずつ楽しくなってきて、教員ならではのやりがいも感じられるようになっていた。

そのまま知らず知らずのうちに10年経ってしまったわけなので、
ここにきて「よし、辞める!」となるには、そこそこの決意が必要だった。

「辞めた理由」というより、私なりの「辞める決意ができた理由」


1 好きな場所に住みたい

私の場合、一番の理由はこれだった。

旅行が大好きで、旅先では「住めそうかどうか」を考えながら観光したりする。
たぶん「移動すること」が好きなので、教員になってからの10年でも引越しを6回くらいしているのだが(笑)「公立教員」という立場である以上その範囲は限られていた。

2年ほど前、ヨガの先生に「仕事や家庭などで何のしがらみもなかったら、今、あなたは何がしたいですか?」と聞かれたとき、
「好きな場所に移住したい」と言ったのを覚えている。それくらい、ずっと心の底にあった思い。

もちろん、どこに移住したって教採を受け直したり講師登録したりする選択肢もあったのだが、そうしなかったのは下記の理由から。


2 働き方を見直したい

教員の仕事は好きになってきたけれど、もっと自分や家族との時間を大事にする働き方をしたいと思った。

土日も仕事をしたり、生徒が夢に出てきてうなされたり(笑)この10年は、若さで何とか乗り切ったような感じ。
ただ、これから家族が増えたら、はたして自分は仕事と家庭を両立できるのだろうか?
ママ先生・パパ先生は本当にすごい…!


3 新しいことに挑戦してみたい


「10年後の自分にワクワクしなかった」これも一つの理由。
このまま教員を続けたら、もちろん年数分の出会いがあって経験値も上がる。立場も変わっていく。
でも今のまま、また10年経ったら…疲れ切っている自分しか想像できなかった。
それに、一度きりの人生だから、違う経験をして視野を広げたい

もちろん教員を続けながらいろんなチャレンジもできるけれど、一旦「学校」という場所から離れてみるのもいいかなと。
離れてみて、「やっぱり教員は素敵な仕事だ」と思えたら、それはそれで一つの収穫となる。

「教員しかできない」と悩むだけではなくて、選択肢をもてるように行動することが大切だと思うようになった。


4 もしだめだったら戻ってこられる


なんだかんだ、優柔不断な私を後押しした決定打はこれかもしれない。
良くも悪くも、教員は人材不足。
免許さえあれば、教採を受け直さずとも、また講師として働けるはず。

退職の意思を校長先生に伝えた際にも、「先生なら、いつでも戻ってこられるよ!」と言っていただいたのは心強かった。

ただ、いま教育現場は過渡期にあると思うので、少し離れてまた戻れるのか(体力や精神的に)不安はあり、そんなに甘くはないと思っている。
それでも、「食いっぱぐれることはない」というのは、新しい道に進む自信となった。



今はまだ自分に何ができるのか模索中だけれど、これから社会で経験を積んで、いつかまた教育現場や子どもたちに還元することができたらいいな。




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