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偏愛は尊い~「書く習慣」1ヶ月チャレンジDay15

こんにちは、ひよりんです!
1ヶ月チャレンジ、折り返し地点ですね!今日は私の想い、詰め込みました🤣

Day15「誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ」

こんな豊かな話題ありますか🤣
アニメとドラマはあまり見ないので…😅本・映画から1作品づつ紹介したいと思います!

おすすめ①~本

2020年、不要不急の外出を制限されていた時、私がよくしていたのが読書。
その中でも、特に印象に残っているのがこちら。

片想い 東野圭吾

十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが……。
十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、変えてしまったのだろうか。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描いた、傑作長篇ミステリー。

文藝春秋あらすじより

人はみな、メビウスの帯の上にいる

この小説ではジェンダーの問題に加えて、様々な形の「片想い」が描かれています。内容が濃いもんだから、印象に残っているフレーズはたくさんあって。その中の一つをご紹介。

「男と女は、メビウスの表と裏の関係にあると思っています。」

本文より

とある登場人物の言葉で、男と女の境界の不鮮明さについてです。
もはや境界線なんてものはなくて、様々な要素が混在している。
そしてそれを認めてもらえない辛さ。

常識とは?当たり前とは?

みなさんは、人と関わるときに何に注目しますか?
年齢、性別、職業とかでしょうか?

最近思うのですが、そういったラベルを通して自分を見られることが、不自由だなと感じるようになりました。
だからといって、それに強烈なストレスを感じているわけではないのですが。(人が自分をどう見ようが、自分の目的を完遂するまで!という超目的志向さんなので😅)

人は思っている以上に不安定で、枠を決めることで生きやすくしているように思います。その枠の存在はいいかもしれない。確かにある程度選択肢が狭まっていた方が、幸せを感じやすいだろうし。
けれど、それを強制するのは違うのかなと。
何より、一般的な見方を当てはめることで、自分で自分を苦しめてしまうのはよくないかな。疑うことも大事。

こんな感じで、たくさん想いがあふれた作品でした。
心揺れまくり、ぜひ読んでみてください😊(私も読み直して感想を改めて載せたいです。それだけみんなで共有されるべきお話だと思います。)

おすすめ②~映画

続いて映画!
私は以前から、ジブリ推しだと言ってきましたが、今回はジブリ以外の映画を紹介します♪

DESTINY 鎌倉ものがたり

鎌倉に暮らすミステリー作家・一色正和のもとに嫁いだ年若い妻・亜紀子はその生活に驚くばかり。道を歩けば、魔物や幽霊、妖怪や仏様、死神までも現れるのだ。どうやらここ鎌倉は、人と人ならざるものたちが仲良く暮らす街らしい。亜紀子の理想とはちょっと違うけれど、楽しい新婚生活が始まった。

しかし、正和には亜紀子に隠していた秘密があった。その秘密が原因で正和は結婚に疑問を感じて生きてきたようだ。正和はなぜ亜紀子を見初めたのだろうか?

ある日、病に倒れた正和が目を覚ますと、亜紀子の姿が消えていた。なんと亜紀子は不慮の事故で亡くなっており、黄泉の国(あの世)に旅立っていたのだった。失って初めて気づく妻・亜紀子への愛。正和は亜紀子の命を取り戻すため、一人黄泉の国へ向かう決意をする…。

Amazon Primeあらすじより

映像×音楽

この映画の素敵なところは、
「映像の豪華さ」×「あなた」by 宇多田ヒカル=現実の鎌倉を超えた、壮大で幻想的な世界

幻想的な黄泉の国の正体

予告に少し映っているのですが、とにかく山崎監督が創り出す「黄泉の国」が美しい!「黄泉の国」は自分の頭の中のイメージが、そのまま反映されているという設定。この映画の「黄泉の国」とは、主人公・正和さんが頭の中でイメージしているのです!作家さんというだけあって、構想がすごく複雑。

鎌倉の役割

これ舞台が鎌倉なのですが、1日に1度だけ、江ノ電で黄泉の国に行くことができます。さらに、鎌倉には人間だけでなく、魔物、幽霊、妖怪から仏様、そして死神まで!いろんな生き物が仲良く共存している世界。発想が面白いですよね🤣場所・生き物まで繋げちゃう仲介地点。それが好きで、鎌倉に行くときはその設定を採用します。転んだら魂を持っていかれちゃう!なんて楽しんでます🤣🤣

多様性が認められているところも、幻想的で、広々と自由を感じます。そこもこの映画が好きな理由かな?

宇多田ヒカルだから表現できる「人間らしさ」

これらの世界を主題歌「あなた」が引き立てているのも、この映画のおすすめポイント!歌うのは宇多田ヒカルさん。

こんな豪華なこと、あるでしょうか…!
しっとりとした曲調が、時間の流れがちょっと違う舞台・鎌倉を表現している気がします。またタイトルから分かるように、この曲を共有するまたは捧げる「あなた」という対象がいる。まさに、正和さんと亜紀子さんの関係性ですよね。

一見執着のように思われるサビの歌詞。その人間らしさを「愛おしい」「美しい」と思わせられるのは、宇多田ヒカルさんしかいないのではないでしょうか?その人間らしさを表現するのに、前向きさを感じます。

そんな「人間」として生まれ、育ち、感じ、考えるのも、素敵だなぁ!!

2作品から展開する、今後の道筋

この2作品、「人間とは?」「生きるとは?」という、誰しも一度は考えたであろう疑問に、通ずるところがあるのではないでしょうか。
私が思ったのは…

  • 線引きできないこともたくさんあって、それに不安定さを感じても、自分を肯定してあげてね。

  • 日々「片想い」の連続。私が本当に個が尊重される「多様性」を社会に求めるなら、まずは「片想い」を認めてあげることが大事かも?

  • 想像力を鍛えて、素敵な「黄泉の国」を創りましょう(笑)

  • 多様性=自由なんだなと改めて実感。自分の殻から出るよう心がけよう。怖くて外に出ないという選択を取りがちだけど、それは自分で自分を縛っていることと同じかもしれないよ?

  • 人間として生きるって尊くて、美しい。ならば、愛溢れる人生にしよーっと。

  • 宇多田ヒカル様、一生聴き続けます、ついていきます!!(笑)

なんで好きなのか、なんでおすすめしたいのかを考えるの、楽しいな♪
定期的にやっていきたいな。長くなりましたが、これからも偏愛紹介していきますので、よろしくお願いします🤣

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