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1, カウンセリングで意図していること

基本的に「過去・今を考える状態から、未来の選択を考える状態に変わること」を意図しています。
人間の意識が未来に向いていることは科学的に証明されているので、後悔ではなく、今後の選択を考えていく方が理に適っているので。
ヒトは、未来を意識しているから、今、いろいろ悩んじゃうわけなので。

ちなみに、私の捉える苫米地式コーチングは全くの別格なのですが、こういったアプローチをコーチングセッションに含めることはあります。


基本的な順番は、こうです。

1)カウンセリング的なアプローチ


未来に意識を向け、欲求の質を上げていく
 まず、私は何かを見つける意図を持つ→クライアントさん自身が求める方向に意識が向かう→
色々話をする→クライアントさんの自己認識・自己理解がすすむ→言語化される情報が増える→
具体化も抽象化も容易になる→選択肢が増える→自分が求めている方向が分かりやすくなる

2)コーチング的なアプローチ


見えやすくなった未来(なる姿)から、今にブレイクダウンしていく→
そうなる未来に見合った今を自然に選択する→次々と決断しやすくなる→進むスピードが上がる

次に、具体例をあげます。


1)疾患が関係する場合


治療の場ではないので、一般的な疾病経過や治療との照合はクライアントさんが扱えるようになる情報を増やす目的で行います。これは身体/精神疾患,急性/慢性疾患など全てに共通して行いますが、今と未来の比率は、疾患により異なってきます。例えば、症状が強いときは未来よりも今にフォーカスすることが多くなりますが、未来への意識はゼロにはしません(なりません)。

2)人間関係の場合


比較的、具体的にエピソードを話していただくことが多い分野です。起きた事なので言語化しやすいんでしょうね。私がまずみていくのは、そのエピソードが今フォーカスされている理由です。過去の別な体験や、未来の願望など、何が原因で今これが気になっているのかをみていきます。そして、関連する過去や未来における別なエピソードや要点が浮かんできたら、そちらを紐解きます。つまり、人間関係でのエピソードを入り口に、自分自身を理解していく作業です。結果、自分が望む未来までクリアになったら最高です!

3)キャリアパスの場合


これは人間関係ほど現在の状態がクリアになっていません。未来を決めかねているので、徹底的に未来をみます。どんなに過去や現在が否定しようとも、それはあまり掘り下げなくても良いことが多いので、ゴリゴリ未来をみていきます。

あんまり具体的じゃなかったかもしれないですね。
文章表現力が足りてません..

「みていく」について

捕捉になるかわかりませんが、何度も書いている「みていく」方法については別で書きます。

私は今でも、各種カウンセリング技法や認知行動療法などは、知識としてはあるものの、実装がうまく出来ません。

クライアントさんの世界は3Dなのに、それを2Dに落とし込むような感覚になると言うと、まるで私が凄いみたいな表現になりますが、そうではなく、理論が2Dでしか理解できないからです。
その理論を考案した先生から直々に教わることができたら多少は理解できたのかもしれない..と、認知行動療法の大家:大野裕先生の講義を受けた時に感じました。
カウンセリングは音声と体感を伴うので、学ぶ場合もこの2つのチャンネルを伴った方が理解しやすいのかもしれないです。

そんな私が唯一、超立体的に理解&理解できないのがリアルにわかるのが、苫米地英人博士の各種理論です。
その壮大な理論の宇宙の中でなんとか手に掴める星のかけらを繋ぎ合わせることで、これまでよりもヒトの仕組みの理解が格段に進みました。

特にこの1年ほどは、自分自身の理解が急速に進んだため、カウンセリングで行ってきたことの言語化が、徐々にですがやっと、出来るようになってきました。

これまで何度尋ねられてもうまく答えられず、ケチしてる様な気持ちになりがちだったので嬉しいのですが、書こうとすると何故か切ない気持ちになります。何かにお別れするような気分です。
この先に大きな変化があるからかなぁ..なんて思いつつ、拙い文章ですが、書いていこうと思います。

どうぞまたお付き合いください。

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