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勇者のブログ

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勇者一筋36年 やさぐれ勇者、旅の記録
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勇者のブログ 14日目 だりぃ

勇者のブログ 14日目 だりぃ

あー気持ちわりぃ、、

少々飲みすぎたらしい、、昨日の夜の記憶が全然ねぇ、、

村長が用意してくれた高級ホテルで目を覚した俺だったが、そこに魔王の姿はなく

テーブルの上には1枚の手紙が、、

『ゆうしやへ、もういっしょにたびはできません、ゴーレムはわたしひとりでたおす、むらびとのためだ、さようなら、おもいおこせばはじめて、、』

全部ひらがなで読みにくかったので途中で破り捨てた

魔王のやつ、、

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勇者のブログ  13日目  いいじゃん

勇者のブログ 13日目 いいじゃん

鳥獣ベルトゾスを退治したので、俺たちは褒美の金を貰うために村を訪れていた

勇者「いいか魔王、ちゃんと打ち合わせ通りにやれよ」

魔王「ほんとにやるのか、村人に嘘をつくなどという卑劣な行為を、、」

勇者「心配すんなって、打ち合わせ通りにやってくれりゃバレやしねぇから」

魔王「バレるとかそういう問題ではない!キサマは村人の気持ちを考え、、」

勇者「おっ!来たぞ、あの爺さんが村長みたいだ、いくぞ

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勇者のブログ  12日目  あーしんど、、

勇者のブログ 12日目 あーしんど、、

ついに鳥獣ベルトゾスと俺達との熱く激しいバトルが始まった

俺「それっ!くらえっ!」

魔王「惜しい!今のは惜しかったぞ勇者!もう少しで当たりそうだったぞ!」

俺「もっとだ、もっと石持ってこい魔王!」

魔王「よかろう、ほら!これを使うがいい」

俺「ちょっ、デカすぎだこれ!こんなの投げれるか!もっと小さい石持ってこいよ!」

魔王「ならば、この石はどうだ?」

俺「これじゃ小さすぎなんだよ!こ

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勇者のブログ 1日目  はじめまして

勇者のブログ 1日目 はじめまして

「勇者になる!勇者になって魔王を倒し、世界を平和にする」

そう誓って家を飛び出してから早20年、、
気がつけば今年で36歳だ、少々レベル上げに時間をかけすぎたか、、、

旅を始めた頃は良かった
生活は楽じゃ無かったが仲間と一緒にモンスターを倒し、喜びを分かち合い、励まし合い、日々の生活に不満は無かった

しかし5年も過ぎると1人減り、2人減り、残されたのは俺だけになっちまった、、、
就職したり、

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勇者のブログ 2日目  マジかよ

勇者のブログ 2日目 マジかよ

「オラァ!」バキッ!
「ウラァ!」グシャ!

俺はモンスターを倒しまくっていた

なんかむしゃくしゃしていた、道もわかんねーしよ、みんなして俺を馬鹿にしやがって!一心不乱に剣を振り回す「オラァ!オラァァ!!」、俺は間違っていない!俺は勇者なんだ!きっと今にみんな分かってくれる!

「あのー、お兄さんちょっと話し、いいかな?」

気が付くとそこには警官が立っていた

警官「お兄さん今なにしてたの?」

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勇者のブログ 3日目  作戦会議

勇者のブログ 3日目 作戦会議

ここ最近、脱走する方法を魔王に考えてもらってる

俺「だめ却下、他の方法」

魔王「えっと、じゃあ壁に穴を開けてぇ、、、って、ちょっと待て!なぜ私が脱走方法を考えているんだ!貴様が脱走するって言い出したんだろ!ようやく気付いたぞ、もう3日も私一人で案を出してるではないか!」

俺「お前、真面目だな」

魔王「貴様は不真面目だな!」

俺「もっとさー魔王っぽい方法でいこうぜ?この刑務所ごと吹き飛ばす

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勇者のブログ 4日目  わるくねぇ

勇者のブログ 4日目 わるくねぇ

いよいよ明日か、、、

作戦決行を前に俺は眠れずにいた

上手く行くんだろうか、魔王と勇者のタッグとはいえ、今やただのオッさん二人組、俺は36歳、魔王は38歳らしい、、、いや、たぶん魔王はサバよんでる、45歳位だと思う、
俺は現場で剣を振ってたし、まだ現役だから、ある程度はイケるが、、こいつは大丈夫なのか?腰痛いとか言ってたし「住みよい街作り」がキャッチフレーズだし、、、

てゆうか、ここを出られ

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勇者のブログ 5日目  めんどい

勇者のブログ 5日目 めんどい

俺「あー痛い、痛い!腹が痛いよー!看守さーん!痛いよー!看守さーん来てー!痛いんだよー!おーい!」

全然来やしねぇ、、、

魔王「大丈夫か勇者、どこが痛いんだ、何食べた?熱は?お粥作ろうか」

俺「ちがっ、違うバカ、演技だ演技!脱走するための!本気にすんなって、もう作戦忘れたのか」

もうかれこれ1時間は看守を呼び続けているが、いっこうに姿を見せない、、俺が痛みを叫ぶたびに魔王が心配してきてウザ

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勇者のブログ 6日目  よっしゃ!

勇者のブログ 6日目 よっしゃ!

看守「あ、ありがとうございました!助かりました!」

俺「フッ、やるじゃねぇか魔王」

魔王「貴様もな、たいした剣さばきだったぞ」

俺「まっ、俺にはコレしかねぇし、20年間こればっかりやってきたから、勝負は見えてたけどな」

魔王「で、看守よ、アイツはどうした?」

看守「えぇ、あの者なら牢屋にブチ込んでおきましたのでもう大丈夫です!ほんと助かりました」

魔王「そうか、では勇者よ、我々も牢屋の

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勇者のブログ 7日目  まいったな

勇者のブログ 7日目 まいったな

今日は魔王とラーメン屋に行った

魔王「ごちそうさま、悪かったな、おごってもらって」

俺「しょうがねぇだろ、金持ってねぇんだから」

魔王「いずれ私が安全で住みよい街作りを成し遂げたら貴様に何かおごってやろう」

俺「いいよそんなの、じゃあな」

魔王「あぁ、またな」

俺「さて、バイトでも探しに、、」

魔王「まてまてー!なにラーメンおごって終わりにしようとしてんだ貴様ー!パーフェクトステーキ

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勇者のブログ 8日目  どうする

勇者のブログ 8日目 どうする

仲間はどんな奴がいいだろうか、、
やっぱり魔法を使える奴か?
契約金の事を考えるとせいぜい2人しか雇えねぇな
まぁ魔王を解雇すれば、、、

魔王「貴様!さっきから何をしている?」

俺「え?あぁコレ?ブログ、ブログの記事書いてんだよ」

魔王「ブロ、、なんだそれは?」

俺「ん〜まぁ、簡単に言ったら日記だな」

魔王「日記?貴様にそんな趣味があったとはな、、どれ、見せてみろ」

俺「はぁ?ダメに決

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勇者のブログ 9日目  しょうがねぇな

勇者のブログ 9日目 しょうがねぇな

ギャル「ねぇー、超砂漠なんですけどー」

俺「あぁ、このバカみてぇに広い砂漠を越えねぇと先に進めねぇからな」

ギャル「ホントに激ウマのステーキあるのー?」

俺「あるよ、5000キロ先だけど」

ギャル「5000キロとか超ウケる、マジ旅人なんですけどー」

俺「旅人だからな」

ギャル「ウケるー、え、てゆうかさっきから気になってたんだけど、剣とか持ってるけど、仕事とか何してんの?ヤバい系?」

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勇者のブログ 10日目  がんばれ魔王

勇者のブログ 10日目 がんばれ魔王

「うぉら!」 バキッ!!

「せいやぁ!」 ボキッ!!

久々のバトルに腕が鳴る!
砂漠のモンスターを相手にするのは初めてだったからよ、どんなもんかと思ってたけど、、大したことねぇな、全然動かねぇし、石みたいなモンスターだ、、、、あれ?

こいつ、、、よく見たらモンスターじゃねぇな、、、

、、、、、、
これ魔王じゃねぇか!

砂に埋もれてたから気付かなかった!モンスターだと思ってボコボコにしちま

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勇者のブログ  11日目  鳥獣の森

勇者のブログ 11日目 鳥獣の森

俺達は、鳥獣ベルトゾスを退治するため、スマホのGPSを頼りに鳥獣の森の中を進んでいた。

驚いたのがマップにベルトゾスの住処が載っていた事だ、現地に行った人のコメントも載っていて、低評価されていた

俺「なんか薄気味悪ぃ森だなオイ、、」

魔王「あの者は女性でありながら一人でこの森に挑むとは、たいした度胸だ」

俺「もうだいぶ奥まで進んで来たけどよ、ホントにここに来たのかアノ女?そんな感じの奴に見

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