『インターステラー』
先ず悪い点として、この映画は登場人物が記号的。特に軸になっている父と娘の関係が正直気持ち悪い。地球を救うために異なる銀河系へ旅立った父と、地球に残った娘の時空を超えた愛が描かれてるんだけど、いくらなんでも5次元空間から娘の部屋を覗き見て、モールス信号でやりとりするって、オタク男子のエゴだと感じた(だから娘はリケジョ)。ただし、SF黄金期の作品、アシモフ『宇宙気流』やハインライン『宇宙の孤児』、ヴォクト『スラン』、クラーク『都市と星』もSF的な意匠を取っ払うと単純なボーイミーツ