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儲かる時間の使い方
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儲かる時間の使い方
Voicy No.0258 2022年12月28日放送
この放送を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ!
4回シリーズでコテツゼミ生の問題に回答していて、今日はその3回目。ビジネスを始めると、現実的には家族のこともあるし、食べていかなければなりません。そのための時間の使い方についてお話ししていきます。
同じステージの人とつるんでも。
コテツ:先日から聞き手のナギさんに入っていただいています。
ナギ:よろしくお願いします。
コテツ:詳しいプロフィル等は、前回と前々回をお聞きください。
起業されて最初なかなかうまくいかなかったところから聞いていたのですが、今日は現実的な時間の使い方を。
ナギ:前回ライスワークとライフワークのどちらもあっていいという話でしたが、実際は食べていかなければいけないほうを重点が置きがちで、ライフワークに注力できないときがあって。どういう時間の使い方がいちばんいいでしょうか。
コテツ:最初は不安だから、同じような境遇の人と集まって時間をつぶしがちです。ビジネスが飛躍的に伸びる最大のポイントは、自分より上のステージの人とどう接点を持つかです。全否定はしないですが、起業した者同士で集まれば仕事が増えるのではないかと思って、同じレベルの人と集まってしまうのです。
でも、これはあまり意味がないと思っていて。傷のなめあいとか不安解消というか、実は精神安定のために会っている。
ナギ:ありますね、そんな時間が。
コテツ:食べていくためには仕事を請けて、しっかり作業をやっていかないといけない。それに時間を割いたら、次の時間の使い方としては、自分の仕事を大きく発展させる可能性がある人に絡んでいったほうが絶対にいい。
上の人と会え。
ナギ:そこに絡みながら、「自分のサービスはこうですが、どう思いますか」と。
コテツ:ズバリそうです。セミナーに参加するなり本を読んで、この方と話せればなという方には読書感想文を送る。本の感想を送る人はほとんどいないです。コテツゼミでお呼びしたゲストであれば、「コテツゼミで聞いていまして」で接点が持てる。
背伸びして緊張して、話せるかなという人との接点に時間を使ったほうが、可能性は絶対に広がる。それを積極的にやったほうがいいです。
ナギ:まさにこの時間がそうだと思っています。コテツさんが大事と言われている、うまく人前でしゃべれる自己紹介、ナチュラルプレゼンを練習する場でもあったりします。
コテツ:起業した1年~3年ぐらいは勝手に自虐的になっていて、大きなところとの仕事なんて来ないだろうと。でも、それは姿勢の問題で。
ナギ:自分が誰よりもそう思い込んでいる。
コテツ:やることが多すぎるし食べていくのも大変なことがわかり、こんな仕事がうまくいっていない自分を、大手とか名のある人が一緒の仲間に入れるはずがない、と思い込んでいる人が多いんです。
そういう方は自虐的になるよりも、自分よりステージの高い方と会ったときに自信と誇りを持って、ナチュラルプレゼンで自分を1分から3分でぎゅっと説明する機会を持ったほうがよくて。
仮に全く空振ったとしても、同じステージの人たちと、ただずっと語り合っているよりよっぽど得るものがある。
ナギ:なんで空振ったんだろう、どう言い方が違っていたんだろうと考えるきっかけになりますね。
やりたいことを人に話して反応を見よう。
コテツ:フリーの人は大きな企業とか、長く事業をやっている人たちに対して勝手な負い目を持っているから、説明する前の段階で肩をすぼめて小さくなっているイメージがある。
だから自信満々に語れない。
時間の使い方としては、今の業務でやるべきことはやるしかないからやるとして、それ以外の時間は、自分よりもステージが上の人にチャレンジして、がんがんしゃべったほうがいいと思います。
ナギ:頭で考えて頭でしゃべっている言葉が、だんだん自分の声でしゃべれるようになってくる。すると自分のサービスがだんだん落とし込めるときがある。それまでは空想の中でなんとなく「こういうビジネスをやっていこうか」としていたのが、人にしゃべっていると、なんか反応がいいなと。
コテツ:「ヒューマンドラマ・プロデューサーって何、ドキュメンタリーなの?」とか、いろいろ来てもまれるというか。
ナギ:そうですね。この言い方だと伝わらないんだというのを練習する機会が、大事ということですね。
コテツ:そうです。人間ってすごく精神的な部分が大事。だからすごく不安なのもわかるけれど。
ナギ:不安だし緊張します。
コテツ:なので、どうしても同じような人と語り合ってしまうんですが、時間の使い方としては、あまり意味がないと思います。
自分の仕事をしっかり頑張るのと、自分よりステップアップできる人との交流というかチャレンジに時間を使いたいですね。
可能性を広げるコラボと「寄り道」。
コテツ:もう一個やったほうがいいと思うのはコラボレーションです。
フリーとか起業した人は自分のプランに固執している方が多くて、他の人と一緒にコラボして共同事業的なものにもトライしていくと、めちゃくちゃ可能性が広がります。
ナギ:幅が広がるっていうこと。ジャンルが別な人でもいいのですね。
コテツ:はい。自分で考えていることは実はとても狭くて、夜の考え事と一緒で、結局同じ結論になる。「よく考えろ」といわれて何日考えても結局同じ結論で、明日また考えるとまた同じ結論で、自分一人だと堂々巡り。不安な結末になる悩み事は、毎度不安な結末になるという意味不明な夜の時間になる。
人とやると違和感もいっぱいあるけれど、新しい発想で「自分みたいなのを、そんなふうに料理してくれるんだ」と感じられるから、やってみたらいいと思います。
ナギ:まだやっていないので、やってみたいと思います。
コテツ:あとは生活もあります。ご家族との時間も皆さんある中で、なかなか大変だとは思いますが。
ナギ:外に出て行く時間をつくったほうが、いいということですね。
コテツ:絶対つくったほうがいい。効率とかコスパは、考えるだけ無駄。何が新しい可能性を広げるかわからないし、フリーとか起業するというのは、自分で自由に判断していけるわけで。
上司がいるとか、事業部予算で動いていて、「なんでこんな無駄な営業先に行っているんだ」と言われたらあれですが、寄り道して新しい街並みを見て、「新しい景色を見てもいいんじゃないか」と思って動けるからこそ、フリーになって起業する意味があるわけ。
だから売上につながるかなとか、こんな時間無駄かなとか皆さんが考えながらやるとしたら、結構もったいないです。
ナギ:それはライフワークのほうで考えればいいですね。
コテツ:そうです。(次回に続きます)
本文は
コテツがVoicyの「ブランディングと商売の話」で語った内容を
文章化し加筆したものです。
Voicyアプリをダウンロードして『コテツ』で検索、無料で聴けます。
この放送を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ!
久々野智小哲津
二十数年にわたり、のべ7社ほど(8社目準備中)会社を経営。ITの会社を大きく成長させた後、新規事業でさまざまな事業を立ち上げ、フランス、イタリアを中心にヨーロッパからブランドを日本に持ってきたことをきっかけに、ブランドづくりができるようになった。
海外ブランドの日本進出や、日本国内の会社、サービス、商品、人(タレントさん、議員さん、スポーツ選手など)のブランドプロデュースにも関わっている。
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