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私とエステのはなし

一度だけエステサロンというものに行ったことがある。

それはどうしてかと言うと、年齢の『代』変わりをする時に、

「結婚もしてない!」
「家のことでいっぱいいっぱいだ!」
「なんか身体の衰えが如実に出始めた!」
「肌がっ!!!」

とか、
見た目イコール年齢にはならない部分、顔もそうなんだけれどもあれだけすぐに落ちた脂肪が落ちない(筋トレ1.2日やればすぐ絞まっていった)やら、頬のたるみやら色素沈着はまぁアトピーだし肌弱い人だったのであまり気にしていなかったけれども、その代変わりの辺りで

「なんかすごい目立つ!」

と気付き、苦しくなって色々頭をぐるぐるさせた結果、某有名エステサロンさんがお試し価格1000円でコースを受けられるという文面に惹かれて、まぁ試すだけなら、と行ってきました。

私が行った時はすごい若い子がいて。お話聞いて肌のリフトアップやら毛穴詰まりなどを解消していただけるコースを選びました。

うん、
やっていただいた時は本当に白くなるし顔の調子も良かった。びっくりした。

うわぁ〜!
めちゃくちゃテンション上がる!!

ってそのまま気分良く帰ろうとしたら、圧迫面接より怖い勧誘が始まりました。

あの来るとは思っていたんです。
体験とは言え、某有名エステサロンで公式サイトも見てコースのお値段見るととんでもない額で。
その金額を自分に投資する価値がある?
とか感じて、勧誘されても話を聞いていても

「取り敢えず一旦話を持ち帰らせてもらいます」

のパワーワードで帰ろうと思っていました。
お洋服屋さんでも声掛けあって悩んでいたら大体上を使います。「少し考えてから〜」という感じで一先ずお洋服であれば一目惚れしても一度考える。
迷っているならまず買わない、の精神です。

脱線したけれども、そうやってエステの勧誘も断ろうと話を切り出したら、

「いやぁ、20代のうちに気をかけるなんで素晴らしいんですよ〜!」

という言葉からエステサロン製作だったか、提供だったか忘れたけれども化粧品の説明で理科の実験みたいなことを始めて。
界面活性剤がどうとか、油がどうとか。分離がどうとか見せられたけれども笑顔で耳は全然聞いていない感じで眺めていて。

あぁ、田舎とかでやっているお野菜だとかティッシュボックスとかトイレットペーパープレゼントとかでお客さんを呼び寄せてその後に別の高額商品を売るようなもの、とか、健康器具を使わせながら「これはこういう風にすごいんだ!」とやりながら売りつけるような。
それに似ていて、怖くて、ただ笑顔で話は聞いていてどうにか断る寸断はないか?や、もしここで断ったら恫喝されるんじゃないか?とかヤバい想像をしてしまいつつ冷や汗は止まらない。

上手くすいません、一度考えさせてもらいます、ということで逃げ切ったけれども1ヶ月後に電話がかかってきて(個人情報を等価交換したので)番号出てもすぐ調べる癖だから怖くて電話に出れませんでした…その後すぐ着信拒否したけれども。

勿論エステサロンに通うこと、今だとインスタのインフルエンサーさんたちが利用していたり高校生くらいか大学生くらいの子も普通に受けていたりします。
メンテナンスをしてあげることは自分にとってのメンタル維持にもなるし(いややっていただいて2.3日は違う自分でテンション上がりましたもの)結婚式やそういう人生における一大イベント!
みたいな、ね、あとは写真集とか撮影される時も、か。コスプレイヤーさんとかでもお見かけしますが全然すごいなぁと思うし、素敵なことだと思います。

ただ、あの時の代変わりの私は色んなものにテンパって(同い年の友達も同じようにテンパっていました。未婚です。)田舎だとそういうまだ未婚していない女性というものに何か影で言われたりとかします。私自身が聞く訳ではないけれども、私より上の世代の方であることです。

だから結婚しなければならないのか!
とか家の為に人生を売る、みたいな女性だし、男は仕事、女は家庭のそれが若干残っているから、のエステサロンさんでした。

テンパっていたし、今となっては別に1人でいることに私自身としては怖くはないし(家族がどう思われるかはまた別の話になりますが、警察沙汰でもないから好きにさせてほしい)老いることって、自然で抗えないものなんだから抗えない中でいかにして肌も弱いから下手ものを使わず自分テンションあげていけるのか?
はあります。
あと筋トレ追い込めばなんとかなっているので、エステサロンという言えば最速ルートではなくてフィットネスクラブとかジムみたいなゆっくりだけれども日々を見ていると確実に変わっていくルートの方が良いのかな?
とは思います。

いやジムもフィットネスクラブも車で10分とかの距離にないので自宅でYouTubeさんで上がっている筋トレをガシガシやっていますが。楽しい!

そういうエステサロンのお話でございました。

【本日の読書】
「推し、燃ゆ」 宇佐見りん(河出書房新社) 3分の2くらい

 昨日の眠いが効いてほとんど進めずに今。

中表紙がとにかく個人的に好みなので載せますね。

青い紙に銀インクでキラキラしていて。
同人誌作る時の感覚、あの時に完成した本を見た時のを思い出して(カラー表紙ではなくてこのような表紙で刷っていたから)ドキドキしちゃって。

内容的には今のところ主人公のあかりが好きな、推しの上野真琴が炎上してしまったことに対してどうしてだろう?と思っているところです。

あかりの推しへの愛って「分かる…」っていう思いしかありませんてました。

好きな辺り、

「もしかするとみんな実体は少しずつ違っているのかもしれない。それでも半分フィクションの自分でかかわる世界は優しかった」

今、まさに「これ!!!」と思える状況だったし、あんまり新刊だから濃く書けないけれども、この部分は今の状況と重なる部分ではあったので書きました。

どの方面の推しがいる方でもこの気持ちは分かる、というところしか今はないなぁ〜楽しい。幸せ。

本日はこの辺で!!

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