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32妻の体調不良が許せない③ 救急車

 私、5歳の娘、生後6か月の息子の3人で、久しぶりに電車でお出かけをした時のことです。その日も夫を誘いましたが、夫は義母の家か友達の家かスポーツジムに行くと言っていたので、お出かけは夫抜きでした。
 夫はギリギリまで予定を決めることができません全てはその時の気分です。当日の朝の気分と準備の進み具合で出かける用事をコロコロ変えます。だから前もって準備したり待機したりすることができません。当然、お出かけの予定も当日になるまで夫が行くかどうかわかりません。だからこの頃には最初から夫抜きで計画し、気分が乗ったらついてきてもいいよ、というスタンスでした。

子どもたちとおでかけ

「じゃ、私たちはでかけてくるね。パパ楽しんで」
モラ夫「うん」
 夫は一人で出かけるのが当たり前です。そのことに不公平感を持つのは当然のことだと思います。子どもはいつも私と一緒です。一人になりたいときも、夫は一人で部屋にこもることができますが、私にはこもる部屋もありません。

 息子はまだ生後6か月で、物理的に母親から離れることはできません。しかし母親にしかできないのは母乳を与えるくらいです。父親だって哺乳瓶でミルクを与えることはできますし、抱っこも寝かしつけも、しようと思えばできるのです。

 しかし夫は、上の子の時も下の子の時も、自分から子どもの世話をしようとはしませんでした。母親は自動的に子供の機嫌をよくする能力が備わっていると思っていたのかもしれません。だからいつまでも赤ちゃんとの距離がありました。子どもたちが母親にべったりなのは、父親が相手をしないからです。それにすぐキレて怒る父親よりも、母親といる方が安心で機嫌もいいのです。夫は、こどもが自分になつかないことを嘆く割に、まったく関わろうとしませんでした。自分に寄ってこない娘に対して、イライラをぶつけることもありました。

ここから下は、身バレ防止のため有料にさせてください。元夫のセリフや行動などそのまま描写しています。

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