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0148 ジョン・グレン監督『007 ユア・アイズ・オンリー』聖地巡礼

2001年8月18日(土)にロシアのモスクワで、2024年9月21日(土)にイングランドのロンドンでジョン・グレン監督『007 ユア・アイズ・オンリー』(For Your Eyes Only)の聖地巡礼をしてきました。

当作品は007シリーズの12作目。3代目ボンド ロジャー・ムーアの5作目。更に付け加えておくと、ユナイトが配給した最後の007作品(←マイケル・チミノ監督『天国の門』が大コケしたため)。

ロジャー・ムーアの007シリーズではお馴染みのカー・チェイスのパロディは(一応乗用車ですが)シトロエン2CV。
Citroën 2 CV — Wikipédia (wikipedia.org)

シリーズの原点へ軌道修正されて(ロジャー・ムーアが実際にはこなしてませんが…)スタントシーン満載のアクション・ムービーとなった本作のロケ地はギリシアとイタリアとバハマとイングランド(とエンドクレジットで紹介の無い)インサートショットのソ連(現ロシア)。

東西の軍事バランスを左右するミサイル誘導装置ATACを載せたまま沈没した漁船に偽装した英国の大型スパイ船。その引揚げ作業をしていた海洋考古学者ティモシー・ハヴロック(演:ジャック・ヘドレイ)が何者かに殺された。КГБ(KGB)のゴーゴリ将軍(演:ウォルター・ゴテル)もこの事態を察知し動き出す。ジェームズ・ボンド(演:ロジャー・ムーア)は、国防大臣のフレデリック・グレイ卿(演:ジョフリー・キーン)とMI6の参謀本部長ビル・タナー(演:ジェームズ・ヴィリアーズ)から、ソ連に奪われる前にATACを回収するよう命じられる。調査を開始しスペインに向かったボンドだが、犯人と思われたゴンザレス(演:ステファン・カリパー)も何者かに抹殺された。ボンドはハヴロック博士の娘メリナ(演:キャロル・ブーケ)と遭遇する。実はメリナが両親を殺したゴンザレスに復讐を果たしたのだった。
事件の背後に見え隠れするギリシアの大富豪クリスタトス(演:ジュリアン・グローヴァー)の目的は何か?ボンドはギリシャの裏社会で「鳩」として知られるミロス・コロンボ(演:トポル)の力を借りてATACの回収を目指す…。

オープニング・タイトルでは主題歌を唄うシーナ・イーストンも登場

という訳で、まずはボンドが国防大臣のフレデリック・グレイ卿とMI6参謀本部長ビル・タナーからブリーフィングを受ける英国国防省 British Ministry of Defence の外観。

映画本篇画像の国防省の左には何もありませんが…
聖地巡礼画像の左にはロンドン・アイが見えてます

続いて、エンディング・クレジットにロケ地としての紹介の無い(映画公開当時は)ソ連(現ロシア)モスクワのクレムリン Кремль。
Московский Кремль — Википедия (wikipedia.org)
КГБ(KGB)のゴーゴリ将軍が登場する前のインサート・ショットで登場。手前の川はモスクワ川。クレムリンを挟んで反対側に赤の広場があります。

クレムリンの映画本篇画像。隠し撮りかな?
聖地巡礼画像と照合すると映画本篇画像がマッチングしてることがわかります

事件が解決してボンドとメリーナはヨットでよろしくやっているところに、ダウニング街10番地 10 Downing Street の
10 Downing Street - Wikipedia
マーガレット・サッチャー首相(演:ジャネット・ブラウン)直々に労いの電話が入ります。
Margaret Thatcher - Wikipedia
さすがにこの扉の前まで私は入ることが出来ません。英国首相官邸から最も近い侵入可能エリアが聖地巡礼画像となりました。

これがダウニング街10番地…セットかな?
ダウニング街10番地に一般人が近付ける最接近地点がここ

JAMES BOND WILL RETURN

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007シリーズ他作品の聖地巡礼
0141 テレンス・ヤング監督『007 ロシアより愛をこめて』『007 危機一発』
0142 ルイス・ギルバート監督『007は二度死ぬ』
0143 ピーター・ハント監督『女王陛下の007』
0144 ガイ・ハミルトン監督『007 ダイヤモンドは永遠に』
0145 ガイ・ハミルトン監督『007 死ぬのは奴らだ』
0146 ルイス・ギルバート監督『007 私を愛したスパイ』
0147 ルイス・ギルバート監督『007 ムーンレイカー』
0149 ジョン・グレン監督『007 オクトパシー』
0150 ジョン・グレン監督『007 美しき獲物たち』


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