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MOVIE OF THE YEAR 2022 洋画編

邦画編に引き続きまして、MOVIE OF THE YEAR 2022 洋画編をお送りします!

「NOPE/ノープ」

「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール監督の最新作は、アメリカの田舎町で牧場を営む兄妹が体験する未曾有の恐怖を描いたSFスリラー。出世作「ゲット・アウト」では人種差別問題を皮肉交じりに演出し、「アス」では貧富の差や境遇の違いを取り上げていますが、本作では人種問題を皮切りに、人間と動物という種の問題に昇華させています。なんでも支配、コントロールできるという人間の抱いた幻想をあっさりと打ち砕く様は、皮肉を通り越して痛快さすら覚えます。そして本作は過剰なエンターテインメント性への批判も含んでいます。エンターテインメントを追求し続けてしまった、ショービジネスでの酔狂を味わってしまった人の盛衰は儚いものでした。作品としてのまとまり方もよく、エンターテインメントへの批判をしつつも自身が圧倒的なエンターテインメント性を持っているというアンビバレントで稀有な作品だったと思います。

「トップガン マーヴェリック」

トム・クルーズの出世作「トップガン」の実に36年ぶりとなる続編。出世に興味を持たずパイロットとしての研鑽を磨く日々を過ごすマーヴェリックに、若きトップガン・パイロットたちの教官をしてほしいというオファーが来て・・・。ケニー・ロギンスの「Danger Zone」の使い方一つとっても過去の人気タイトルにあやかろうという作品では決してなく、「トップガン」の36年後の世界をしっかり描ききっているのが好印象。単体でしっかりしたドラマがあり、前作を見ていなくても十分に楽しめる。それでいて戦闘機のフライト・アクションも圧巻の見応え。もちろん前作のファンもしっかりとノスタルジーに浸ることもできる要素も盛りだくさんで、誰が見ても、何回見ても楽しいをここに実現している。

「女神の継承」

「チェイサー」「哭声/コクソン」のナ・ホンジンが原案、製作、のバンジョン・ピサンタナクーンが監督という韓国とタイの合作による本作は、タイの山奥の村で祈祷師の女性に密着取材をしていた韓国人の撮影クルーが巻き込まれる恐怖を描いた衝撃のホラー。「哭声/コクソン」でも描かれていた得体の知れない恐怖がさらに増幅しています。それでいてドキュメンタリーのタッチで描かれていることもあり妙に説得力のあるリアリティーさを感じさせます。そして何より本作の印象を決定づけているのは数々の祈祷、儀式の類です。胡散臭いまでの信仰心、伝承は禍々しい存在、終わりのない恐怖を打ち破れるのか。刮目せよ。

「RRR」

「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督がインド映画史上最高の製作費を投じて完成させたアクション・アドベンチャー。イギリス植民地時代のインドを舞台に、少数民族の村のリーダー・ビームとイギリス政府の下で警察官として働くラージュの2人の男が大いなる使命を抱えて戦い抜く姿を描く。「ムトゥ踊るマハラジャ」のようなコテコテでベタな作品から、徐々に「きっと、うまくいく」のように世界市場で勝負できるようなクオリティーの作品が出てきて、そして「バーフバリ」や本作は、インド映画らしさを内包しつつもその圧倒的なエンターテインメント性を発揮していて、そのインパクトだけなら他の追随を許さない作品になっています。アクションあり、アドベンチャーあり、ラブロマンスあり、もちろんダンスもあり、ボリウッドの栄華、ここに極めり!

「アンネ・フランクと旅する日記」

「戦場でワルツを」のアリ・フォルマン監督が、「アンネの日記」を題材に、日記に登場するイマジナリーフレンドのキティーの視点で、かつてのアンネ・フランクの身に何があったのかを追体験していくアニメーション。友人に当てた日記という体だからこそ、ユダヤ人として迫害を受け、隠れ家で息をひそめた生活を強いられながらも、等身大の少女らしいエピソードも散りばめられており、それだけに不条理な悲劇もよりクローズアップされている印象でした。またキティーは現代の(アンネ・フランクの家がある)アムステルダムに現れたという設定で、現代もなお差別やヘイト、貧困の問題などが残っているということを痛感させられます。人類はまたしても同じ過ちを繰り返してしまうのか、その答えはぜひ映画をご覧ください。

「スパイダーマン︰ノーウェイホーム」

スパイダーマン=トム・ホランドの三部作の完結編。ドクター・ストレンジによってマルチバースが開かれたことで、過去のヴィランたちも再び現れての大混乱に巻き込まれてしまう。マーベル作品も数多く映画になり、さらにはマルチバースの概念によってどの作品とどの作品がどういう時系列でどう関わっているのかとかがだいぶ複雑になってきている状況で、本作はまさにこのマルチバースという世界観が作り出された意味でもあり一つの答えでもあると言える作品に仕上がっています。とりわけ終盤の展開はまさにこのシリーズのファンに贈られたプレゼントなのではないでしょうか。

「GAGARINE ガガーリン」

人類初の宇宙飛行士ガガーリンの名前をタイトルに持つ本作は、同じくガガーリン団地と名付けられたフランス郊外の団地を舞台に、取り壊しを阻止しようと孤軍奮闘する16歳の少年ユーリと、彼に想いを寄せる移民のディアナの姿を描く。かつては時代を象徴するかのような巨大団地だったものの今や荒廃し、かつての住人たちも去っていき、かわりにやってきたのは貧困層や移民の人たち。現代のフランスが抱える貧富の差の問題、移民の問題などを描きつつも、本作の軸はユーリとディアナが、団地を宇宙船に見立てて過ごす日常のファンタジーになっています。この宇宙船の次なる漂着地が安息の場所であることを願いたいですね。

「ナイトメア・アリー」

「パンズ・ラビリンス」「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督が、ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を映画化。同作は1947年にも「悪魔の往く町」として映画化されているので、再映画化になります。1930年代のアメリカを舞台に、怪しげなサーカス小屋で働きだすことになったスタンは読心術のテクニックを身に着け、やがて電流ショーをしていたモリーを連れて、ショービジネスの世界へと乗り出して行くのだが・・・。ダークファンタジーを得意とするギレルモ・デル・トロ監督なので、サーカス小屋の妖しいながらも魅力的な雰囲気を醸し出しているのは真骨頂。それでいて物語の構成も素晴らしく150分の長尺を全く感じさせない出来。自分がまさにサーカスに迷い込んだかのような気になる体験型映画にもなっています。

「シラノ」

エドモン・ロスタンの不朽の名作戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」の映画化。監督は「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト。主演は舞台でも同役だったピーター・ディンクレイジとヘイリー・ベネット。もはや名作中の名作なので物語うんぬんは言わずもがな、本作は特にキャストがピッタリハマっています。シラノ役のピーター・ディンクレイジは小人症の俳優でこれまではかなり癖の強い役どころが多かった印象ですが、本作は聡明ながらユーモアに溢れるキャラクターを飄々と演じています。ヒロイン・ロクサーヌ役のヘイリー・ベネットも柔らかみのある可愛らしさや透明感が印象的で、舞台版から共演していることもあり息もピッタリです。ジョー・ライトはこうした名作の映画化に向いているのか作品の世界観そのままに映画にしてくれているという印象です。2022年で最もロマンチックな作品の一つです。

「ウエスト・サイド・ストーリー」

1961年にロバート・ワイズ監督で映画化もされたブロードウェイの舞台を、スティーブン・スピルバーグ監督がリメイク。1950年代のニューヨークで、別々の移民グループの抗争と許されざる恋の行方を描く。珠玉の音楽はそのままに、ダンスシーンなどの迫力は往年の作品よりもスケールアップしている印象です。ロバート・ワイズ監督版に出演していたリタ・モレノを起用しているところもしっかりオリジナル作品にオマージュを捧げています。当時リタ・モレノが演じアカデミー助演女優賞を獲得したアニタという役を本作で演じたアリアナ・デボーズもまたアカデミー助演女優賞を受賞するというのもなんともオツ。

 以上、10本を選びましたが、上4本は自分の中では圧倒的でしたね。
あとはそのときの気分によって入れ替わりそうな気もしますが、結果的にはバラエティーに富んだ作品を選んだと思います。

 選外では、ここ数年のアカデミー賞のノミネート作品はどれも高水準だと思っております。2022年でも作品賞を受賞した「コーダ あいのうた」や脚本賞に輝いた「ベルファスト」、レディーガガの演技が光る「ハウス・オブ・グッチ」などはいずれも面白い作品でした。

 アクション系では、英国紳士がエージェントとして大活躍する「キングスマン」シリーズのエピソード0でもある「キングスマン・ファーストエージェント」、DCコミックスの人気キャラクターバットマンのリブート作「THE BATMAN」はティム・バートン監督作以来のダークな雰囲気の強い作品でここからのシリーズにも期待してしまいます。「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」は本家の「ハリー・ポッター」シリーズよりユーモアもあって安定の面白さがあります。「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ではマルチバース展開の張本人が見られますので、まさにマーベルの中心軸といったところでしょう。

 他のメジャー系作品だと冴えない数学教師が世界的アーティストと結婚することになる「マリー・ミー」、離婚してからも喧嘩の絶えない夫婦が突然結婚すると言い出した娘を止めるために結託する「チケット・トゥ・パラダイス」では、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツの息ぴったりの共演が見られます。

 サスペンス系では、飛行機のブラックボックスの音声から企業の大きな陰謀に気がつく分析官の姿をスリリングに描いたフランス映画の「ブラックボックス 音声分析調査」、合法的には扱えないものを取引する闇サイトとその事件に迫るアナログ刑事の攻防を描いた「シルクロード.com -史上最大の闇サイト-」、マット・デイモンが留学先のフランスで収監されてしまった娘を助けるべく奔走する「スティルウォーター」、伝説のギャング・ランスキーと彼の自伝を書くことになった作家の緊迫感あふれるやり取りを描いた「ギャング・オブ・アメリカ」などが印象的でした。

 アクション系では、マッツ・ミケルセンが家族を殺された元軍人に扮し、数学者の協力のもとで犯人を追い詰めていくデンマーク映画の「ライダーズ・オブ・ジャスティス」、人々の暴動機運を抑えるために1年のうち12時間だけあらゆる行為が合法となる"パージ法"が施行されている世界で決死のサバイバルを描く「パージ」シリーズの最新作「フォーエバー・パージ」、そしてNetflix製作でライアン・ゴズリングが、組織を裏切ったために凄腕の暗殺者たちに狙われることになる元エージェントに扮した「グレイマン」など、今年は変化球的な作品が多かった気がします。

 ヒューマン・ドラマ系では、ホアキン・フェニックスが急にあずかることに合った甥っ子と最初は反発しながらも打ち解けていく様をモノクロの映像で描いた「カモンカモン」、近未来を舞台に突然機能を停止してしまったAIロボットを修理しようとする過程でロボットの過去の記憶に触れていく様を美しい映像で綴った「アフター・ヤン」、ディーリア・オーエンズの世界的ベストセラーをもとに、街の有力者の息子の変死体が発見され、容疑者とされた"湿地の女"の知られざる生い立ちが明らかになっていく「ザリガニの鳴くところ」、そして「オール・アバウト・マイ・マザー」のペドロ・アルモドバル監督、ペネロペ・クルス主演の最新作「パラレル・マザーズ」は、2人のシングルマザーが子どもを取り違えられてしまったことで始まるドラマを描いています。

 お年寄りほのぼの系作品も今年は出色の出来のものが多く、テレビの無料受信化を抗議するためにナショナル・ギャラリーからゴヤの傑作「ウエリントン公爵」を盗んだおじいちゃんの姿を描く「ゴヤの名画と優しい泥棒」はなんと実際の事件をもとに描かれています。ティモシー・スポールが亡き妻との約束のために、イギリスをバスで縦断する「君を想い、バスに乗る」はロードムービーとしても心をポカポカさせてくれます。「ミセス・ハリス、パリへ行く」は家政婦の仕事でコツコツお金を貯めて、パリで憧れのディオールのドレスを作るという夢を叶えようと奮闘する姿をユーモラスかつおしゃれに描いています。

 アニメ作品では、「アンネ・フランクと旅する日記」以外にも「トイ・ストーリー」シリーズの人気キャラクター、バズの宇宙での活躍を描いた「バズ・ライトイヤー」、ギレルモ・デル・トロ監督がピノキオの物語をケレン味たっぷりに制作したストップモーションアニメ「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」は楽しく鑑賞できました。

 ドキュメンタリー系の作品は、2021年はかなりのインパクトのものが多かったのですが、今年はわりとオーソドックスな作品が多かった気がします。稀代の女優オードリー・ヘップバーンの知られざるプライベートな部分を追った「オードリー・ヘップバーン」、ふくよかな体型の人物やキャラクターを描き続けた画家フェルナンド・ボテロの半生と彼の出身地のコロンビアの情勢を映し出す「フェルナンド・ボテロ 豊満な人生」は彼の作品群とともに楽しめ、そして考えさせられます。インパクトで言えば、ロシアのプーチン大統領の対立候補にして暗殺未遂にあったナワリヌイとその事件に迫るジャーナリストたちを追った「ナワリヌイ」はまさに歴史を地で行く作品になっています。ジャーナリストのピーター・タウンゼンドが長崎で出会った谷口稜曄という郵便配達員で原爆に被爆した男性を追った著書をもとに、そのルーツを娘であり女優のイザベル・タウンゼンドが追体験をする「長崎の郵便配達」では戦争の悲惨さとそこから立ち直ることの尊さを映し出しています。一方ナチスドイツの元親衛隊、強制収容所の警備兵などナチスドイツの生存者にインタビューをした「ファイナルアカウント 第三帝国最後の証言」ではいまだ間違ったことをしていない、罪を認めていないなど、再び戦争の時代に突入する可能性をほのめかすものとしては十分すぎるぐらいの火種が伝わってきます。

 戦争ドラマでは、ロマン・ポランスキー監督がフランスで実際に起きたユダヤ人差別に端を発する歴史的冤罪事件“ドレフュス事件”の顛末を描いた「オフィサー・アンド・スパイ」、トマス・ウィンターベア監督が2000年に実際に起きたロシアの潜水艦クルスク号の沈没事故を描いた「潜水艦クルスクの生存者たち」では、乗組員の人命とロシアの軍事機密のどちらを取るのかという葛藤が描かれていて、ウクライナ侵攻の続く今だからより一層強く心に刺さります。毎年のように公開されるユダヤ人迫害の映画ですが、「ペルジャン・レッスン 戦場の教室」は、ペルシア人と偽ったために命拾いをしたユダヤ人青年が、ドイツ人の将校にペルシア語を教えることになるというなかなか個性的ながら完成度が高い作品になっていました。巨匠監督の実録モノが目立ったという感じでしょうか。

 コメディー系は以外に少なくて、フランスの「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」は、「シティーハンター」の実写版のチームによる作品で、売れない俳優が記憶喪失になったときに着ていた服がスーパーヒーロー"バッドマン"の衣装だったため、自分がスーパーヒーローだと勘違いするコメディーで下ネタもありつつも物語や設定もしっかりしていて楽しめます。

 ホラー・スリラー系は上記の10本に入れた「NOPE/ノープ」「女神の継承」が圧倒的すぎますが、それ以外だと猟奇的な通り魔に誘拐されてしまった少年が、監禁された部屋にあった線のつながっていない黒電話にかかってくる過去に犠牲となった少年たちのメッセージをもとに決死の脱出を試みる「ブラック・フォン」は印象的でした。

 アジア系の作品では、台湾の「無聲 The Silent Forest」では、台湾のろう学校で実際に起きた事件を題材に、ろう学校というある種の閉鎖的な社会での問題を浮き彫りにしています。韓国の「モガディシュ 脱出までの14日間」では、ソマリア内戦に巻き込まれた韓国大使館の職員が、北朝鮮の大使と協力し決死の脱出を試みるという衝撃作です。「別離」「セールスマン」のイランの名匠アスガー・ファルハディ監督の最新作「英雄の証明」では、ひょんなことから英雄に祭り上げられた男性の悲哀を描いており、イラン特有の社会とSNSという現代的なツールをうまく題材に織り込んでいます。「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のタイのバズ・プーンピリヤ監督が「プアン/友だちと呼ばせて」では白血病で余命宣告をされた友と一緒に元カノを巡る旅をする主人公の姿を描いたロードムービーで製作はあのウォン・カーウァイが務めています。そして中国の「シスター 夏のわかれ道」では、両親の事故死により会ったことすらない年の離れた弟の面倒を見ることになった女性の姿を描くとともに、中国の一人っ子政策の闇を映し出しています。

 日本と関連のある作品では、夢枕獏原作、谷口ジロー作画の同名コミックをフランスでアニメ映画化した「神々の山嶺」は、伝説の天才クライマー羽生を追う記者の姿と自然の驚異を描いています。そして伊坂幸太郎の「マリアビートル」をブラッド・ピット主演で映画化した「ブレット・トレイン」では、1ミリも日本で撮影をしていないながらも舞台は日本というハチャメチャ設定ながら電車の中で繰り広げられる殺し屋同士のバトルロワイヤルのような展開はとにかく楽しい!

 2022年は終末感を漂わせる一風変わった作品が多くて、それは2023年にも続いていきそうなのですが、その中でも、「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のオリヴィア・ワイルドが監督で出演もしている「ドント・ウォーリー・ダーリン」は郊外の完璧な街で理想の夫と暮らすヒロインが街の知られざる秘密を知ってしまうという一風変わったディストピア・サスペンスんじなっています。そしてレイフ・ファインズが天才シェフに扮する「ザ・メニュー」では、究極のフルコースを求めて孤島にあるレストランにやってきたセレブたちに待ち受ける恐怖を描いています。イエス、シェフ!

「NOPE/ノープ」や「女神の継承」、「RRR]など、2022年は前作の評価が高かった監督の新作や待望の続編など、事前の期待が高かった作品が多いのですが、いずれもその期待を上回っていた印象です。その一方で、「GAGARINE ガガーリン」のような全く新しいタイプの作品もあったりして、実にバラエティーに富んでいた印象でした。

 上記に記載した作品だと「NOPE/ノープ」や「ドント・ウォーリー・ダーリン」、「ザ・メニュー」のように不安や恐怖を予兆させるような作品も多く、終末、ディストピアを描いた作品が目立ったのもまた印象的でした。これはまさにコロナ禍や戦争などまだまだ混迷している世相を映しているのかもしれませんね。
悲劇は映画の中だけにしてもらって、ぜひ現実では希望の持てる日々が来ると良いですね。

それでは2023年もまた面白い映画に出会えることを願って。

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