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Edge Faci-Leader(ファシリテーション型リーダーシップ開発トレーニング)開催します

2018年から Edge Faci-Leader(ファシリテーション型リーダーシップ開発トレーニング)という独自セミナーを開催しています。
※ Edge Faci-Leaderという名称を導入したのは2021年の第5期からで、名称変更のくだりはまた別のnoteに記しました▼

このトレーニングには、複数の企業様から少数ずつ精鋭が派遣され、また、それぞれの課題と目標を胸に志高く自腹で参加なさる個人の方も合流します。3ヶ月にわたって毎月1度、終日のセミナーを合計4回行い、セミナーとセミナーの間には職場での実践をフィールドワークとして義務付けます。この枠組みで、参加者は3ヶ月間ずっとファシリテーションと自分のリーダーシップを意識し続け、知識を実践に移し、自分と仲間の成功と失敗から気づきを得て、実力を磨き続けることになります。

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ファシリテーション」とか「ファシリテーター」という言葉がよくビジネス現場で聞かれるようになって何年くらいたつでしょうか。

2010年に独立して以来、組織開発のワークショップや役員会をはじめとする様々な会議でプロのファシリテーターとして仕事をさせていたただいておりますし、自分が企画・実施している教育研修でも「ファシリテーション型」を得意としています。

そして、2018年に「ファシリテーション型リーダーシップ開発トレーニング」を開講したわけですが…
実は私、その前年に準備を始めるまで、ファシリテーションの書籍を1冊も読んだことがありませんでした。

もちろん、今は読んでいます。(^^)
でも、それは何かを学ぶためというよりは、自分の中にあるものとの一致感を探るためです。

私は、ファシリテーションの知識やスキルを学びに行ったことも、教えてもらったことも、一切ありません。

社会人になってから、業務の一環として日常的にリアルなファシリテーションの場面をたくさん見てきた、そして自分もただただやってきた、それだけです。
私を育ててくれたのは、「ファシリテーションがある場」と「ファシリテーションがない場」の両方の力なのだと思います。

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新卒入社して20年余り勤めた企業は外資系の広告代理業でした。

まだ「ファシリテーター」という言葉も役割も知らないうちから、日本人・外国人、社内の人・社外の人・プロの人、様々な人が場に関わる姿をたくさん見て、その人の影響力と、彼ら・彼女らが作り出すディスカッションの質を体感しました。効果的な方もいれば、なかなか機能していない方もおいででした。同じ人でも、ある時は巧くいっていたのに、別の機会には苦慮しているということもありました。そして、私はと言えば、見よう見まねで、ただやってきました。

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マーケティング戦略や実施策、広告コンセプトやコピー・デザイン・TVCMなどは、優れたマーケターやクリエイターの才能の発露ではありますが、それを水面下で支えているのはチームワークです。

独立系の巨星のようなクリエイターと仕事をする場合には、満たすべき前提条件を全て彼らにインプットして、“あとは2週間後を乞うご期待”といった運びとなります。でも、そんなゴージャスな体験は、よっぽど切羽詰まらなければさせてもらえません。
通常は社内の、年齢も経験も時には国籍もばらばらの、専門性が異なるスタッフ同士がチームを組んで、ああだこうだとぶつかり合い、何度も会議を重ね、期限までにアウトプットをキラリと光る形に収れんさせていくのが私たちの仕事でした。

営業職時代・マーケター時代は広告の開発やブランドの維持・強化のために、組織リーダーのサポーターとして、あるいは自分が組織リーダーとして、部内者として、あるいは部外者としてスポンサー企業に出向いたりもして、様々なファシリテーションをしてきました。
社員教育担当時代・役員職時代は、自社の社員と組織のために、自分でやったり、人に任せたり。チームの会議の質はそのまま業務の質の、ひいては社員と組織の将来像の写し鏡となりました。

会社員時代から独立して今に至るまで、私が「ファシリテーション」の実践に費やしてきた時間は、おそらく10,000時間をゆうに超えるだろうと思います。

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2001年からコーチングを学び始めたことも、2006年~2013年までコーチ21(現コーチ・エイ)のCTP(コーチ・トレーニング・プログラム)で電話会議システムを利用した音声のみの50分程度のテレクラスの実践を何百時間もやってきたことも、リソースになっていると思います。2008年にNLPに出会ったのをきっかけに、自分を通じて人間に対する探求を続けてきたこともまた、別の意味でのリソースになっていることでしょう。

私のファシリテーターとしての仕事には、これらすべての経験が混然一体となって表れているのだと思います。「やればできる・何とかなる・その場で最もよい解が自然にひらめく」そんな自己信頼と場への信頼があります。

しかし、「ファシリテーション型リーダーシップ開発トレーニング」を作り上げるにあたって、大きな問題がありました。それは、私にとって全てが無意識的だったということ。

自分が何気なくやっていることを意識化し、何をやっているのか? 何が狙いか? どうしてそれが有効なのか? そうしたことを事前にぐりぐり考えて、更には現場での受講生の質問に答えようとしたら閃いて。できる限りわかりやすくシンプルにお伝えする努力をしています。これまで数回の期を重ねましたが、毎回私自身に新しい発見があります。一度として全く同じものにはなりません。

受講生、卒業生の皆様と、アシスタントとしてサポートしてくださる方々、このセミナーを始めるにあたってご尽力いただきました恩人に、そして、私をここまで育てる無数の場と機会を与えてくださり、モデルとなってくださった数えきれない方々に…

心からの感謝をこめて、今年も開催させていただきます。

タイル_EFL

Edge Faci-Leader(ファシリテーション型リーダーシップ開発トレーニング)の詳細、お申込はHPをご覧ください


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