【857目】さりげなく

こんばんは。

海外研修に向けて調べていたらこんな記事を見つけてすごく共感しました。

2017年の記事だからもう7年も前で今とは状況も変わっているだろうし、今更と思われるかも知れませんが、僕にとっては知った今が最新なのでピックアップしておきます。

僕も認知症カフェに行ったことがありますが、認知症じゃない僕でも同じようなことを感じました。

「病気はいつから?」とか「介護で大変なことはなんですか?」とか「区では認知症の方のためにこんなサービスがあります」とか。

認知症の話ばかり聞かれても楽しくないと思いませんか。

それによりももっと趣味の話とか昔の武勇伝とか、大切にされていることのお話とか、そういったことをしたいなと僕は思います。

いきなり初対面の方だとそんな話にはなることも不自然だと思うので、まずはそういう話をし合える関係性を築けるように世間話をしたり、先に自分のことを打ち明けたり、相手の話を傾聴したりするのが当然ですよね。

そのときに共通の趣味や話題があれば話は弾むだろうし、何か作業をしながらであれば言語に拘ったコミュニケーションでなくても自然と関係性は築いていけるはずです。

徐々に対話を重ね合える関係性となって、ちょっと深い話なんかもして、その中の一つに認知症の悩みごとがあったときに話を聞く。

認知症の進行度合いにもよりますが、認知症カフェで想定している利用者さんは医療機関とのつながりも持てずに困っている初期段階の方が多いかと思いますので、それだけでもいいと思います。

そういう場が持続的に地域に存在していることが大事なんだと思っています。

で、必要なタイミングで信頼している人から医療・介護の専門機関を紹介されて繋がれれば、それで良さそうじゃないですか。

ともすれば、普通の素敵なカフェに認知症に関する学びをして理解しようとする人がいることの方が大事なんだろうな。

それが福祉ですよね。

だから、奈良のスーパーホテルにあったシャワーチェアとか、昨日の自転車屋さんのWHILLは嬉しかった。

そういえば車椅子街歩きのイベントでも、参加されていた社会福祉士の資格も持つ方が車椅子ユーザーの方に対して「お薬は何飲んでいるんですか」、「じゃあお酒は控えないといけないですね」とか初対面でそんな話をしている場面がありました。

その会話を聞いたときは、頭真っ白になるくらいイラっとしました。

医療・福祉の専門職がそんな態度でいいんかい。

いや、なまじ専門職だからそんな態度をとってしまうんでしょうね。

病院での強制的な初回面接も同じような嫌悪感だったのかもしれない。

地域の介護予防教室とかも同じようなことになっていないかと懸念してる。

きっと必要なのは過剰な介助をすることではなくて、病気のことを理解しようとしたり、相手が悩んでいることを想像する姿勢だったりするんだと思います。

地域の中で自然と振る舞いながら、専門職としてはさりげなく。

そういうのがいいと思う。

そういう状態を目指していきたい。


〜 YWTでまとめ 〜
Y:スコットランドの認知症当事者に関する記事が面白かった。
W:普通の素敵なカフェに認知症に関する学びをして理解しようとする人がいることの方が大事
T:海外の事例をもっと調べる


本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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それでは、また明日。

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