最近読んだ小説3冊④
こんにちは、かぼたるです☺︎
最近は読書熱が湯たんぽのごとくぬるーく持続しています。
うんいい感じ。ちょうどいいペース。
ここ2週間ほどの間に読んだ小説は3冊です。
どれも心にじんとくるような作品でとても満足できました。
『僕らのごはんは明日で待ってる』/瀬尾まいこ
兄を病気で失ってから周りとの交流を遮断して生きる葉山と、クラスメートの小春とのお話です。
物語は二人が進学し夫婦になるまで続きます。
瀬尾さんの小説は初めてですがすごく読みやすかったです。
葉山と小春の会話がちょっとずれてるところが面白くて、この2人ならではの空気を感じました。
印象的だったのは
「こんなとき小春ならこんな反応するだろうな」って
葉山が想像するシーン。
そんなふうに相手を深く理解できる関係って素敵だなぁ。
私は夫に対して「こんな反応するだろうな」って
想像することがほとんどないです笑。
この2人の関係がちょっと羨ましくなりました。
『傑作はまだ』/瀬尾まいこ
こちらも瀬尾さんの小説です。
小説家の加賀野の家に、ある日息子の智が
転がり込んでくるところからお話が始まります。
小説と向き合い一人で生きてきた加賀野が
智との生活を通して人と関わるようになっていきます。
私も普段引きこもりの生活をしているので
人と関わることの大切さを改めて感じました。
一人でいることって楽なんですよね。
人間関係に悩まされないし傷つかないし。
だけど人と関わることで、傷や痛み以上に得られることもたくさんある。
一人じゃ感じられない喜び、楽しみ、温かさがある。
そんなことに気づかされました。
『エバーグリーン』/豊島ミホ
もう何度読んだかわからない。
私が今まで読んだ小説の中でいちばん好きな作品です。
少女漫画を一作読んだような、さわやかな空気感。
二度と体験できない、青春のキラキラしたまぶしさ、はかなさ。
読むと胸がきゅっとしめつけられるような感覚になります。
もう本当に最高。
素敵な作品を生み出してくれた豊島さんにありがとうと言いたい。
青春の甘酸っぱさ、切なさを味わいたい方にぜひおすすめです。
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以上3作品ご紹介しました。
小説を読むと
普段生活していて気づきにくい感情を思い起こさせてくれますよね。
私はそれを感じたくて読んでいるのかもしれないな、
なんて思いました。
ではでは。
お読みくださりありがとうございました!