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自分のnoteの書き方(しょうせつ編)

前回は自分のエッセイ(自称するのはやっぱりなんかむず痒い)の書き方についてダラダラと書きましたが、今回は小説についてです。

といってもテクニック的なものは何も書けませんし、小説のノウハウについての本もろくに読んだことのない無学な小生のこと。自分が誰かに聞いて(読んで)ほしいから書いているという側面が150%です。

現在、自分の『しょうせつ』のマガジンには17本の小説があります。小説という言い方も、エッセイと同じく、自分の書いたものはそんな高尚なものではございませぬ。という感情があって、なんともむず痒い。

でも、物語だとか紡ぐだとか自称するのはさらに申し訳ない。なんというかもう森羅万象に申し訳ない。

本気で小説を書いている方々はもちろん、世のストーリーテラーの皆様、今日も世の中を回してくれているサラリーマンの皆様、noteのスタッフ、育ててくれた両親、幼稚園の頃にトミカをくれたやっくん、すべての人、すべてのものに土下座……していては話が進まないので、ここはあえて不遜な態度で挑もうと思います。

というか前回のエッセイについてもそうでしたが、自分のnoteについて自分で説明するのは恥ずかしいので感覚をバグらせるしかないのです。なのでさっきから壁に顔をぶつけまくって自我を狂わせています(※誇張表現)。

アンドリューW.K.氏の『I Get Wet』のジャケット写真のごとく鼻血まみれになったところで、ぷらーな様がメタル……じゃなかった……小説を教えてやるぜ。しょうせつをな。

さあ、まずは素晴らしいキャラクターたちをつくろう……、といきたいところですが、自分の場合は、キャラクターより先に、どこの場所での出来事なのかというイメージが出てきます。というか、どこでの出来事なのかがわからないと、キャラクターがそもそも出てきません。

たとえば、2年前に投稿した『赤いリボン-10年後のバレンタイン-』というしょうせつがあります。ギター初心者の大学生の男の子が、先輩のお姉さんにギターを教えてもらって仲良くなって、というあらすじです。


これ、最初にザーッと書いた時点では、大学に入りたての奴がその敷地の広さにびっくりする、というイメージしかありませんでした。

大学の構内のどこの出来事にしようか?と考えて、大学の部室棟の裏の、ほとんど使われていなくて普段は誰も来ないところ、という場所が具体的に決定したことで、そこでひとりでギターを弾いている謎のお姉さんが脳内に現れたのです。

で、ここからが問題です。かわいいお姉さんにギターを教えてもらったなんて素敵な経験は自分にはありません。そもそもこの謎のお姉さん、誰?作者のわしがわからんので、誰にもわからん。やっていないことは書けないし、知らない人のことはもっと書けない。

とりあえず落ち着け。やったことがあること、見たことがあるものを探すんだ。

ギターのコードを教えてもらったことはある。お姉さんではなくオトンにだが。オトンが弾いていたのは『帰れない二人』(井上陽水氏と忌野清志郎氏のデュエット曲)だが、現役の大学生が最初に覚えるには渋すぎる(名曲だが)。

今の10代でも知っていそうな曲……。教則本に載っていたスピッツの『チェリー』を練習曲ということにしよう。なので、スピッツが出てきたのは実はたまたまだったりします。当時の教則本にゆずの曲が載っていたら、ゆずになっていたでしょう。

曲は決まったけど、そもそも主人公はなぜギターをやっているのか?というか主人公の音楽の目覚めはなんなのか?初めて買ったCDは?まあ今時の大学生は初めからサブスクか?

いや、2010年あたりはAKB48が歴代売上記録達成とか言っていたから、その頃くらいならまだCDが身近だったのでは?まだTSUTAYAもいっぱいあったし。

というようなことをグラグラと考えて、初めて買ったCDはアイドルということにしようか、と漠然と判断。

でも、自分はアイドルはよくわからない。AKBは神7をチラッと知っていた程度だし、モーニング娘。も加護ちゃん辻ちゃんが子供だった頃のまま脳内で止まっている。

そもそも自分の音楽の目覚めはなんだったか。徳光和夫さんが司会していたテレビ番組『速報!歌の大辞テン』である。それによく出ていたお姉さん……。あ、SPEED……。

みたいな経緯で、BIRTHのKANAというキャラクターが出てきました。でもBIRTHのモデルがSPEEDだとすぐにバレちゃうのはイヤなので(なぜかこだわった)、ZONEやWhiteberryみたいにバンド形式にして、ももいろクローバーZみたいにメンバー各自にイメージカラーを持たせて、KANAは赤ということにしました。

なぜ赤なのかというとバレンタインっぽいからです。たぶん夏の話だったら青になっていました。

これ以上はネタバレになってしまうのですが、どちらにしても、ここまでくらいのことしか書けません。というのも、よく覚えていないのです。

もう2年も前の話だからというのもありますが、場所と設定が固まって、キャラクターが出てきたら、あとはなんかわからんけど、自分の中の隠されたARMSが発動して、邪眼でいい悪夢ユメを見ているうちになんか書けたわ……という感じなのです。

俺の中の俺じゃない俺が目覚めて勝手に書いていった感じ。週刊少年ジャンプで連載中の『ウィッチウォッチ』のマガミくんは狼男で、変身すると普段の人格から掛け離れた性格になって暴れ出し、その間の記憶は変身が解けた後は消えるそうですが、自分もそういう能力があるのかもしれない。

この能力をいつでも発動させられたらいいのですが、残念ながらランダムです。でも、ある程度パチンコ台で粘らないと確変が来ないのと同じで、ある程度は書かないと発動するものも発動しません。パチンコ台で粘っても確変が来ないことがあるように、下書きで粘っても発動しなかったりもしますが、諦めたらそこで終了ですよ。

まあパチンコの場合は人生が終了してしまう危険性もあるので、諦めたほうがいいこともありますが。自分は18歳の頃に秒で5000円を溶かしたのがトラウマで、それ以降はほとんど打っていません。じゃあなぜパチンコでたとえた。

前回以上になんの参考にもならんぞこれ。大丈夫か。でも気持ちいいから書くんですけどね。

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