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ぷらぷらり日記 2022.5.2 岐阜県大垣市

今日は電車で滋賀の「比良ひらとぴあ」という場所に行こうとしたのですが、電車が滋賀県内に入ってから、痛恨のミスに気づきました。

琵琶湖の周囲のJR路線は、琵琶湖の北側を流れる湖西こせい線と、琵琶湖の南側を流れる琵琶湖線とに分かれるのですが、「比良とぴあ」の最寄りである比良駅は湖西線の駅。

なのに、琵琶湖線を走る電車に乗ってしまいました。しかも普通ではなく新快速に乗ったので、すでにずいぶんな距離を移動してしまっている。これから引き返すのもしんどい。どうしたものか。

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終日500円の格安コインパーキングはある。

もうええわ!という感じで、終点の米原まいばら駅までやってきました。 

ひさしぶりに来ましたが、相変わらず東側は山しかない。もう片側の西側にはフレンドマートという滋賀を語る上で欠かせないスーパーと、近畿圏のチェーン店であるドラッグユタカ、あとレンタカー屋がいくつかあったりしますが、こちらは情報量が非常に少ない。

この情報過多な世の中にも、こういう場所があるのかと思うと落ち着く。とはいえ、近いうちに再開発をする計画があるそうです。

ふうむ。まあ、地域の方々の事情もあるんでしょうな。それなら米原市内にスーパー銭湯をつくってほしい……のだけど、難しいかなあ。この辺りは彦根の極楽湯くらいしかないので……。温泉はあるけどタクシーかレンタカーじゃないと行けない距離だし……。

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中段にいるのは、大垣市のマスコットキャラクター・おがっきぃ&おあむちゃん

さて、米原駅から今度は長浜というところへ行こうとしたのですが、電車の乗り場を間違えたらしく、気づいた頃には長浜行きの電車は去ってしまっていました。踏んだり蹴ったりだな。次の電車までの待ち時間は30分。うーん。

どうやら別のホームに停まっている大垣行きは、3分後に発車するらしい。じゃあもうあれに乗ろう。

さすがに日帰りで岐阜まで行くのは初めてだが、大垣くらいまでならなんとかなるでしょ……、と、草原が生い茂る風景を見て、自分を宥めすかしました。そして30分後に辿り着いた、JR大垣駅。

かつて大阪から名古屋まで在来線で行くという謎のチャレンジをした時や、大阪から松本まで在来線で行くというもっと謎のチャレンジをした時など、経由したことはあったのですが、この駅で下りるのは何気にはじめて。

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いちおう飲めるみたいだけど、やめときました。

岐阜県は地下水が豊富にあり、水の都として旧くから栄えてきたようです。かつては多くの家庭に自噴井戸があり、そこから水を酌んでいたらしい。いいなそれ。水道料金いらんやん。その自噴井戸の元祖といわれているのがここ。

かつてこの地でこんにゃく屋を営んでいた文七さんという方が、材木を打ち付けて自作の井戸を造ったのがはじまり。それが天明2(1782)年のこと。240年後の今も水が湧いています。

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男湯と女湯まちがえそう……。

かつて松尾芭蕉さんは、江戸(東京)から5ヶ月をかけて巡遊の旅をしながら俳句を詠みまくり、この大垣の地で『奥の細道』を完結させました。

なので、大垣市を流れる水門川の周辺は、ミニ奥の細道として整備されています。そこから少し外れた路地にさりげなく佇む銭湯、都湯。

なんともシンプルなデザイン。外壁に小さく屋号が書かれていますが、特に看板などはなく、一見では銭湯だとわからなさそう。   

大垣城の北部のこの辺りは、街並み全体が城下町の風情を残しているのですが、その都湯もまた、歴史の一部としてここに鎮座する。いつ頃の創業なんだろうなあ。

営業時間は18〜21時。営業時間は3時間という激レア銭湯らしい。ううむ。時間に余裕があれば入ってみたかったが……、もともと今日はこんな遠くに来る予定そのものを立てていなかったからなあ。この銭湯の存在を知ったのも5分前だし。また会えることを願って、歩を進めていく。

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ネオン看板が昔のガソリンスタンドみたい。

大垣駅から歩いて15分ほどのところにある、イオンタウン大垣。距離はそんなに遠くないのですが、徒歩だと住宅地を経由しないと行けない。

これ、昔はサティかジャスコだったやつだな……とすぐにわかってしまう隙のあるデザイン……などという言い方は失礼なのですが、サティ感を残したイオンとかジャスコ感を残したイオンとか、自分は大好物なんですよね。

駅から直結で行けるアクアウォークというクソデカ商業施設があるし、大垣市内にはクソデカイオンモールが他にあり、滋賀県から大垣まで出張してきたアル・プラザもあるみたいで、近隣に競合が多いのですが、末永く頑張っていただきたいところ。

建物からそこはかとなく漂う昭和感が実にいい。実際に昭和からある建物かどうかは不明だけど、調べてみたところ、やっぱり元ジャスコではあったらしい。

元々はテイセン大垣ショッピングセンターというところで、1980年頃にジャスコがそこに入居……みたいな流れの模様。細かいことはようわからんが、自分が感じた昭和の匂いはたぶん本物。

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東海地方を中心に展開するチェーン店らしい。

さて、目的地へ。本当は比良とぴあに行くはずだったのだが、どうしてこうなった。しかしこうなったのだから宿命である。宿命は受けるしかない。良さげなスーパー銭湯じゃないか。

このご時世だけに、この名前はちょっと気になってしまうが、例のアレが蔓延する前から営業していたのだろうし、ここに罪はない。名前のせいで避けられてしまったりするのだろうか?という心配はなんのその、普通に賑わっていました。

正直、サウナ客のマナーの悪さがどうにも目についてしまったのですが、さすが水の都だけあって、井戸から吸い上げたという水風呂は凄まじく心地良かったです。

露天にある温泉もまた、素晴らしいものでした。あんまり癖がなくてじっくり入れる。あいにく今日は曇りで星が見えませんでしたが、天気が良ければ絶景かも。昭和くさい字体のイオンタウンのネオンが見えるのは人によっては気になるかもしれませんが、自分はレトロイオン愛好家(?)なので、むしろこれは加点対象。

あとは、アクアレビュースリーという機械が楽しい。よくあるエステバスみたいなものですが、全身に水流が来て、アホほど刺激してくる。床面の近くに足を掛けられるフックみたいなもの(足を掛けるのが正しい使い方なのかどうかはわからんけど)があり、水流の激しさを弱・中・強から選べるのがうれしい。

湯船に木を浮かべた木化石風呂とやらはどういう効能があるのかは謎だけど、近畿で見たことがなくて新鮮。

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「You Don't Just Eat 'em」=「普通に食べるだけではなく、色々な食べ方を楽しんでね」だそうだが、普通じゃないプリングルズの食べ方をしたことないぞ……。

帰りにイオンに寄り、プリングルズのガチャをやってみる。このガチャ自体は地元の商業施設にもあるので、別に岐阜にまで来てやることもないのですが、なんとなく。  

1回200円。ハズレなし。1プレイで最大3個ゲットできる仕組み。2回やりましたが、どっちも1個しか出なかった。

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そもそもコンソメ味とサワークリーム味くらいしか知らない。

東京の名店カリー味と、牛丼味。どっちも初めて見る味だ。ちなみに牛丼味は自販機限定と書いてありました。プリングルズに自販機限定とかあるのか。というかプリングルズの自販機というのがあるのか。見たことない。

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水まんじゅうというのは水に漬けたまんじゅうで、大垣の名菓らしい。

おまけ。池田さんは本名ではなくペンネームらしい。マヂカルラブリーの村上さんみたいなものか。

このほぼ向かいに巨大なイオンがあるのが不思議。

おまけ2。めちゃくちゃ低いトンネル。トンネルの向こうは畑。

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