ドビュッシー 喜びの島、夢、 リスト 愛の夢第3番
ふわ~っと(なるといいなと)。
記事は、『喜びの島』をずっと弾いているのでその間のことなどを書いています。
ドビュッシー『喜びの島』
ドビュッシー『夢』(1年前に録ったもの)
リスト『愛の夢 第3番』(1年くらい前に録ったもの)
『喜びの島』
ずっと弾いている曲です。ちゃんと楽譜を開くと(音を間違って覚えてた!)と気付いて、長年の癖を取り除いて、どうにか弾き直したりしていました。
色々考えて、上手くいったり、いかなかったり、
結局、気軽に弾いてみることにしました。
楽譜立てには、どこかのお店で買った、オーケストラが描いてある五線譜ノートの表紙を置いておきました。 https://www.musenet.co.jp/365473
(間違った……)と思った所や、(もっと落ち着いていけばよかった)と思ったりしましたが。勢いを採って。
録音を聞いてみたら、いつものレコーダーの設定だと最後の方が音割れしてしまっていました。いつもは大きく弾いたつもりでも音割れしないのですが、電子ピアノがこんなに鳴っていたとは。それで、レコーダーの音量を小さめにして、電子ピアノの録音システムからレコーダーに再度録音しました。
~ ~ 以下、長々と書いてしまって、長くなってしまったのでついでに書き足していって、さらに長くなってしまっているので、お読みになりたい場合にはお読みになったり、読まなかったりで、 ~ ~
その昔、高3終わり頃だと思う(受験が終わったら弾こう)と考えていました。
一つとりあえず受かって、それまでこじんまりとした高校にいたので大学の広さや人の多さには驚いて、(何処か見つけないと)と幾つか回って、入った所があります。普段は課外活動用の小教室でアップライトを弾いたり話をしたり勉強したり、月に一度どこか大きめの練習室を借りて弾き合ったり、年に三回(だったと思う)演奏会を学内で行っていました。
子どもの頃から習っていた近所の(エレクトーン好きのカラフルな服を着ているおばあちゃんの)先生の所は高3の始めで(受験のためと)やめていました。子どもの頃のことはこちらに少し↓
それで、一人で、図書館でCDを借りながら弾き始めました。
楽譜に書いてある解説がわからなくて、わからないなりに、初めての演奏会で弾きました(たぶん弾けてなかっただろうけど)。
それからドビュッシーの曲を弾くようになりました。わからないなりにわかることを。
その後、就職してから、夜弾けるように電子ピアノを買って、楽譜に書いて解説などがわかるかなとジャズを習ってみたりしました。
それから、三回(だったと思う)転職して、真面目で比較的穏やかな人達が多い職場で、資格試験の勉強をしながら、慣れない仕事に取り組みつつ、同僚と話がはずむこともあってみたいに過ごしていました。
(この頃から、色んな人の所にいって、様々な感覚を思い出したり気付いていったりすることになりました。その頃には気持ち的には良くなっていたものの、その前から心身不調みたいなものがあり、病院に行っても「何も無い」と言われていました。そういうものは子どもの頃からでしたが、周り(家族等)にそういう人がいないので、どういうことかわかっていませんでした。今はネットに色々な人が様々な事を書いているので、自分の性質に気付いて、対処したり、活用することが、以前よりは容易になったのではと思います。)
それまで何年間か或る音楽教室でジャズ等をある女性の先生に習っていましたが、「(そろそろ)やっぱりクラシックを」と申し出て、その先生が同僚のクラシックピアノの先生を紹介してくださいました。(自分ではクラシックピアノの先生に出会えませんでした、)
ショパンのエチュードとバッハの平均律を1曲か2曲した後、発表会で何を弾きたいか聞かれて、これを最初から最後まで弾いたところ、少しずつ丁寧にみていくことになりました。2冊楽譜を持っていましたが、もう1冊、書き込みが多い楽譜を買いました。
未だとかダメとか電子ピアノなんかじゃとかおっしゃらず、怒鳴ったり愚痴ったりすることもなく、言葉を駆使したり、ピアノを掻き鳴らして示すのではなくて手を取って手指の感覚を教えてくださる先生でした。「(音楽教室でグランド)ピアノを弾き始めると、電子ピアノでなくてピアノの音になっていくわね}とおっしゃることもありました。わたしとしては逆に、家に帰って電子ピアノを弾くとグランドピアノの音を想像することができました。
大人になって長く習った先生のことをこちらに少し↓
(その先生が定年退職され、他の先生にも習ってみましたが続きませんでした。)(そんなわけで、ほんとに勝手に弾いてます。せっかく今まで弾いた曲があるから録音してみようと。とりあえず弾いておいて、もっといい環境が手に入ったらもっとちゃんと弾けるようにと。)
先程の続きですが、大人になって初めてのクラシックの発表会は、その時だけ、音楽教室の外のホールでした。
そこそこ、かなり緊張していて、椅子に座って、しかし、弾き始めたら、するするっと弾き続けられました。
最後の音、ピアノの左端を見たら、(黒い鍵盤が並んでいる)?????、一か八かで黒い鍵盤の隣の白い鍵盤を鳴らして、無事、音が合っていました。よかった。弾きやすかった。
ベーゼンドルファーのインペリアルという大そうなピアノでした。
(それから、インペリアルでないものの、お店で触って慄き癒されていたり、レンタルスタジオで弾けたときは静かに感動していたりしました。)
(その後の発表会はShigeruKawaiでした。聴く分には音がいいようでした。弾いている時のどっしり感はなかったと思います。)(今の電子ピアノは、2台潰して3台目なので少しいい物を買って、KAWAI EXのサンプリングらしいです。修理しながら年数持っています。ロゴは電磁波吸収の黒テープで隠しています。)
そんな初めて・一回目な感じがある曲で、ずっと弾いています。
てきとーに書いていきますと、
この曲は、#ド(#レ) シ #レ ソ ♭シ ラ #ド ファ ♭ラ ソ シ #レ ソで始まります。
G#5 F ♯5 5音目が半音上がっています。順番に弾くと全音階。曲の中で出てくる全音階のメロディーにつながっていくのでしょうか。
それと、下の音が半音ずつ下がっていってます。
始まっていくような感じなのでしょうか。波の白いところのようにも思うし、キューピットの囁きなのかもしれないし、心の動きなのかもしれない。
それから、シソ シソ ラファ~と左手でメロディのような、始まりのような音がします。
曲の中で、三度を押さえながらメロディや、三度をばらしてのメロディーなどが出てくることになります。
全音階の下行の後、
始まりのを繰り返して、
そして、#ド #ド ラ 汽笛のようなイメージなのでしょうか、リズムをとるアクセントのような音がします。
そして、左手が、ラミラミ~と若干アクロバティックに弾き始めます(ちょっと難しい、いや、けっこう難しい。手指の大きい人はそんなでもないのかもしれませんが)しかし、波の雰囲気でしょうからいい感じに弾いていきたい。
(この曲のおかげか、メンデルスゾーンの『春の歌』が子どもの頃より弾き易くなっていました。)
始めの方は、単音が多いですが、少しずつ和音が多くなって、緩やかなところもあれば、静かにキラキラしていそうなところもあれば、急に波が来るようなところもあれば、最後は華やかになっていきます。
符点のリズムやその他、うれしいような、たのしいような、なるべく軽やかにしたいようなそんな感じもします。
そして、一番上のラの後、一番下のラで終わります。
今回弾いていて気になったことは、
A13
和音、二音のクラスタで。 A9 13
始めに出てくるシ #レ ソに、ソ #ド ファが付けられた。バスAが省かれた A7 ♭13
緩やかなところで、左手にド#はないが右手で弾いている。 A13
最後の華やかなところで、右手と左手で (右手でメロディーに合わせて音を下げているだけかもしれないが)A9 13
和音の中に七度
A /G #5 全音階
少し曲調が引き締められる感じもします。
バスが長く続いていたり少しだけ動いたりしていますが、曲の節目で(C、ハ長調でいうと)ソ―ド、ファ―ド、シ―ド、♭レ―ドなどが入っています。
流れ過ぎない感じもするかなと思ったりもします。
wikiを見たらリディア旋法と書いてありました。
そういえば。ずっとこの曲を弾いていると(変わってる)と思わなくなっていました。
通常のA(イ長調)は、ラ シ #ド レ ミ #ファ #ソ ラですが、たしかに、この曲では、レが#レになっています。
ただ、始まりは(別の理由からか)#ソでなくてソです。(なので、#ソ―ラのはっきりしたちょっとキツめの感じはないように思います。)
緩やかなところで、行き(上に)は#レだけども、帰り(下に)の和音はレだったり(楽譜の解説によればロクリアンらしい)。
#レになってると、明るさが増している感じもします。
最近、練習しながら、即興したものです。
ドビュッシー『夢』も載せました。一年前くらいに録ったものです。(改めてきくと最後の方が間延びしているような気もしますが)。
出だし、左が ♭シ ド レ ソ、右が ソ レ ミファソ ミレミドミレで、♭シ ド レ ミ ファ ソで、♭シから四音目が♭ミでなくミで半音上がっている。分析すると正確には違うと思いますが、上の喜びの島と少し似ているかなと。
こことあそこの間、寝ているときの夢か、こうなったらいいなの夢か、夢と現の合間とか、そんな感じで弾いたと思います。
『喜びの島』に戻りますと、
拍子が4/4で始まり、3/8になり、4/4に戻るものの、3/8になります。最後に始まりと同じものが出てきますが、その時には4拍子の中ではなくて3拍子になっている、という。
Retenuが一か所書いてあり、あと、拍子にフェルマータがあるが、他は書いていないから、これは(やたらとしたらだめなものかも)と思って、なるべく次に素早く進むように心掛けるようにはしました。
pp等で左のペダルを使うと書いてある楽譜もあるのですが、この電子ピアノだと音がくぐもるので、弱音ペダル無しでなるべく小さく響くようにしました。
電子ピアノは底が固く、大音量が出ないとか、音色もさして変わらないとか、しかし、それを言っていては電子ピアノが拗ねてしまうだろうから、そうではなくて、そこは気持ちで。
この曲を結婚パーティーで弾いたことがあります。そのときは新婚旅行のイメージで弾いていたのですが……
この曲はある絵から影響を受けたらしいです。楽譜の解説には、ヴァトー『シテール島への船出』と書いてありました。シテール島はヴィーナスの島だそうです。たしかに(船出って感じがする)と思っていました。
しかし、現在では『シテール島の巡礼』という題名で、島には既に着いていて、これから帰るところらしいです。
それと、(今は検索で出てこなかったのですが、)絵に男性と女性が何組かいるのですが、女性の服装が正妻のものではなく娼婦のものだというのをどこかで読んだことがあり、結婚にふさわしかったものか……と考えたのですが。
今検索できたところでは、独身者がその島に行くと伴侶を得られるということらしい。それならまだいいか。
結婚パーティーでいうと、リスト『愛の夢第3番』を弾いたときもあります。
こちらの曲は、今検索した限りでは、実はリストの歌曲が元らしく、歌の内容は大丈夫そうだった、よかった。死ぬまで愛せみたいなことで、かなり強そうなんだけども。
リスト『愛の夢 第3番』も載せました。一年前くらいに録ったものです。(改めて聞くと、隣の音も鳴らしてしまってたりしてるのですが。)
弾いていた頃は、結婚が題名に入っている絵がきれいなアニメを見ていました。
気持ちを懸命に抑えつつ、大きな声を出したくて声が出ないみたいな感じで弾きました。
この曲も、小学校高学年~中高生くらい?忘れたけど、ずっと弾いていて、たまに弾く曲です。
ピアノを弾き続けると、
手指は動くようになるかもしれないけれども、
首・肩・腰、ひいては体の各部が凝ったり固まったりしてきて、痛くなったり、血(栄養、酸素など)が(臓器、頭などにも)通わなくなったり。手指腕にも支障が出るので。
根詰めず。体や神経の各部を意識したり、動かしたり、感謝したりしながら。
こちらに色々載せています。よろしかったら~。
作曲家別