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新卒で入社した会社がブラック企業だと思ったワケ

前回は、新卒で入社した会社がブラック企業でした。と言う話を就活と研修と初出勤4月1日の日の話からお伝えしました。
今回は、それでも私は続けられるところまでお仕事を続けたのですが。その間の事を書きますね。

※パワハラ的内容も中にはあります。不快に感じる方は、ここでお辞めいただきたいと思います。
また違う記事に目を通していただけると、嬉しいです。


新入社員で入社した会社では、1年間に営業さんが8名退職しました。
それも、皆さん1か月~3か月。短いと3日程で…。
唯一1人だけ、10年ほど技術職として働かれていました。その方も私が入社して営業さんが続かないため、営業職に職種変更されました。

なぜそんなにも、人が辞めていくのか?
それは、週に一度だけくる本社の部長が鬼パワハラだったからです。
毎日午前午後に電話が鳴り、「今日はどこに行くんだ?はあ?○○は?△△は?すぐ行け。早くしろ。何やってんだ。お前は毎日毎日、お気楽ですね~。ガチャッ。プープー。」
これは営業さんへの電話です。

私への電話の場合は、私がお手洗いに行く5分くらい、電話を他支店に繋いでおくのですが、お手洗いから帰ってくると電話が鳴り
「どこ行ってんだ。お手洗い?そんなに時間はかかりません!仕事さぼってますか?」と言われたり。一人事務なので、誰かに任せることもできずにトイレに行くにもヒヤヒヤしながら過ごしていました。
いつも遠隔のWEBカメラを私の事務机が移る角度にセットされて、ほぼ監視状態。
お昼休憩に電気を消し忘れていたら、WEBカメラで見たのでしょう、即電話。
「電気を消せ。もったいねえ。」
本当に、落ち着かない社内でした。

見積の確認FAXを早く送れ。と指示があった後に
「○○の見積もりまだか?こことここも単価を何円に変えて作りなおしてすぐ送れ。△△の案件のも一緒に送って下さ~い。はやくしろ。ハリーハリー。ガチャ。プープー」これは、日常茶飯事でした。
ハリーハリーってなんやねん?!ですよ。(笑)

さらに週に一度来社されるのですが、もう心臓が苦しくなるほどに緊張感でその日が来るのが怖い思いでした。

午前中に一度来社して、営業さんと一緒に営業先へ出る30分弱の間に
・見積確認と修正があれば、即修正とプリントアウトと製本(簡単な)と捺印。
・お昼に戻られた用の昼食の有無の確認。
・急に決まる夜の会食の会場確認。
・営業さんの中途採用のエントリーや面接予定者のご報告。
一刻の猶予のない30分でした。

そして、段取りが悪かったり、提出した書類のミスがあると、ゴミ箱に書類を捨てられました。
そして、「お前が入社した時の自分の履歴書もってこい!」なんて言われたり。
もうクタクタでした。
このドキドキを毎週味わうことは決定事項なのです。

そして、入社して2か月がたった時、本社から「そこの支店を移転するので、○○駅から徒歩3分以内のテナントをピックアップして書類にまとめて提出してください。」
「ん?」ですが、私はやりました。
提出すると、本社で決めたのでしょう。次の指示は、
「引っ越し業者を選定したいので、見積もりを3社~4社とって書類を送ってください。」
「私?…。」と思いながらも、私はやりました。
見積提出後に本社で決めたのでしょう。
「引っ越しの日程はそちらで決めて、ここの業者に決めたので連絡して引っ越しまで遂行してください。日程はご連絡ください。」
「え?私が?」と思いましたが、当時の営業さんと相談しながら決めました。

でもね、引っ越しの前にも営業さんは辞めていくのですよ。もうハチャメチャ。唯一の技術職から営業に変わったFさんだけはいる予定だったんですが、急遽Fさんも営業で他県に行くことになり。結局、支店の引っ越しを一人ですることになったのです。
とんでもないですよね。

入社して3か月目の7月に、支店の引っ越し作業と完了までを私がほぼ一人ですることになったって話です。

当日は、引っ越し前の支店のビル管理室の人や電気関係の業者の方との立ち合いや、引っ越し後のテナントの配置の細かな指示もやらなければならず、一人で行ったり来たり。オフィスカジュアルが汗でビタビタでした。

思い出した!新しい移転先の棚や机などの配置も、私が設計して(簡単なパワーポイントで作ったと思います)本社に送りOKが出るまで修正していました。
私ってば、設計やインテリアの配置学んでいませんよ。
火事場のバカ力が常に出ていた興奮状態だったからできたんだと思います。

そして、移転先のPCの配線もやりました。プリンターだって、WEBカメラだって。明日出勤したら全部使えるようにしました。。。一人で。

営業さんが帰ってきたのは午後の20時くらいだったと思います。
ちょうどその20分前に引っ越し業者さんも完了。

こんなの一人ではできないよ。って泣きたかった。
引っ越し業者さんだって4人くらい来てくれているのに。なんでこの会社からは新卒3か月目のペーペー1人しか出せないんだよ!って。

引っ越し業者さんも「会社の引っ越しをまさか一人で?とは思いました。お疲れさまでした。」と言ってくださって、そこで一気にホッとして涙が出そうになりました。

営業さんの唯一の一人Fさんが帰ってきて、「今日は部長の案件が入ったので引っ越しを手伝えずにすみませんでした。これ一人でホントにやったんだね!すごいよ。ありがとう」と。
私は力尽きて、「大変でした。。。。」と言う以外の言葉もなかったです。

これが新卒入社3か月目までの話です。

ブラック企業に勤めた経験がある方に、あの時の自分はよく頑張ったよねって胸を張って生きていって欲しくてこの記憶を思い起こしています。

そして、そこからどの様に人生を変えていくのか?
抜け出していくのか?そんな話に繋げていこうと思います。

良かったらまたご覧いただけると嬉しいです。
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私は今までの経験から、ゆるくしなやかなメンタルを築き上げる事の大切さを実感しています。
そしてそのメンタルが私を支えてくれています。
挫折や苦悩も打ち明けてみると、行動する力も少しづつ取り戻せて行きます。


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