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日々を綴ること。日常系noteが好き

週明けから末っ子が体調を崩してしまい、とってもさみしい気持ちだった。
子どもの体調不良はいつまでたっても慣れないしさみしい。

晴れない気持ちでいた週半ば、ふと開いたそばさんのnoteにこんな言葉が書かれていた。

You made my day!

あら、元気のよいこと。いいねぇ。
と読み進めてリンクを開いたら私もあっさりも day をmadeされてしまったのだ。

大好きなぽこねんさんにこんな風に読んでもらえていたこと、私も大好きなnoter さんたちが一緒に紹介されていたことがとっても嬉しかった。
その日一日どころか、今も絶賛るんるんで、なんならもう年内ずっとるんるんでいられる気がする。

お気づきの方もいらっしゃるかと思うのだけど、私は何を書いたらいいのかずいぶんと悩んできた。
夫はいつも「自分が書きたいことを書き続ければいい」と言ってはくれたけれど、書きたいことを意のままに書きなぐっていたら日常のいいこと悪かったことばかりになってしまう。
なんの知名度もない田舎の片隅の主婦の日常を読んでくれる人がいるのだろうか。
私の中の迷いはなかなか消えなかった。
けれど、私にはなんのノウハウもなければ気の利いたライフハックも書けそうにもない。
日常のとるに足らないことを書くしかないのだ。
「書く」を続けたい一心で、日常のことを書き連ねた。

ぽこねんさんのnoteにも登場している、大旅そばさんニシカワの日記さん、ゆみっぺさんなんかは私も大好きでよく読ませていただいていて、それぞれの目線から広がるの日常の景色に何度もうっとりした。
鋭かったり淡かったり鮮やかだったり、それぞれの持つ感性がきらりと光っている。
日常の些末なことのどこにスポットを当てて、どう描くかにその人がよく表れていると思う。読むごとに書き手に立体感が増してくるような気がするのが日常系noteの魅力だ。図々しくも、すぐそばにいるお友達、のような気持になってしまうのだ。
みなさんいつも素敵なnoteをありがとう。

さてさて、前置きが長くなりましたが、ぽこねんさんのハッシュタグに乗っかります。

私のおススメ日常系note

フォローしている方たちは漏れなく皆さんおススメなのだけど、今回は日常系noteというくくりで僭越ながら紹介します。

●MOMOさん

ぽこねんさんのコメント欄にも書いたのだけど、こちらで改めて。

文学的で静謐な文体でありながら、その内容のばかばかしさ(褒めてます)のバランスがたまらない。なんてことのないことを独自の目線で思いもよらない方向に導いてくれるので、毎回惚れ惚れするやら可笑しいやら、とっても楽しい。
なにを栄養に書かれているのか知りたいので、おススメ図書とかも書いてほしいなぁ。

ココイチのスープカレー
ココイチのスープカレーのおいしさを職場の方に伝えた、というだけのことをこんなにも豊かに面白く書けるなんて!と驚愕した回。やるねぇ、と膝を叩く心地だった。

●unmakoさん

そばさんのnoteでも紹介されていましたね。
かぶっちゃうけど私も書きたい!

一週間のまとめ日記なのだけど、いいことも悪いことも淡々と素直な気持ちで書いているのがすごく伝わる。
読み手を意識してません、あくまで自分の記録用です、と思わせるところにまこさんの魅力がある。リアリティという贅沢。
まこさんはコンテンツがほしい、と以前書いていたけど、日常を素直な感性で切り取れるセンスがもうコンテンツだと思う。
あと、食べ物の記述が多いのできっと食いしん坊だと思うな。ふふふ。

2018/10/29-11/4の振り返り日記
この週はとっても共感が深かった。
やりたいことや、母としての葛藤、かと思えばクリスマスコフレ、そして美味しいもの、そう、全部あるよね、と深く頷いた。

●内橋可奈子さん

子どもたちに俳句を教えている内橋さん。
エッセイでありながら詩を読んでいるような凛とした澄んだ気持ちにさせてくれる、透明度の高い文章。
目線もとても柔らかで、特に子どもたちとの交流をかいているnoteではそのまっすぐな視線にはっとしてしまう。
同い年だけど私が置いてきてしまったいろんなものをまだ持っている純粋な方なのだと思う。

20181110 どんぐりを並べて兄のところまで
ともすればちょっと生意気な自信たっぷりな女の子、彼女の背中にかけた内橋さんの言葉がとても好き。

●ハタモトシンイチさん

「日常の一コマ」の写真を撮っているハタモトさん。
みんなのフォトギャラリーでお世話になった方も多いのでは。
もちろん私もお世話になってます。
ハタモトさんの写真の中で、お鍋の中を覗くシリーズ(勝手に命名)が好き。まだ料理になる前の、作り手しか知らないはずのその表情を切り取るセンスがとっても素敵だと思う。
みんなは知らないその瞬間に光を当ててもらえて、お料理も嬉しいんじゃなかな、と少し照れ臭いような気持になる。

マッシュルームスープ
前日のスープに入れるはずだったのに忘れてしまったマッシュルームを主役にしたスープだそう。
マッシュルームにいろんな感情移入をしてしまう写真。好き。

日常が好き

そばさんのコメント欄で図らずも明らかになった、日常系noterたちのムーミンマグの所有率の高さ。
このnoteを書いていて気が付いたのだけど、日常系noteって絵本のようなあたたかさがあるのだ。
絵本って例えばおもちゃ箱の中とか、一本のクレヨンとか、夕飯のカレーとかが主役になることが多くて、子どもの頃はその世界に夢中になって心を弾ませていた。
あの時感じた、目の前にある物語、それが日常系noteの醍醐味じゃないだろうか。
そう考えると、ムーミンマグの所有率にも頷けるような気がする。

思えば私はスケールの小さいことが好きなのだ。
映画でも、小説でも、どこかの誰かのささやかな日常にフォーカスを当てたものが好きだ。
誰かの暮らしの中の困ったことや嬉しいこと、かなしいことや逃げ出したいこと、そんな小さな事々が愛おしい。
ああ、私も君もどこかでちゃんと生きてるね、そんな励ましにも似たような気持ちになる。
派手なことにも華やかなことにも憧れるけれど、私はやっぱり暮らしが好きだ。

物語はいつも目の前にあるよね。


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