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才の祭小説(中くらいの箱)

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才の祭応募の小説を集めました。楽しんでください!!
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#愛

くだらなくて、でも。

「お願い。おごるから!」 全くそそられない彼女の誘いに頷いたのは、昨年、彼氏と別れたと目…

望月みや
3年前
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タローがくれたクリスマスプレゼント[企画参加・ #才の祭り]

うちの飼い犬のタローは人見知り 家族以外にはなかなか心を許さない子 18年前のクリスマスイ…

#才の祭   題名は 無題 です

いつのころか動物界にも やっかいな病気が流行りだしました 森にすむ動物たちは 毎年クリス…

小説? CHA-BU-D, 愛

CHA-ちゃぶだいは喜びました。 赤ちゃんが生まれたのです。ちっちゃいお口にちっちゃいおてて…

愛のショートショートケーキ

「ショートショートって何?」 「さあ。」 「愛って何?」 「さあ。」 「ショートケーキっ…

文鳥が唄う愛の歌

我が家にはオスの文鳥が2羽います。 名前はアンとコロと言います。 我が家に2匹をお迎えしてか…

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太陽に刺さった塔:ショートショート

太陽に刺さった塔街には孤高の塔があった。人々が見上げるその塔は一人で佇んでいた。本当は寂しい心を隠して、その代わり高く高く立っていた。 高く高く高く高く。あまりの寂しさに高く高く立ちすぎた塔は、とある夕方、赤赤と沈む太陽に刺さってしまった。塔は熱っと言い、太陽は痛っと言った。でも、太陽はなぜか嬉しそうに輝き、そして沈んでいった。 --- --- --- --- --- --- --- --- 夜の塔は 天頂が赤く赤く燃えていた。 なんでも、太陽に刺さったらしいよ。

真っ赤な手袋【才の祭】

人生って幸せと不幸のバランスが上手く調節されているのかもしれない。私の人生、19歳までは常…

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♯ゆめのちからⅡ

画家 ゆめの 【ぜんぶ、愛だった】 【企画】画家 ゆめの×「再生」【ゆめのちから】 こちらの…

私小説? 日記? 贈り物

今までに大切に愛されてきた記憶をたどる。 今までに大切に愛してきた記憶たどる。 贈り物な…

たった1人のあなたへ 〜#才の祭 小説部門

「購入のお知らせ」が、ピコンとメール受信音と共に、ポストに入る。 これは、すぐに開封しな…

夕凪遙
2年前
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【企画小説】Crossing

ビューラーでまつ毛をクイッと上げ、いつもより丁寧にマスカラを塗る。それから目尻に沿うよう…

#才の祭 『2人の愛の物語(小説)』|あのクリスマスの日は永遠に続く

大きなクリスマスケーキを買ったね。 覚えてますか? ケーキ屋さんで、大きな苺が乗っかった…

ブラックホールに愛はあるか

ぼくは誰からも愛されていない。ブラックホールは悲しみました。 ぼくを愛して、愛してよ! ねえ、愛して? そう言ってブラックホールは皆に近づくのに、周りの皆は逃げてしまうか、ブラックホールに吸い込まれて壊されてしまいます。 ブラックホールは愛を探して、宇宙中をさまよいました。 他の星々は輝いているのに、ぼくだけが闇。 命を育む星もあるのに、ぼくだけが闇。 愛を語り合う生き物のいる星さえもあるのに、ぼくだけが闇。 ぼくだけが闇。 愛をちょうだい? ぼくに愛を。愛