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自分にとっての幸せって何?~31歳になる前の備忘録~

いろいろ辞めました。

最近大きな出来事がありすぎて、一度自分なりに整理してみようと思い、1年ぶりにnoteを開いた。

自分にとってこの1年は本当に大きな変化があった年であり、「大事なものは何なのか」という根源的な問いの現状の答えが出た気がしている。

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1、ドラマ部、辞めました。

まず、社内で部署を異動したこと。これは大きかった。

入社当社から希望していたドラマの制作部署で助監督として3年半ほど働き続けた結果、やはり自分には対外的な要素が必要だと思った。どうしてもドラマの世界はチームで動くために対内的な交渉や働き方が多く、いわゆる「取材」という行為が毎日のようにできるわけではない。そのことを知って分かったことは、”最終的に誰に番組を届けたいのかボヤける”ということであった。

いくら視聴率が良くても大はしゃぎするほどの嬉しさはなく、ゴマを擦ってくるマネージャーはいくらでもいるけど、役者に褒めてもらえるわけでもなく、上司に褒められてもそれほど大きな喜びはなく、じゃあ誰に喜んでもらえるのが一番嬉しいんだろう…。そう考えたときに、以前幾度となく作ったドキュメンタリーや短い企画の際の経験が思い出された。

やはり、協力してもらった、取材させてもらった当人に「良い番組だった」と言ってもらえるのが一番うれしい!

単純なことだけど、営業をしている人も同じ感覚なのかな?テレビマンとしては、目の前のお世話になった方に喜んでもらえるのがベストだと気付き、その実感が得られる、特に若い人を応援するような仕事ができる部署に異動希望を出し、無事認めてもらえたのです。

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2、友人への躊躇、辞めました。

次に大きかったのは、個別の番組の経験になるので、公に言えることではありませんが、とにもかくにも「友達を大事にしよう」と本気で思えたことだ。

少しでも自分に関わってくれた人、自分についての記憶や思い出を持っている人、この人たちは自分を形作ってくれた大事な大事な人だと気付けた。だからこそ、これからも関係を続けていきたいし、大事にしたいと思えた。

逆に言うと、自分はその人たちの一番になることは難しいけど、誰かと誰かを繋ぎ合わせるくらいの作用はできるということにも気づいた。

元々幹事キャラだったのもあり、そういうおせっかいが好きな性分なんだろうなとも思った。望む人がいれば、いつでも協力したい。仕事でも同じようなことをしていきたい。「新しい出会いを作る」「これまでの関係性を持続させる」これを自分のライフワークにしたいと思っている所存。

「あの人、僕のこと覚えてるかな?」そんな忖度やめよう、逆に連絡先知っているだけチャンス!そう思えるようになりました。

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3、会社に縛られるの、辞めました。

最後に、自分のスキルを会社外でも磨いていきたいと思った。

取材・インタビュー、映像ディレクションならびに編集、放送用のナレーション作成などなど…。社会人9年目ともなると、ディレクターとしてのスキルもそれなりには積んできた。

このスキルを社内だけでなく、一般的に通じるように磨いていかなければメディアに関わる1人のクリエイターとしてこの先はないかもしれないと思うようになった。

そのためには、少し無理をしてでも社外の活動にボランティアで参加する必要があったため、起業した友人などのやりたいことを少しお手伝いすることを積極的に願い出た。

そのような数人の友達を手伝った結果分かったことは、僕は「自分が魅力的に感じている人にしか力を注げない」ということだった。ボランティアだからこそ、副業禁止でお金をもらえないからこそ、何のために手伝うかとなると「その人に喜んでほしいから頑張れる」と思えるかどうかが非常に重要である。

ある友人の手伝いをしていて、映像に関わる事業を1から作り上げる際に、最初は彼のコンセプトに共感して、どのようなコンテンツにすべきか、製作フローをどうするか、これから量産していくためのマニュアル作りなど、会社で丁寧に仕事をするクオリティで時間を捻出して3か月ほど関わった。

やっていることには共感していたのだけれども、最終的に降りようと思ったのは、その友人の仕事の仕方が雑で、情熱に見合っていないような気がしたからだ。彼に、責任感があまり感じられなかった

人に任せるのは大事だが、個人的には一緒に考える人ではあるべきだと思っている。しかし、彼は映像がメインコンテンツであるにもかかわらず、考えることを放棄して全て僕に投げつけてきたのだ。しかも適当に。

しばらくは耐えていたが、さすがに無償でやるには辛すぎると判断し、丁重にお断りした。

この経験から分かったことは、4つ。

1、無償で仕事を引き受けるなら相手の信頼関係がかなりズブズブでないといけない

2、人の下で自由に働く方が能力を発揮できるタイプである

3、会社を辞めたとしても何かしら仕事はできる(という自信がついた)

4、テレビの仕事が好き

色々外を見てみないと分からないことは多いものだなーと思った。良い経験を30歳のうちにできたなと感じている。

本業に軸足を据えながらも、今後も何か手伝いをしてほしい人がいれば、できる範囲で協力していきたいと思っている。

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最後に…

以上、仕事関係がメインだが、考えの変化が目まぐるしく起こった1年だった。

つらつら書いてきたが、仕事のことを色々考えられる幸せは、やはり一番近くにいてくれる人=家族(妻)の支えがあってこそだと思っている。

嬉しいことに新しい家族も増えそうな今、自分のことを一生懸命考えることで、家族に経済的にも精神的にも恩返しできるような人生を送りたいと思う。

そんな誕生日前の30歳。人生はまだまだこれから。

よろしければ怠惰な僕にサポートのお恵みを…。あ、でもお金を簡単に与えたらもっと怠惰になっちゃうから、ダメか(笑)