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「ナチスのキッチン」〜栄養学という科学の歴史と裏側を知る

ようやく「ナチスのキッチン〜食べることの環境史」( #藤原辰史 著 )
449ページを読了しました。スタートは2月13日で、大学院の卒業と入学と他の本を読むのを挟んで2月弱くらい舐めるよう読書メモ(グラレコリーディング)をとって5月10日ゴール。

台所という空間と機能と技術(家政学)の歴史を辿っていくと、、後半に出てきたのが「栄養学」という科学であり、この科学がナチスの支配のためのメディアとして存分に機能したというオチ?には栄養士として衝撃を感じずにはいられませんでした。

栄養学をメディアとして扱いたいと考えて大学院で学んでいるのですが、過去にそういう歴史がありそれを今も引きずっているという脈絡にたまげてしまいました。

これは栄養学に限ったことではないのですが、、それにしても栄養学が主婦と台所に浸食し支配していったというネガティブな歴史を知ることは、とくに栄養学を扱う人々は認識せなあかんと強く感じた次第です。

読書メモはA4に16枚にわたりました。

読書メモ2ページ目

あくまでも自分が本を読むためのメモですが、登場人物はかなりしつこく調べて書きました。↓は取り込んだPDFリンクになっています。

栄養学を学ぶ中で、こういう歴史を長いスパンで学んできた経験がないのと、社会学分野の概念や言葉にあまり馴染みがなかったので読み込むのにけっこう苦労しましたが、グラレコリーティングでなんとか着地しましたよ。

またまだこの周辺を深掘りしていきます。

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