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エンジニアこそ運動しないと損

こんにちは。PHR事業開発部の加藤です。

しばらく技術的な記事が続いてたので、少し違う趣旨の記事を書いてみようと思い、こんなタイトルの記事にしてみました。いきなりですが、「エンジニア」と「運動」と聞いて、みなさんどのように感じますか?真逆の存在に近いと思う方もそこそこいらっしゃるかもしれませんね。
でも、システムエンジニア=自身の頭脳をフル活用して業務を遂行するからこそ、運動することはとても有益だと思います。この記事では、主に「BRAIN 一流の頭脳」という本にまとめられている情報の一部と、私の実体験からの感想から、そう思う理由を紹介していこうと思います。

運動が脳に与える影響

まずは、運動(ここではジョギングや筋トレなど比較的シンプルなもの)が脳にどんないい影響を与えるかについて、上で挙げた「一流の頭脳」にある内容から簡単に羅列していきます。影響としては、論理的思考力、理解力、集中力、記憶力の向上、モチベーションアップ、創造性アップ、感情の抑制、リラックス効果やストレス軽減の効果等とかなりあるようです。(細かくあげるともっとありますが、いったんはこんなとこで)この影響は、運動することによって脳に血流が多く流れるようになることと、脳内でドーパミンなどの脳内ホルモンが分泌されることが主な要因で引き起こされているとのことです。
どうでしょう?エンジニアとして仕事するうえで、どれもあって困るものではない能力ではないでしょうか?では、次から運動(ここでは有酸素運動と筋トレ)がどのような影響を及ぼすのか、本の内容をメインに書いていきます。

有酸素運動の効果

最近は、コロナによる外出自粛やちょっと前のランニングブームも手伝って、走ってる方結構いますよね。在宅で家の外に出ないから、体を動かすために始めた人もいるのではないでしょうか。私は、在宅勤務の日は毎日朝からランニングするようにしています。ランニングなどの有酸素運動の効果は絶大です。ただし、効果が表れるまでにかかる時間は様々で、理解力、集中力の向上、創造性、モチベーションのアップ、は運動後すぐに効果が表れ、数時間程度持続しますが、論理的思考力や記憶力の向上、感情のコントロール、ストレス耐性等については、効果が表れるまである程度の期間が必要みたいです。前者と後者の違いは、影響を及ぼすメカニズムの違い(エンジニアってこういうこと知りたくなりますよね。なりません?)によるもので、前者は主に脳内の血流増加や脳内ホルモン(ドーパミン)等による活性化によるもの、後者は運動することによって脳内の構造だったり、関連する部位間(海馬と偏桃体とか)の連携機能の強化によるもののようです。アプリケーションと同じで、なにかを作り替えるのには時間かかるのと同じかなと思います。

筋トレの効果

筋トレも定期的に行っています。週1回は家の近くのジムに行って結構くたくたになるまでトレーニングしたりしてます。翌日は筋肉痛がやばいです。
筋トレの脳への影響は、主に記憶力の向上にあるようです。本書に記載されいている実験の結果によると、有酸素運動は暗記(単純な記憶)、筋トレは連想記憶(顔と名前などを関連づけて記憶すること)の能力の向上に効果があるということが報告されています。この連想記憶を鍛えると、たくさんの情報を記憶しやすいだけでなく、1つの記憶から芋づる式に記憶を辿ることができ、記憶の効率がいいと思います。例えば、ある技術知識(プロトコルとか)を単体で覚えるのではなく、関連するものや似たようなものを同時に覚えておくことで、知識の引き出しが多くなり、実務にも有効かなと思います。(余談ですが、私は英単語を覚える際に、この連想記憶を活用する方法で覚えるようにしています)

個人的な感想

じゃあ、実際運動やってみた感じどうなの?ってとこを書いていきます。

ランニング

上に書いた通り、在宅勤務の日は朝からランニングしています。感想としては、雨などの理由でランニングできない日に比べて、朝の始業時の頭がスッキリしてて、スタートダッシュが切れるし、長い時間集中力を維持できると思います。結果として、アプリケーションの構成検討や設計などの頭を使って考えるタスクも、実際にモジュールをプログラミングしたりサーバ環境等を構築する作業系のタスクも捗っていると感じています。朝一のミーティングもその状態で参加できるので有意義だと思います。唯一のデメリットとしては、前日帰宅が遅くなって睡眠時間が短かったときなどは、始業時に少しだけ頭の回転が鈍り気味です。ただ、これも業務始めてしまえば徐々に靄が晴れて、集中力を維持できるようになることが多いです。

筋トレ

これは、脳への影響という観点だと、ランニングほど直接的ではないですが、知識系の理解と暗記には効果があると感じています。私の場合、英語だったり、こういう脳科学系の本だったり、ファイナンスだったり経営だったり行動(社会)心理学だったり、興味のある本をかたっぱしから読むことも習慣になっているので、記憶力が上がってくれることは嬉しいですし、関連しないような情報と情報が意外なところで連想できて記憶できることもあり、筋トレの効果も多少あるかな?と思っています。あと、これも副次的ななものですが、ジムのトレーニングでくたくたになった日はすごくよく眠れます。そうすると翌日の朝は頭がすごくスッキリして起きることが多いです。なので、たまには肉体的な疲労から睡魔に襲われることも大事だなと思っています。

オススメの運動

じゃあ、オススメの運動は?と聞かれたら、個人的にとりあえずは有酸素運動かなと思います。それもあまり運動強度の高くないウォーキングかジョギングあたりから始めるといいみたいです。運動時間は少なくてもいいようですが、週3回で30分以上できると脳への効果を高めやすいとのことでした。もちろん筋トレもオススメです。あとは、運動強度が少し上がりますが、HIIT(High Intensity Interval Training)は最短4分とかでかなり運動量があって時間効率が良いので、時間がないときなどはよくやってます。

まとめ

ということで、エンジニアにとっての運動について、「BRAIN 一流の頭脳」にある内容と、個人的に運動することで思ったことを書いてみました。
ちなみに、本書には、運動しないと頭の回転が鈍くなるという研究結果も載ってました。エンジニアの方々、これから涼しくなっていきますし、朝少し早起きして、気分転換に外を散歩してみてはいかがでしょうか!?