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旅猫リポート(2018)

大好きな人とずっと一緒にいたい
言葉の分かる“ツンデレ”猫が泣かせる

『図書館戦争』『植物図鑑』などの人気小説家、有川浩の作品の中でも、1、2位を争う高評価を受けていると話題の原作が2018年に映画化されました。

心優しい青年・悟と、飼い猫・ナナの絆を描いた、切なくも温かいロードムービーです。

【ストーリー】
悟(福士蒼汰)は、ある事情で、手放す決心をした、愛猫ナナの新しい飼い主を見つけるため、信頼できる友人たちの元へ向かいます。しかし、何としても悟の元を離れたくないナナは、行く先々で必死の抵抗を見せます。小学校時代の親友・幸介(山本涼介)のところでは頑なにゲージを出ようとせず、高校時代の同級生で夫婦となった杉(大野拓郎)と千佳子(広瀬アリス)のところでは、2人の飼い犬にケンカを売り、大騒ぎに。困り果てた悟は、小さい頃からお世話になっている叔母(竹内結子)の福岡の家にたどり着きます。

懐かしい人々との再会とともに描かれるのは、悟の悲しい過去。それは小学生が受けるにはあまりにも大きな痛みで、涙が止まらなくなります。そんな傷を抱えて生きてきた悟の心を癒したのが、猫たちでした。

小学生の頃に家族として迎えた捨て猫のハチ、そして、大人になり、運命的な出会いで繋がったナナ。大人になっても試練が続く悟に、ナナがしたことは……。

悟を大好きでたまらないナナの視点を盛り込んだ構成が本作の妙味。ツンデレぶりが愛らしいナナの心の声を、高畑充希が軽妙に演じて、楽しませてくれます。

クライマックスは、ナナの迫真の“演技”に注目。悟とナナが純粋に互いを思う姿が涙を誘います。笑いと涙に溢れた感動作です。

竹内結子さんの朗らかで温かい笑顔に会える作品でもあります。
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