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グランツーリスモ(2023)

ゲーマーからプロのカーレーサーへの挑戦
本格的なカーレースシーンが楽しめる

ソニーのゲーム機、プレイステーションのドライビングゲームソフト「グランツーリスモ」は、本物さながらのカーレースが体験でき、世界的な人気を集めています。

2008年、日産はリアルなドライビングテクニックが必要な「グランツーリスモ」を巧みに操るトップゲイマーにドライバーとしての素質を見い出し、彼らをプロのカーレーサーとして育成するプログラム「GTアカデミー」を開始しました。

本作は、そんな無謀ともいえる「GTアカデミー」を経て、現在、カーレーサーとして活躍するヤン・マーデンボローをモデルに、ゲームの可能性を信じて、夢を実現させた人々のドラマです。

【ストーリー】
ロンドンのティーンエイジャー、ヤン(アーチー・マデクウィ)は車が大好きでいつかドライバーになることを夢見ていました。「グランツーリスモ」に明け暮れるヤンはかなりの腕前になっていましたが、堅実な父親からは「ゲームばかりしていないで現実を見ろ」とたしなめられていました。
一方、日産のマーケティング担当、ダニー(オーランド・ブルーム)は「GTアカデミー」の創設に奔走し、かつて伝説的なドライバーだったエンジニアのジャック(デヴィッド・ハーバー)を指導者として迎えます。
その後、ヤンは「GTアカデミー」の地区予選大会を1位で通過し、トッププレイヤー10人が集められた「GTアカデミー」への参加を果たします。

ゲーマーからカーレーサーになったというのは、驚きの事実です。

父親の冷たい目、仲間たちとの競争、厳しいジャックとの友情、デビュー戦での事故、そして、ル・マンへの挑戦。ヤンが苦悩しながらもレーサーの夢に向かって挑戦するストーリーはちょっと薄味ですが、レースシーンこそ本作の主役。本物のレースカーを、本物のドライバーたちが運転するレースシーンは迫力満点です。

スタントドライバーの中には、本作のモデルとなった、ヤン・マーデンボローもおり、自身のカーレースシーンのスタントをしています

監督は異色のSFアクション映画『第9地区』(’09年)のニール・ブロムカンプが手がけています。

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