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『PLAYFUL DIALOGUE』はじめます

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「真夏になったし、とりあえず、そろそろちょっと動きだしますかね」

“何か”を始める時には、そんな風に、つとめて気軽な感じに聞こえるように言う事にしています。


2019年の9月から開催してきた、当社にとっては思い入れの深い『哲学対話』を、諸事情により、2021年6月で一旦休止にしていました。

休止にしたのは色んな事が重なったタイミングだったのもあり、「このまま続けていくと、自分達がやりたかった事とは全く別の方向に行ってしまいそうだ」という違和感と危機感を覚えたからというのが最大の理由でした。

外部要因も多々あったとは思いつつも、開催の回数を重ねてきた事で僕たち自身の中で、「イベントとして『哲学対話』を“惰性”で開催する」という事に、はからずもなってしまっていたのが大きかったのかもしれません。

2020年4月からは、オンラインでの開催に切り替えて、それまで使った事も無かったし使う予定も無かったZOOMを慣れないながらも使いつつ、オンラインならではの良いところと注意するところに気を付けつつ、ちょっとずつちょっとずつより良い形になるように調整を重ねながら開催してきました。

だけど、今思えば、それも途中まででした。

しばらくして、「ある程度の形になってきた」と満足してしまった自分達がそこにいたんだと思います。

そこからは、それまでやってきたはずの「ちょっとずつ良い形になるように調整を重ねる」という事をすっかり忘れてしまい、「もう出来ているモノ」として自分達が開催する『哲学対話』を扱ってきてしまった事が、上述した“違和感”や“危機感”を招いてしまったんだろうと、今では痛感しています。

そんな、「自分達で生み出して、自分達が大切にしてきたモノ」を、自分達の慢心や怠慢によって、手放さざるを得ない状態にしてしまった後悔は、今年の6月に休止してからずっと僕たちの中から消えずにいました。


だけど、今ここに来て、ようやく「新しい形で試験的に始めてみようかな」と動き出すに至りました。

とは言え、あくまでも“試験的”に。そして、これまでとは“若干”なのか“思いっきり”なのかは分かりませんが、改良を加えていこうとも思っていますので、『哲学対話』だけじゃなくて、元々僕たちが大切にしている『対話』に焦点を当てていこうと思っています。

とは言え、もちろん「哲学的に考える」という部分は以前と変わらずとても大事にしていますし、「哲学」を扱うわけでは無いというのも以前と全く変わらずそのままです。

以前に開催していたウチの『哲学対話』について、参加者の方から「プロタゴさんの哲学対話は、“哲学”寄りじゃなくて“対話”寄りですよね」なんていう感想をもらった事もありました。

ウチの方針や趣旨に賛同して参加してくれていた方々からすると、「“対話”寄りの『哲学対話』である」という事はすぐにわかってもらえていたケースが多かったので安心しきっていたんですが、そんな優しい参加者の皆さんに甘え切っていたというのも、僕たちの反省点でもあったりします。

以前も明確に打ち出してはいましたが、今後開催する『哲学対話』については、より明確に、「いわゆる“哲学”の話をする場ではありません」という事を打ち出す必要性なんかも感じています(そもそも、以前から僕たちは“哲学”について学んだ事も無ければ“哲学”の素養もゼロですと言い続けていたんですが、それも「ずっと言い続けてきたから誰にでも分かってもらえている」という僕たちの慢心があったかもしれません)。

そして、以前は『哲学対話』だけがイベントのコンテンツでしたが、これからは、「『対話』寄りのプロタゴワークス」をもっと実感してもらえるような様々な『対話』体験が出来る場を創っていきたいなと思っています(今は、『オープンダイアローグ』の開催も考えています)。

そんな感じで、恐る恐る“試験的”に開催するので、これまでみたいな告知はやりません。
そして、以前のように「どなたでもウェルカム」的な募集もやりません。

まずは、主催者であるプロタゴワークスの事を知ってもらいたいです。
何をしている会社なのか。何を考えている人間たちなのか。どんな想いを持って活動しているのか。

そして、

僕たちプロタゴワークスが提供する『対話』の在り方や、『対話』の場に、「理解」を示してくれて、「共感」してくれて、「賛同」してくれて、僕たちと一緒に「playful」にやっていってくれる方のみで、こじんまりとやっていきたいなと思っています。

正直に言うと、僕たちが様々な想いを持って提供している“場”を、「自身の利益」や「自身の快楽」や「自身の楽しみ」や「自身のストレス解消」のため”だけ”に消費されるのはまっぴらごめんですし、それは「明確に“搾取”である」、僕はそう考えています。

そもそも、僕たちが開催する『対話』の場は(企業に対してカスタマイズしてオーダーメイドで提供するモノを除いては)、“場所代・必要経費”以外の料金を徴収して利益を上げようとした事はありませんし、これからも同様にやっていく予定です。

なので、参加していただく方々を“お客さん”だと認識した事はありません(少なくとも僕は一度もありません)。

あくまでも、「一緒に『対話』の場を形成して、ともに“問い、考え、語る”をするために集まった、学び合う仲間」だと認識してきましたし、これからもこのスタンスは変えませんし変わらないでしょう。

だからこそ、参加してくれる方々にも、「“『対話』をする仲間”だと思って参加して欲しい」という希望があります。

せっかく”場”を設けて開催するんだから、主催者の僕たちだって「学びたい」と思ってやっているわけなので。

そんな、これから開催する『対話』の“在り方”や“場”のベースになっているのは、もちろん“あの”「8つのルール」です(これによって、主催者も含めて「誰もが対等」が実現できると僕たちは考えています)。

そして、参加してくれる方々はもちろんのこと、開催している僕たちも一緒になって「楽しみたい」し、自分達の人生に「役立つモノにしたい」という想いが大きくありますので、それを目指してやっていきたいと考えています。

そこから始めていって、いつの日か、その“場”が、その「楽しみ」が、「役に立つこと」が、広がっていったら嬉しいなあ。
なんて、開始前から既に“妄想モード”に入っていたりもしています。


とは言え、まずは、本当にお試し的に。
やってみてうまくいかなければまた考えます。

そんな軽めな気構えだけど、それでもやっぱり始める前は、その最初の一歩が「とても重たい」のを感じます。

なので、つとめて気軽な感じで社内で話をするところから始めています。

言葉としては、「とりあえず」。

気持ちとしては、「覚悟の決意」。

これくらいのギャップが、実はあったりするんです。


そんな、様々な想いが交錯しつつ、ここから、あらためてよろしくお願いします。


PLAYFUL  WORK , PLAYFUL  LIFE , PLAYFUL  WORLD.

“働く”をもっと楽しく、“人生”をもっと楽しく、“世界”をもっと楽しく。


この夏、『Playful Dialogue』はじめます。


あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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