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そうさ100%勇気って歌もあることだし

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「最終的には、勇気とか気合いとか根性の問題になってくるんですよね」

いわゆる“科学的”と言われる姿勢とは真逆の考え方のように聞こえるかもしれませんが、実はウチの会社がとっても大事にしている考え方はこういう部分だったりします。

もちろん、大前提としては「“仕組み”で組織を動かして、働きやすい組織づくりをする」ということがあるわけです。これは間違いありませんし、そこには様々な“科学的”な理論や知見を用いた手法を駆使したりするわけです。

でも、ありとあらゆるどんな仕事であっても最後の最後は絶対に、誰かの決断と行動が必要になります。

例えば、ホワイトカラーの仕事であろうがブルーカラーの仕事であろうが、どれだけ自動化が進んだ仕事の現場であっても、必ず“人の手”が必要なのは今も昔も変わりません。もちろん、自動化が進めばその分“人の手”がかかる部分がどんどん減っていくのは間違いありませんが、恐らくこれから先も“人の手”が完全に必要なくなる未来はやってくることは無いでしょう。

何しろ、もしも“人の手”が完全に必要無くなったのだとしたら、例えば今現在で言えば“自然の理”として山や森などの人の手が入っていない場所で、人の目が届かない場所で昔からずっと続いている自然の営みのようなモノと同じです。であれば、それはもはや“仕事”と呼ぶことはできないでしょうし、そんな“自然の理”のように人の手が切り離された状態で連綿と続いていく営みとしての“自動化”なんてモノはできるはずがありません(疲労したら休んだり、傷ついたら癒したり、回復したらまた動き出したり、自分と同じような形質や機能を持ったモノを再生産したり、なんてことを自分の意志で行うことができるのであれば、それはもはや“生物”であってそれはそのまま“自然の理”になるわけですから)。

そう考えれば、どれだけ時代や文明が進んで行こうと“仕事”である以上は必ず“人の手”が必要であることは変わりようが無いので、そこには当然ながら誰かの“決断と行動”がついて回ります。

そして、“決断と行動”がついて回るということは、そこには“それを決める権限”があるわけで、多かれ少なかれ“責任”も一緒について回るのも必然です。

もちろん、何も考えずに「まあ、ただの仕事だから」として“決断と行動”をマニュアル通りに、誰かに言われたままに、自分以外の“何か”の判断に基づいてただ行動する、ということも可能ではありますが、「それはそれとして“そういうこと”を決断し行動した」ということになるわけです。

でも、仕事をするうえで、多くの人は“そういうこと”を深く考えてしまう場面に遭遇することが必ず出てきてしまうんじゃないかと思っています。

だからこそ(傍から見ると些細に見えるような事であっても)、思い悩んで苦しくなったり、迷って不安になったり、そういうことがストレスになりプレッシャーになったりするわけです。

それは、どれだけ手間暇かけて“仕組み”を構築して、手間暇かけて組織のメンバーに説いて回ったとしても、“自然の営み”のように何も手付かずのままでずっとその営みが続いていくなんてことはありません。

人が集まっての組織ですから、“目的”に向かっていく中で必ずどこかで様々な歪みが生じて“何らかの問題”が起きるのは必然ですし、その時に当事者たちの“人の手”が必要になるし、その時にその当事者たちそれぞれの“勇気”によって駆動する決断と行動が必要になってくるわけです。

これまでに、様々な業種・職種の組織に関わらせてもらってきましたが、100%の例外なく「最後は、当事者の勇気が必要です」と言うしかないケースしか存在していません。

こればっかりは、世の中でどれだけ「精神論とか根性論なんて意味がない。そんなものでどうにかなることなんてないだろう」という言説が広まっていようとも、「まあ、そうは言っても全ての物事は最終的には、勇気とか気合いとか根性の話になっちゃうんだから仕方ないよなぁ」と思っています(もちろん、勇気や気合いや根性“だけ”があればどうにかなるわけでは無い、というのは間違いありませんが)。

そんな「科学的な考え方&勇気・気合い・根性」について考えてみると、渋沢栄一の『論語と算盤』とか、ドラッカーの言う「マネジメントという科学的な手法&真摯さ」のように、「一見すると全く関係なさそうに見える遥か遠い地平に存在していそうなモノ同士がお互いに支え合う大事なパートナーだった」なんてことが案外とすんなり腑に落ちてくる感じがしてきます。

さすが偉人の考えることは、時代をずっとずっと先取りしているというか、普遍的な考え方をしているというか、あらためて凄いなぁと感じているところです。

だからウチも臆せずに冒頭のようなことをこれからもずっと言い続けていこうと思っています。

最終的には、勇気とか気合いとか根性の問題になってくるんですよね。だから、丹田に力を込めて、肚を括って、その足を前に進めましょう。危ぶむなかれ、その一足が道となるから。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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