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ギンギラギンでいながらも

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「さりげなくがポイントです」

という事を念頭に置きながら、いざ“さりげなく”やろうとすると、これがきまって“さりげなく”やってるつもりが、“さりげなく”にはなりません。

当たり前と言えば当たり前なんですが、この“さりげなく”が自分の中で意識されていな時には、“さりげなく”が可能になるなんて経験がこれまでにたくさんあるんです。

「さりげなくがポイントなのに、さりげなくやろうとするとさりげなくならない」という、「さりげなくのジレンマ」とでも言うような無限ループに陥ってしまうようなこの現象、どうにかしたいんですが、どうにかしたいと思えば思う程どうにもならないのもまたジレンマの特徴です。

もうこうなると、「いったん、忘れる」という事が自然と出来るようになるまではどうにもなりません。

となれば、「さりげなくがポイントです」と言われた事柄とは全く関係のない事柄に取り掛かる必要が出てきます。そうでもしないと、頭の中から“さりげなく”が消える事はありません。

だから関係ない事に取り組む時間とか、完全に忘れてぼーっとする時間とか、遊びに夢中で目の前の事しか考えられない時間とか、そういう“無”になる時間が重要になってくるわけです。

だから、この“さりげなさ”が必要な場面では、出来る限り頭の中から“そのこと”を消し去れるように、可能な範囲で無関係な事柄に関する物を見たり読んだりそれについて話をしたり時間を置いたりするようにしています。もしまだ見直す時間があるようなら、その後でもう一度“さりげなさ”が有るのか無いのかについて客観的に判断してみようとトライしてみたりするわけです。

そうは言っても、“さりげなさ”が本当にそこにあるのかどうかは、当の本人からすると「わかりません」というのが本音です。

こればっかりは、「さりげなく出来ていたかどうか」を事後にそれを受け取った相手に確認してみるまではわかりません。

だけど、得てして“それ”を相手に確認するというのは現実的には叶わないことが多いのもまたこのジレンマの特徴かもしれません。

自分では「さりげなく出来たぜ」なんて思っていても、もしかしたらその“さりげなさ”は相手からしたら「見え透いたナニカ」になってしまっているかもしれません。だけど、それでいて相手がこちらの「さりげなくしたい」という意図を汲み取ってくれて、それこそ“さりげなく”そのさりげないポイントに乗っかってくれている可能性も無きにしもあらず。

そんな事を考えると、冒頭の「さりげなくがポイントです」という言葉は、実際の行動として“本当に”実現するというのはもしかしたら不可能に近いような難易度なのかもしれません。なにしろ、その効果を実際に確認できることはほぼ無いでしょうから。

とは言え、「さりげなくがポイントです」と言われた事柄が仮に“さりげなく”為された場合には、起きるであろうと想定されている事があるからのポイントなのは間違いないでしょう。

であれば、「“さりげなく”が為された場合に起きると想定された現象がその後起きたかどうか」だけが「さりげなかったかどうか」を判定する事ができると言えるでしょう。

そうなると、その「想定された現象が起きたかどうか」が重要になるわけであって、それが起きたのであれば実際に「さりげなさを読み取られてそれに乗っかってもらっていたかもしれない」なんていう事はどうだってよいとも言えるわけです。

つまり、冒頭の「さりげなさがポイントです」というのは、あくまでも手段であって、実際には「さりげなさをポイントにして、その後、狙った現象が起きるかどうか」だけが重要なわけなので、「さりげないかどうかはどうでもよくて、狙った現象が起きたという結果が手に入ったかどうか」があれば良いわけです。

ああでも、「さりげなさがポイントです」と言われているという事は、もしかしたら、「さりげなさをしっかり相手に伝えようとしている姿勢があるかどうかがポイントだ」という意味である可能性もあるのかもしれません。

何しろ、前述したように「さりげなさを実行しようとした時には“さりげなさ”が頭の中から消えていないと実行するのはかなり難易度が高いはず」だからです。言ってみれば、ほぼ無理筋な要求である可能性が高いわけです。

であれば、「その姿勢を相手が感じるかどうかがポイントである」と考えるのがもしかしたら妥当なところであって、その結果が、当初想定されていた「その現象が起きた」という事になるのかもしれません。


などと、“さりげなさ”について考えていたら、どうしてもぎこちなくなってしまって、さりげないポイントが見当たらないような内容になってしまいました。


まあでも、

そいつが俺のやり方だし、さりげなく生きるだけなのさ。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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