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いつの日にか至りますように

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「自分の至らなさに起因する失敗についての話を他者にする事ができる」
これって、重要な事だったんだなあとあらためて思う出来事がありました。


今日は、久々にウチの会社に来客があったんですが、その人と話をしている中で突然こんな事を言ったんです。


「実は、今した話する前に結構ドキドキしたんですよ。自分の失敗について話をするってドキドキしませんか?」


これを聞いて、僕は、冒頭のような感想を持ちました。
なぜなら、「自分の至らなさに起因する~」という話は、ウチの社内ではそういう事があったら必ずその時にするという事を約束としているからです。

なので、ウチの社内では、言ってみれば「必ずしなければならない事」になっていますし、それをして当たり前とも言える状態なんです。

この「自分の至らなさに起因する~」を、なぜ「やらなければならない事」にしているかと言うと、これを我々がしなかったとしたら、ウチの仕事は成立しないと考えているからです。

僕たちが手掛けている“組織開発”というモノは、「今より更に働きやすい組織になって、みんなで高いパフォーマンスを発揮できるようになりましょう」という、「他者に変容をと促す仕事」とも言えるようなモノです。

この時に、「今より更に~」という事は、“現状”と“目指すモノ”を明確にしてそこに見えてくる“差”を“課題”と捉え、その課題解決をはかるわけです。

そんな“課題発見”と“課題解決”をするためには、「“何”を“どうすれば”その課題は解決に至るのか?」という事を一緒に考えていく過程が必要になってきます。

そして、その過程で、「自分の至らなさに起因する~」というところから導き出される事がとても多かったりするわけです。

その為に、僕たちは様々な手法を駆使して、その“場”や、その“状況”を作り出して、本人が「その話をしてもいいかな」とう気になってもらうという事に力を尽くしているわけです。

だから、僕たちは、自分達の会社の中では「自分の至らなさに起因する~」を、「他者に求める以上は、自分達がそれを自ら実践できなければならない」と考えて日々実践し続けているんですが、どうやらこれが自分達の中では習慣化していて、最早当たり前のようにやっていた。

そういう事に、今日の来客の話を聞いてあらためて気が付いたんです。

「そう言えば、昔は自分も、そういう話をするのに勇気がいったような気がするなあ」なんて思い出してみたりもしました。

その時、仲間がこんな話をしてくれました。

「そういう“失敗”の話が出来るのも心理的安全性が実現されているからなのかもしれないですね」と。

ああ、確かにそうかもしれない。

こういう話をしても、茶化されないしバカにされないし見捨てられないし怒らられない。それについての確信が持てるからこそ、今では自然に“失敗”について話をして、それに対してのフィードバックを自分から求める事が出来ているんだろうな。そう思えました。

心理的安全性を実現する事は、組織開発における大きなポイントでもあるわけだし、それが実現出来たら“失敗”はすぐに明るみに出て来るのでリカバリーもすぐに出来るし、傷が大きく深くなる前に手当できるし、それへの対応法も考えられるし、良いコトしかないわけなので、やっぱりこれからもどんどん「自分の至らなさに起因する~」は積極的に発信していこうと思えています。


もちろん、「自分の至らなさに起因する失敗」が起きないように、未然に対応出来るようになることが最も望ましいというのは、言うまでもありませんし、それが最も難しいかもしれないというのも言うまでもありませんが。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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