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「飲んでみな飛ぶぞ」ってアールグレイの声が聞こえた気がしたんだよ

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

最近、気に入ってよく購入するお茶があります。

セブンイレブンで売っているペットボトルの『アールグレイ無糖』です。

大抵は、家から持ってくるコーヒーや麦茶を飲んでいるんですが、外出した際にそれらが入ったボトルを会社に置いてきてしまった時などにコンビニで飲み物を買う事があります。これまでは、特にあまり考えることなく、水か緑茶かジャスミン茶の選択肢(夏だとこれに、麦茶が加わります)の中から何かを選んで買っていたんです。

ある日、またいつものように出先でセブンイレブンに寄った際、飲料コーナーの冷蔵庫を見ると、セブンアイマークのついた商品がたくさんあるのに気が付きました。
いつもは、上の選択肢の中から適当に選んだ飲み物を買っていたので、軽い気持ちで「どんなのがあるんだろう?」と見ていたんです。
すると、『アールグレイ無糖』がその中に置いてあるのを見つけました。

ペットボトル飲料の紅茶と言うと、それまでの僕の中ではイメージが固定化していてすぐに浮かんでくるのが『午後の紅茶シリーズ』でした。
これまでの人生の中で何らかの機会に、何度か飲んだことはありますが、個人的には砂糖が入っているお茶類が苦手で積極的に手に取る事はありませんでした。僕の中では、「お茶及び水は、口の中をさっぱりさせてリフレッシュする為と水分補給の為に飲みたい」という願望があり、お茶を飲むことで口の中が糖の影響で酸性になるのが苦手なんです(とは言え、お茶以外のいわゆるジュースの類は「甘さ」が欲しい時にはたまに飲む事があります)。

そんな自分の好みから、これまでペットボトルを買う際に『紅茶』を選ぶ事はほとんどありませんでした(たまに、『ジャワティーストレート』を見かけると買う事がありましたが、見かけること自体がとても少ないので選択肢には入っていませんでした)。

でも、この時は『アールグレイ無糖』と書いてあるのも手に取る前にハッキリ見えたので、「今日は、とりあえずこれにしてみようかな」と手に取って、ラベル裏面の「栄養成分表」をよく読んで「無糖」である事をしっかり確認してから、レジへと持っていきました。

買い物を終えてコンビニを出て、車のドアを解錠して、ドアを開き、車に乗り、エンジンをかけて、ペットボトルのキャップを開けて一口飲んで、ドリンクホルダーに置いて、ギアをPからRに入れ替えて…なんていう一連の動作の途中であり、かなり序盤でもある「一口飲んで」の部分で、僕の動きが止まってしまいました。

『アールグレイ無糖』のあまりの美味しさに。

「美味しさ」だと、その時の状況としてはあまり正確じゃないかもしれません。僕が驚いたのは「味」そのものよりも、「あまりの香りの良さに」が正確かもしれません。

「その良い香り」には、本当にビックリしました。

これまでの人生で、「紅茶」という物を淹れる習慣を持った事も無ければ、興味を抱いた事もほとんど無く、僕がこれまでの人生で口にしてきた「紅茶」は、Liptonのティーバッグで入れた物がそのほとんどだったと記憶しています。その回数も、それ程多くありませんでした。僕にとって、「お茶」と言えば「緑茶」の事でしたし、緑茶を飲む習慣はずっと持っていたので、長年の一人暮らし生活でも、家事や炊事はかなり適当にやっていましたが、お茶を淹れるための急須はいつも置いていたし緑茶は常に買っていたような記憶があります。

そんな「お茶文化」にしか馴染みが無かったので、「アールグレイ」という名前の紅茶が存在しているという情報は知っていましたが、それが、どんな香りでどんな味なのかは想像しても頭に浮かんではこないし、思い出す事もできていませんでした。紅茶で思い出すのは、『相棒』の右京さんがすげー高い位置から紅茶を淹れるシーンくらいですし、右京さんと言えば水谷豊だし、水谷豊と言えば『刑事貴族』が好きだったなあと言う事くらいしか連想できません(途中、脱線しましたが)。

だから、この時、「その良い香り」に驚いたんだと思います。

「これが、アールグレイっていう紅茶なのか!“紅茶の香り”なんていうフレーズを良く見聞きしたけど、人生で初めて“紅茶の香り”を体感したかもしれない」

こんなに長年生きていて、こんなに長文の感想を、コンビニの駐車場の車の中で、この製品に対して抱いた人間は、もしかしたら僕だけかもしれないなと、これを書いていて思っています。

この衝撃を喰らった僕は、エンジンをかけた車の中で、もう2~3口『アールグレイ無糖』の香りを堪能しつつ、この感動を早く共有したくて、会社に急いで帰りました。本当に、仕事が終わってからコンビニに寄って良かった。仕事の前に起きた出来事だったら、感動が強すぎていつも通りのパフォーマンスを発揮できたかのかどうか不安になるくらいの感動具合でした。早く、この紅茶の話だけがしたくてたまらなかったので。

この時の僕みたいに、コンビニで数多置いてある商品の中の内のたったの一つで、こんなにも感動を受けるという体験が実際に起きたりするんです。

もちろん、この時の僕は、『アールグレイ無糖』を初めて口にするまで、こんな事が自分に起きるなんて微塵も想像していませんでした。

「コンビニで買うお茶や紅茶は“この位の物である”」という、これまでの体験の中で築き上げられた、「コンビニで買う事のできるお茶」というカテゴリーや、自分がこれまでに体験してきた「紅茶」という呼び名のついた物が与えてくれる「口にする体験の後にやってくる清涼感や香りの限界値」についてのレベル感を、自分の世界観で勝手に判断を下していたんです。

言ってみれば、ペットボトルのお茶や紅茶に対しての「認識の固定化」がとても進んでいて、自分の中でガッチガチに凝り固まっていたというわけです。

その「認識の固定化」が起きていたという事に、僕は微塵も気づいていなかったからこそ、「こんな事が起きるなんて微塵も想像していなかった」という感想が出てきたわけです。

『アールグレイ無糖』が与えてくれた、この感動体験によって“己の不明を恥じる”という経験を同時にする事ができ、これはそのまま、「自分が如何に無知であるか」という事をリアルな体感として知るという経験が得られたという訳です。

“感動”は、「自分の無知を知る」事で起きる「脱・認識の固定化=アンラーニング」と「認識の柔軟性の獲得=新しい“学び”(ネオラーニングとでも言うのかな?)」が同時に自分の中で起きたという事なのかもしれないなあと思いつつ、また一つ、新しい気付きが得られたし、新しい仮説が手に入った事が個人的にはとても喜ばしいです。


日常的に行われる会話として消費するならば、「コンビニでペットボトルを買う際の「いつもの選択肢」に、もう一つの選択肢が増えた」というだけの話ではあるんですが、僕の内面ではこれだけの変遷が起きていたという事を、今日のnoteでこの話題を取り上げて書いてみて、初めて自分で知る事になるという体験ができたのはとても面白い出来事だなと、今感じています。

「何も書こうと思うようなネタは無い…」から始まるキーボードを前にしてから毎日のnoteネタを考える時間とか、「あの時、自分の中で何が起きていたのか」について自分であらためて振り返って言語化するという自分の仕事にとって“最重要”と言えるくらい大事な事柄に、必然的に取り組まざるを得ないし、それをやる事が自分にも仕事にも会社にもめちゃくちゃ活きてくるスキルアップが、この「書く」という行動によって出来ているんだなと、今これを書いていてあらためて気付きました。

だから、毎日の中の何でもないような事を、自分の書きたいように書く事だったり、特にネタを用意しないで書き始める事だったり、それを毎日続けている事だったりは、僕にとっても会社にとっても「善い事」なんじゃないかなと肯定する材料なのかもしれないと、今思っていますし、自分の進化を自分で感じられる自分にとっての「ラボ」なんだなあとわかってきました。

そして、自分の準備不足やめんどくさがる性質さえも、こうやってプラスに捉える事ができる筋道を描く事で、何の問題も無いんじゃないかと受け取れるようになってきました。

そんな、自分に対するポジティブ気味な新しい言い訳を手に入れてしまって、明日以降も、これまでと同じように、気楽な感じでnoteの更新に向かっていけるんだろうなと、肯定的に考えています。


『アールグレイ無糖』についてなんとなく書き始めた数十分前は、今日のnoteがこんな風に着地するなんて1㎜も考えていませんでしたが、書いてみて事後的に、「この着地しか無かったのかもしれないな」と少しでも思える事ができているので、毎回毎回、「自分が面白いと思う事を書く」という自分との約束は果たせているのかなと、ホッとしていますし、だからこそ、掲載した後で、後日、読み返すというのはできるだけしないようにしています。

その時はきっと、今この瞬間の僕とは考え方や思考の内容が変わっているはずであり、つまりは、別の人間になっているはずなので、「もっと違う事書けば良かった」って思ってしまうのは避けられないと思うので。

「(noteを書くという)旅の恥は書き捨て」という事で。

よし、決まった。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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