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それはどこからやってくるのだろう

こんにちは。

株式会社プロタゴワークスあかねです。

「部下が指示したことと違うことをやり始めて困ってるんですよ」

まさに“困り顔”をしながらそう話してくれたのは、とある企業のA部長です。

部下にどんな指示を出して、どんな風に違うことをやり始めて、それについてなぜ困っているのか。

そんな話を掘り下げながら色々と聞かせてもらっていると。A部長は「指示通りに仕事を遂行しない部下が悪いんだ」と考えているということがハッキリと見えてきました。

A部長とはこれまでに何度も“外部メンター”としえ話を聞かせてもらっているので、A部長が入社してから“部長”になり、そこから今までについての話もたくさん聞かせてもらってきていました。

だからこそ、「“部長”になるにあたって“マネジメント”についての教育を会社から受けたことがない」というのもよくよく知っていましたし、外部における管理職向け研修というものも(ほぼ)受けたことがないらしいということもわかっていました。

だからこそ、「指示通りに仕事を遂行しない部下が悪いんだ」という考え方を身につけてしまっていたんじゃないかという見立てがありました。

だけど、「他者を通じてチームとしての成果をあげる」のがマネジメントのやるべきことではありますし、実際に“マネジメント”として評価がされるとしたらこの部分についてのものはしっかりした指標が必要になるだろうと考えています。

そこから考えれば、例えばA部長が出した“指示”を受けたBさんが“指示とは違う行動”をとったんだとすれば、その行動の結果は当然ながら「当初イメージした“望ましい結果”」とは全く別の結果になってしまうわけですが、この場合の“責任の所在”はと言えば、 ”指示とは違う行動”をとったBさんではなくて、その指示を出した側であるマネジメントのA部長にあると考えるのが妥当です。

そしてこの「他者を通じてチームとしての成果をあげる」をやる必要のある立場になったのであれば、“こういうこと”を知って、“こういうこと”が自分の役割だと認識して、起きている目の前の出来事に対応していく必要がある。

そんな話をA部長にさせてもらいました。

冒頭の“困りごと”を解消しようとするのであれば、「何があると相手は望ましい行動をとれるようになるのか?」ということを考えてみるように伝えつつ。

最後には、「まずはそういう風にやってみます」ということになったので、次回にお会いする時には「やってみてどうだったか?どんな気付きや学びがあったのか?」なんてことを聞かせてくださいね、とお伝えしました。

ここからどんな“変化”があるのか、はたまた、何の変化も無いのかどうか。今から、次にA部長にお会いするのが楽しみです。

                                                                                                                                                                                                                                       

あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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