投映開始しちゃってはいませんか
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
「つい“自分の理想像”を相手に“プロジェクションマッピング”しちゃうことってありますよね」
先日お話した経営者の方と話していた時に使ったメタファーでしたが、意外にすんなりと受け取ってもらえたようでした。
何しろ、この“プロジェクションマッピング現象”は、仕事における様々な場面でしょっちゅう起きているんですが、「あ、またもや“プロジェクションマッピング”やっちゃったよ」と自分で気付くというのは途轍もなく難しいなぁと実感しています。
ただそうは言っても「こうだったらいいのになぁ」という想念が湧いて出てこないようにすることはとっても難しいですし、僕には“湧いてくる想念”を「湧いてこないようにコントロールする」というのはとてもじゃないけでできませんし、僕と同じように「想念が湧いてこないようにコントロールする」ということはできないのが一般的なんじゃないかと考えています。
だけど、“プロジェクションマッピング”をしてしまうということは「“目の前に在る現実”とは別の“何か”を見てしまう」ということに他なりません。
自分は、“本当の相手の姿”を正しく把握して正しく相手を見ることができているんだろうか?
自分は、「こうだったらいいのにな」を相手に投影してはいないだろうか?
自分は、“目の前の相手”に対して一体どんな“プロジェクションマッピング”を投影してしまっているのか?
そんな“問い”を自分に向けて、その“問い”についてしっかり考える。
そうやって「己を疑う」ということをしていかないと、いつの間にやら“プロジェクションマッピング現象”が起きてしまっていて、そのうちに“本当の現実”とはかけ離れた言動をしてしまっていたこと気が付いて、取返しのつかない、後戻りのきかない状態になってしまっている。
そんなことをこれまでに何度も何度も経験してきましたし、そんなケースをたくさん見聞きもしてきました。
自分自身が見ているモノは本当に“ありのままの現実”なのか?
「こうだったらいいのにな」という自分自身の願望を1㎜も投影していない“ありのままの現実”なのか?
「自分は“ありのままの現実”を正確に捉えている」と思っているとしたら、そう言える理由はなんなのか?
そんなこともしっかり考えてみると、もしかしたら、今見ているはずの“目の前のモノ”が実は「こうだったらいいのにな」を反映している“プロジェクションマッピング”であって、実際にはそんなに素晴らしい景色ではなかったんだ。
そう気づく瞬間がやってくるかもしれません。
でも、もしかしたら、そう気づかないままずっと行ってしまうのかもしれません。
どうなるのかはわかりませんが、そういうタイミングよりももっとずっと前の段階で「自分は、自分の願望を“目の前の現実”に対して投影していないだろうか?」という“問いかけ”をしてみるだけでも、何かが少し変わるのかもしれません。
願わくば、誰もが正しく“目の前の現実”をありのままの現実として認識したうえで行動に繋げられると、色んな意味で“ムリムダムラ”の無い状態になるのかもしれないなぁ、なんてことを思っています。
かくいう自分も、この世界に対しての“プロジェクションマッピング”が解けてから随分と過ごしやすくなっているので、今後も常に「プロジェクションマッピングかけてしまっていないだろうか?」と己を疑いながらやっていこうと思っています。
あかね
株式会社プロタゴワークス
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