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心も体もゴリラの如く

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

突然ですが、ゴリラってめちゃくちゃ凄いですよね。
フルーツを主食にしているのに、あの筋肉。プロテインなんて飲んでいないし、ウエイトトレーニングもしていないのにあの体格。そして、心穏やかで優しいときてる。さらに、普段はとても穏やかだけど、仲間に何かあったら全力で闘う。もしかしたら、ヒーロー超人に一番近い存在なのかもしれないとすら思えてきます。いや、ホントに憧れます。

そんな素敵なゴリラに憧れる気持ちを抱きだしているのは、もちろん、ゴリラ研究の第一人者である山極寿一先生の本の影響です。僕は、自他共に認めるとても影響されやすい人間なのです。先日、本屋で見かけてつい手に取ったこんな本を読んだのです。
『スマホを捨てたい子どもたち』

山極先生は、本の中でご自身が経験してきたフィールドワークの様子について語っています。ゴリラの研究のために、ゴリラと同じ生活をしてゴリラと一緒に暮らしたり、時にはゴリラに威嚇され攻撃を受けて死にそうな目にあったとか、その話の内容が現代文明の中で暮らしている僕からすると、とても想像できないような刺激的な内容でした。

そんなゴリラとの話の中で特に興味深かったのは「コミュニケーションルール」の話です。ゴリラには、他の類人猿とは全く違うコミュニケーションのルールがあって、それをしっかり守ると仲間として認められるという内容でした。しかも、ゴリラ特有の言語や文化らしきモノも存在するらしい。
こんな内容を読んだ時に、「文化人類学みたいだなあ」と感じました。全くの異文化に触れ、その文化の人達とコミュニケーションを取って馴染んで暮らしてその文化を深く研究をするというのと根っこは同じなんだなあと。ゴリラは人類じゃないから人類学ではないけど。

山極先生の本を読んでいると、言語が通じなくても、同じ種族じゃなくても、コミュニケーションルールや文化を共有し、それを実践する事で、同じ共同体の仲間として受け入れられ、諍いなく平和で安心して一緒に暮らす事ができるというのは、「なんだかとても希望があるなあ」という感想を抱く事が多くあります。
で、今日、社内でゴリラの話や自分の感想について話をしていて「山極先生の本の内容に希望を抱くのは、僕たちが組織開発を仕事にしているという事も関係しているのかもしれない」なんて事に、ふと思い至りました。

「組織がより良く活動できるような、良い風土や文化の醸成が大事」。これは僕たちの基本的な考え方でもあります。諍いなく平和で安心して仕事に取り組めれば、働きやすいに決まってますし成果に繋がるはずですから。ゴリラと人間でそれが可能なら、人間同士なら当然できるはず。そんな単純にはいかないけど、話としたらこれくらい単純な事がベースなのかもしれない。そんな風に考える事だってできるはずですよね。

山極先生の本が好きな理由として、今までは「異文化について触れられる本が好き」だと思っていたけど、それ以外の理由もあったのかもしれない。そんな事に気が付いたような気がした一日でした。

今の僕は、ゴリラに夢中です。


あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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