勇気の鈴がりんりんりん
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
その昔、偉大な人が言いました。
「元気があればなんでもできる」って。
それを聞いて僕も「そうだよな、元気があれば何でもできるよな」と思っていました。
でも、ここ数年は偉大な人が言っていたこの言葉に少し疑問をもっていました。
「元気があっても何でもは出来ないんじゃないかな?だって現に、元気な人が色々上手くいかなくて困ってしまって元気がなくなっている状況によく遭遇しているんだから」
自分がこの仕事をするようになってそんな状況によく出会うようになり、そう思うことが多くなっていました。
普段は“元気な人”が、困ったことや上手くいかないことに遭遇して“元気のない状態”になってしまう。
「この状況の中にいても、元気でさえいれば困難を乗り越えて上手くいくようになるのか?」なんて考えてみるとやっぱり疑問が湧いてきます。
「色んなことが上手くいっているからこその“元気”なのではないだろうか?」そんな風にちょっと斜に構えた感じのことを思ってしまっていました。
何しろ、やることなすこと上手くいかなくて周囲の人達とも不和不仲になっていて困難に直面している状況の中で“元気”でいるというのは極めて難しいということを、これまでに様々な人について見聞きして知っているつもりですし、自分の実体験としても知っているつもりです。
だからこそ、そんな状況の中ででも“元気”でいられるんだとしたら確かに「何でもできるんだろうなぁ」なんてことも希望として想像してみたりもするわけですが、如何せんその“希望”については実体験が無いのもあって、あまり上手くイメージすることができません。
ただ、元気ではないかもしれないけれども“別のモノ”があれば上手くいかなくて困っていて困難だらけの中であっても、そこから脱することができるということを、これまた他者の事例や自分自身の実体験からよくよく理解できていることがありました。
それは、元気と同じく“気”の仲間である“勇気”です。
上手くいかないし困っているし困難だらけの状況の中で“元気”は全然湧いてこないし心も体も疲弊している中ではありますが、自分の中に最後まで残っていてギリギリまで燃やすことのできるモノだと感じています。
上手くいかないし周囲の人とも上手くいっていなくて困難に直面していて明るい未来のイメージを思い描くことも難しい状況で、何もかもどうでもよく思えてきていっそのこと全てを投げ出してしまいたくなったりもするけど、それでも「こういう人間にはなりたくない」とか「自分の目指す“かっこいい人間”でありたい」という矜持のようなモノがまだ残っていると、「この状況でも自分を認めてあげられる選択はこっちだな」と思えたりして。
そうして、「もっと楽な選択肢があるのに」とか「もう全部諦めておしまいにすればこんな大変なことやらなくていいのに」とか「今よりも更に望ましくないことに見舞われるかもしれないのに」とか「もっと色んな人から嫌われて敵意を向けられるかもしれないのに」なんていう、これから先への不安とか恐怖とかそういう諸々の“負の感情”を、どれだけ元気があったところで向き合うと消耗して削られてしまうような“負の感情”にも、真正面から立ち向かうことのできるのが“勇気”なんじゃないかなと思っています。
そんな勇気を発揮している方々に、この仕事をしていると時々出会えるのが本当に嬉しいし楽しいし頼もしい気持ちになってきます。
だから僕は、偉大な人が言っていた言葉を自分なりにこう解釈しています。
「元気があれば何でもできる。でも、元気がなくても、元気が出なくても、勇気を出せば前に進める」って。
まずは自分が勇気を出して前に進んで、勇気を出して仲間を増やして、仲間と一緒に励ましあって、みんなでもっと大きな勇気を持ってどんどん前に進もうぜ。
だから、僕はこう唱えていこうと思っています。
「勇気があれば何でもできる。勇気を出して何でもやろう」と。
みなさん、勇気ですかー!
(「はい、勇気です」という返事が返ってくることはありません)
あかね
株式会社プロタゴワークス
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