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進めるのはいつだって一歩ずつ

こんにちは。

株式会社プロタゴワークスあかねです。

昨日、群馬県榛東村商工会青年部さん主催の『Instagramはじめの一歩』セミナーの最終回を実施しました。

このセミナーは、2021年11月16日から、1ヵ月に1回のペースで実施してきた全5回のセミナーです。

題名の通り、Instagramの活用に焦点を当てて、「Instagramなんて全く使った事が無い」という事業者の方々から「もう既にInstagramの活用しているけど、これからもっと役に立たせたい」という方までの様々な榛東村の事業者を対象にしたセミナーでした。

最終回の実施から一晩経ってみて思うのは、「ああ、終わったなぁ」という感慨の混じった思いであり、「ここから始まりますよ。頑張って下さいね」という声援を送りたい気持ちです。

ここまで4か月間、全5回のセミナーだったので、正直言うと「最終回だからと言って、特別に昨日の回について何かを言及したい」という事はあまりありません。

伝えたい事、実践してほしい事、実践するとどんな変化が期待できるのか、などについてはそれまでの4回目までに全て伝えきっているので、強いて言いたいとするとこんな事くらいのものです。

「是非、セミナー資料を使って復習をして下さい」

という、最終回の中でも伝えたことくらいです。

それよりも、今頭の中に浮かぶのは、このセミナーに携わり始めたところからの回想だったりしています。

思い返すと、僕達も、“4か月間に渡る長期間の連続セミナー”というのを実施するのは初の試みだったので、もちろん実施前から全5回の大まかな方針は決めてはいましたが、当然ながら“人や状況の変化”は予測がつかず、セミナーを実施しては、そこから1ヵ月間の参加者の皆さんのInstagramの活用の仕方を観察しながら、その次のセミナー内容をどうするか試行錯誤しながらやってきました。

1回目、2回目は、榛東村内の会場でリアル開催でしたが、年が明けて2022年になった3回目からは流行り病の状況によって急遽オンラインセミナーに切り替わるなどのアクシデントにも見舞われました。

当初は、リアルでの開催用に作っていたセミナー内のワークは全てオンラインで実施できるように作り直した影響で、そもそものセミナーの中身も随分と変化させざるを得なくなったりして、年明け以降はかなりバタついていましたが、それも今となっては「いい経験になったなぁ」と感じています。

自分達も、これまでリアル開催の研修やらセミナーやらを数々実施してきました。また、リアル開催の内容をオンラインで参加している人に見てもらうといういわゆる“ハイブリッド”の内容もありました。

また、自社主催の“オンラインイベント”として哲学対話やオープンダイアローグなどの対話イベントを何度も開催してきました。

流行り病以降、オンラインで様々な有料講座を受講していますが、それらは全て“オンライン用”に設計されている学びでした。

そうして、年明けに急遽、「セミナーをオンラインで実施して欲しい」と主催側から依頼を受けた時に、結構気軽に引き受けたんです。

「オンラインも、これまでたくさんやってきたし、セミナーの内容ももう出来てるし、別に問題無いっしょ」

そのくらい気軽に、二つ返事で引き受けたんです。

で、それから作ってあったセミナー資料を、実際にzoomで表示しながらリハーサルをしながら確認してみて、そこで初めて、そこでようやく気が付いたんです。

「ウチって、“オンラインイベント”もやったし、“ハイブリッドセミナー”もやったけど、“完全オンライン”のセミナーを実施するのってこれが初じゃん」と。

そして、

「リアルでやるのと、オンラインでやるのって、全然違うじゃん」という事に。

当たり前のことなんですが、リアルで開催するセミナーだと、受講している方々が「“どんなポイント”が受け取りづらいと感じているか?」が、自分の手の届く範囲で、全体像を視界に入れつつ、音声も全て拾えるんです。

例えば、小さい声で「・・・えー、どういうこと?」みたいな呟きもリアルの会場内だと拾う事ができるので、そこに対してすかさずフォローを入れていくことが可能です。

特に、セミナー内のワークだとこういう即時の反応は、内容を理解して体感してもらう時に、かなり重要だったりするので、ウチではそこにだいぶ重きを置いていたりするわけです。

だけど、オンラインではそうはいきません。

そもそも、受講している方がPCのカメラの方を向いているからと言って、こっちの話を本当に聞いてくれているのかどうかはわかりません。何しろ、講義中は基本的にこちらのマイクをオンにしていて、受講している方にはミュートにしてもらっているわけです。なので、相手の反応を拾うのがとても難しいし、ワーク中に「受講者の様子をみながら、その度合いに応じて、適切なフォローをする事で理解を促進する」という、ウチでは「リアルのセミナーの中で“当然の関わり”であり得意としていたセミナー内での武器を使用することができない」という事が、明らかになったわけです。

「さて、どうしようかな」

とちょっと考えた時に、思いだされたのが、自分達がこれまでに散々受講してきた数々のオンライン講座です。

「どんな風に、オンラインで教えてもらっていたんだっけ?」

そんな“問い”が生まれ、そこからウチの社内で対話が始まりました。

すると、僕達の中から次から次へと出て来る「これまでのオンライン講座の、良かった点と、改善が必要だと感じた点」。

僕達が思い起こしたのは、幾つものオンライン講座だったので、それらの講座が「どういう構造で作られていたのか?」や「どういう構成がされていたのか?」「その構造や構成で、一体どんな効果を狙っていたのか?」なんて事を、対話の中で分析していって、そこから出来上がったのが“プロタゴ流オンラインメソッド(仮)”です。

まあ、実際にはそんなメソッドはありませんが、メソッドの直前までの“構造・構成の分析と再構築”までは本当の話です。

これによって、「オンラインで効果的なセミナーづくり」というのが結構ハッキリと見えてきました。

そうして、それを実践する機会が年明けから3回もあって、昨日はその集大成を実践できたというわけです。

当初は、“初の試み”でもあったオンラインセミナーですが、これが“連続講座”だったというのが僕達にとっても、とても意味のある事でした。

何しろ、「前の回で伝えたことが、本当に伝わっていたかどうか?」という効果の検証を次の開催時までに“宿題”を通して確認することができるわけです。

ウチが実施する連続講座は、必ず“宿題”をやってきてもらいます。

これは、“学び”の効果を最大化するために必須だと考えているのでそうしています。

幸いにも、主題財がInstagramだったので、参加者のみなさんのアカウントをフォローしながら日々の変化を確認することも可能だったのがとても良かったです。

そうして、昨日迎えた最終回。

ハッキリと言えるのは、「このセミナーをやる前と4か月後の今とでは、明らかに変化が起きている」というのを参加してくれた皆さんも“自分自身の周囲で起きている事実”を挙げながらハッキリと言語化してくれていましたし、セミナーを実施してきた僕達もハッキリと“変化が起きたという事実”を認識できています。

この事実があるだけで、このセミナーを作って実施してきた者達としては、堂々と胸を張って、

「全5回のこのセミナーは、大成功でした!」

と言い切れると自負していますし、満足のいく状態への変容が起きたと感じています。

とは言え、です。

「これで、万事OK!もう、これ以上は無いでしょう」

なんて事を思っているわけではありません。

「まだまだこれからだし、もっとずっと向こうまで行けるポテンシャルがあるように見えるから、更に頑張ってやって欲しい」

そんな事まで思っています。

このセミナーの全ての回を通じて、当初から掲げ続けていた、“あの目的”が、“あの大きなゴール”が、いずれそう遠くない未来に実現して、「三方よし」を榛東村の皆さんで体感できる状態を作って行けるよう、これからもずっと応援しています。

フレー フレー 榛東村!



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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