戈を止めるのが武なんだよっていう説が起源とは違ったとしても大好きなんだ

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

今日は、2月最初の大仕事である、「大型本棚の組み立て」をやりました。

これは、何の比喩でも無く、今朝会社に届いた「大型本棚」を組み立てた、というお話です。この「大型本棚」は、僕の身長よりも背の高い本棚で、それを2つ。完成するとまあまあの重量になるようで、トラックから15メートル程の距離を4往復して荷物を運んできてくれた運送会社の方は、軽く息が上がっていました。

それらを受け取って、いざ開梱。
箱を開けると、想像していたよりも渋い黒色をしたスチール製の、これから合体して本棚になるであろう板状の各部品達が出てきました。

バラバラの状態になっている一つ一つは大した重さはありませんせんが、これが合体すれば、それなりの重量になるんだろうなというのが想像できる程度の手応えはあります。

質感的に、傷をつけたら目立ってしまうだろうなと思われるので、作業はそこそこ慎重に行います。
特に、各部品を持ち上げて移動させて組み合わせたり、ドライバーでネジを締める際には、傷にならないようにゆっくり動かさないといけません。でも、スチール製の部品なので、ゆっくり動かすにはそれなりに力が必要になります。だけど、こういう時には自分について少しだけ感謝する瞬間がやってきます。「体を鍛えておいてくれてありがとう」と。過去の自分のお陰で、こういう時には、変な箇所に変な力の入れ方をする必要が無いので、腰や体のどこかを痛める心配も無いし、組み立てもスムーズにできるしで、本当にありがとう。

そんなこんなで、作業スペース確保から始まって、完成した本棚に本を収め、出たゴミの片付けまでを入れて、約2時間で作業は完了しました。
会社の中がとてつもなく狭いので、作業スペースの確保及びそのスペースでの作業と出たゴミの処理を同時に行う必要があったので、仲間には梱包材の解体と整理をしてもらいながら、僕は本棚の組み立てを、お互いに身動きを取るのが難しいくらいのスペースの中で進めるという、かなりの難作業でしたが、ケガも無く無事に終える事ができました。自分達の事ですが、我ながらよくやった。

ウチくらいの小さい規模なうえに、物理的にも狭い会社だと、諸々を自分達が満足できて納得のいく形にするには、どうしたって自分達で全てを行う必要が出てきます。そうなると、物理的な力が必要な肉体労働的場面が出てくるのは必然なので、避けて通る事はできません。

だけど、幸いな事に、引っ越し作業や製造作業については、ブランクはあるもののそれなりの経験があるので大抵の事だと困る事はほぼありません。それどころか、自分としては好きな仕事で、得意分野で、自分で言うのも何ですが適性があるので、素人仕事にしては「短時間で満足度の高い仕上がり」が可能です。特に、今日みたいにある程度の力が必要な仕事も、難なくできてしまう程度には膂力が備わっていたりするので、いやホントに便利なヤツなんです(こんな風に、自画自賛してはいるものの、「ならばなぜ今の仕事を生業にしているのか?「好き」と「得意」を活かした方が良いのでは?」という疑問は、自分の中にいつも湧いてきていますが、それはまた別のお話ということで)。

もちろん、もっと時間をかけたり複数の人と文字通り力を合わせて一緒に作業をする事で、恐らく物理的な力があまり無い人でも、今日のような作業をする事は可能だとは思うんですが、それはそのまま「時間も労力もかかる」ので、僕がかけたよりも更に多くのコストが必要になるんだろうなと思うんです。単なる、本棚を社内に設置するという作業の為だけに。

今日やった仕事なんかは、ウチの会社の基準で考えると、「生産性の低い仕事」に振り分けられる類のモノになってきます。実際にこの仕事をした自分自身でもそう思っている部分は大きいです(これは、あくまでも「ウチの会社の基準で考えると」という尺度での話です)。

とは言え、ウチの会社の基準で考える「生産性の低い仕事」でありながらも、「絶対にやらなければならない仕事」でもあるわけです。
事実、社内に設置してある幾つかの腰くらいの高さの本棚(カラーボックスとも言う)では、社内にある書籍を収納し切る事ができずに、本棚の上に溢れだしていたわけなので(当初は、こんなに書籍が増える事は予想していなかったという計画性の無さが露呈してしまいました)。

その状態を放置し続けていけば、かなり近い将来、確実に「物理的なスペース不足」に起因する、我々の「パフォーマンス低下」を招き、それが元での「生産性の低下」に繋がるのが明らかに分かっていました。「そうなる前に手を打っておこう」と考えました。

これは、「想定される危険は、起きる前に未然に防ぐ」という、僕の大好きな「武」の考え方、つまり、「リスクマネジメント」から来ています。だから、実際にはまだそれ程の「危機」は起きていない。でも、その「予兆」は確実に起きている。それが膨らんで大きくなる前に抑えておく。そうする事によって、ダメージを最小限に抑える事に繋がるわけです。いつだって、「リスク」は雪だるま式に転がってあっと言う間に増えていきます。言うなれば、「レバレッジが効く」という考え方と同じところから発しているんじゃないかと思うんです。投資で言うところの「複利」のように、「リスク」の増え方も「複利」的に増えていく。だからこそ、いついかなる時でも「リスクマネジメント」的な考え方が必要なんじゃないかなと思うんです。「何が起きるかわからないけど、何が起きても良いようにしておく」という「武」の心構えが。

そこから、今回の「大型本棚の導入」が実現したわけなんです。


この「大型本棚の導入」により、社内の収納スペースが大幅に増えました。

ザっと見積もった感じ、(ギチギチに詰め込めば)今現在ある量の倍くらいは、書籍の収納が可能になる予定です。

これによって、最近の懸念事項だった「この本、買っても置く場所無いよなあ」というのが払拭されて、安心して書籍の購入ができる事になりました。



でも、それと反比例するように、もう一つの懸念事項はこれから更に加速していく事が考えられます。

「これ買ったけど、いつ読むんだろう?」という懸念事項の加速は止まらないかもしれません。このリスクについてはマネジメントできておりません。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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