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何が起きているのかよくわからない時であっても

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「今起きている事は何なのか?それには一体どういう意味があるのか?」

何かが起きて、僕や仲間がそれに対処する必要が出てきた時に、真っ先に頭の中で考えることがこんなことです。

そもそも「何が起きているのか?」がわからないことには「本当に自分が対処する必要があるのかどうか」もわかりませんし、対処をする必要があったとしても何のやりようもありません。

だからまずは「何が起きているのか?」をできる限り正確に把握するためにも、可能なだけ詳細な情報を手に入れるところからスタートしています。

それと同時に、「これには一体どういう意味があるのか?」を集まってきた情報を基にして仮説を考えることをスタートします。

それらを考える中で、徐々に「何が起きているのか」が見えてくると、「それが一体どういう意味なのか」を明らかにすることができてくるので、段々と仮説の精度が上がっていくので、そうなってきた段階で“仮説の検証”も進めていきます。

「これはどうだ?こっちはどうなんだ?これだとどうなるんだ?」なんてことを1つずつなのか幾つも同時になのかは自分でも判然としないくらいに一瞬で検証していくものもあれば、徐々に検証が進んで行くものもあるんですが、そうやって段々と仮説が検証されていき、冒頭の疑問が明らかになっていくわけです。

そうして、「今起きていることはこういうことで、それはこんな意味がある出来事だ」というのが明らかになっていきます。

当然ながら、それを明らかにする過程では“事実”がたくさん必要になっていきますが、当然ながら自分たちが“その出来事”の渦中にいた当事者でない場合もある__というか、当事者ではない場合の方が多い__かもしれませんが、その場合は「何を“事実”とするのか?」ということも仮説を立てながら検証を進める、ということがたくさんあります。

なので、僕たちが立てる仮説__“見立て”と呼んでいますが__これは「新しい“事実”が出てくればいつでも書き換わるモノである」という前提でいますし、僕たちはできる限り「“自説”にこだわりすぎることの無いように」ということを自分自身に常に言い聞かせていますし、お互いにそうなっていないかどうかを注意深く観察して、必要があれば指摘し合うことを約束しています。

その約束があるからこそ、僕も仲間も“仮説”をどうどうと口に出しますし、違和感があればすぐに口に出しますし、いつでも自説を翻す用意もあるので、実際に「ついさっき言っていたこと」すらも180度変えることもしょっちゅうあります。

そんな僕はモットーとしてこんなことをよく口に出しています。

「男には、二言も三言もある。二言は無いなんて言ってたらヤベーよ」と。

これはもちろん「男に二言は無い」という有名な言葉をベースにしているわけですが、正直に言って本当に「男に二言は無い」を地で行っていたとすると、その人は「自分に非がある」という状況を受け入れることもできなければ、反省もできないし、行動を修正することも叶わず、仮説の検証なんてもっての他で、PDCAを回すことすらもできないことになってしまいます。

だから気軽に「前言撤回」を使うことを推奨していますし、僕自身は朝令暮改は当たり前ですし、何なら1分前と言っていることが変わるなんてことすらあるのが日常だったりしています。

世の中では何故だか「前と言っていることが違うじゃないか!」ということを他者に向けて言う人がたくさんいるのを見聞きすることがたくさんありますし、「意見が一貫していない」なんてことを他者を責める言葉として使っている人もたくさん見受けられます。

でも、僕は「意見は変わっていい。と言うより、意見が変わるのなんて当たり前だし、むしろ、変わらないままずっと行っちゃう方がヤバイのではないか?」とすら思っています。

何しろ、他者と対話をしたり、新しいことを学んだりすれば、自分の中の意見や価値観が揺らいだり変わったりすることなんて、起きるに決まっているし、それが起きなかったらとしたら“学び”なんて起きていないのでは?と考えているからです。

例えば、そんなことが自分の身にあったとしたら、それこそ冒頭のように「今起きている事は何なのか?それには一体どういう意味があるのか?」を考えてみればいいんだろうし、仮説を立てて検証していけばいいんだと思っています。

そのためにも、「今起きている事は何なのか?」と考えて、自分の価値観によって“現実”を歪めて受け取ることなく、ただありのままに受け止めて、正しく“観察”することがとっても重要になってきます。そうして、それの“解釈”次第でその意味付けも変わってくるので、“観察”もそうですが、極めて慎重に“解釈”をしていくことで「何が起きていて、どんな意味があったのか」が現実の中に浮かびあがってくるんじゃないだろうか。

自分が、自分達が、普段からやっていることを今のところはそんな風に“解釈”しているところです。これが今後どんな風に変わっていくのか、それとも変わっていかないのか、それをまた客観的に“観察”していこうと思っているので、こうして記録しておくことも必要なのかもしれません。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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