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こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「人間には“意志力(will power)”っていうものがあって、それは筋力のように使えば疲労して段々と発揮できなくなるけど、鍛えることで高めることができるモノだ」

そんな話を以前に何かの本で読みました。
調べてみたらロイ・バウマイスターというアメリカの心理学者が提唱している理論とのことでした。

僕はロイ氏が書いた本は読んだことがありませんが、他の誰かが書いた幾つかの本でこの“意志力”の理論を知ってから、とてもしっくりきているので信じて取り入れています。

自分自身が筋トレをしているのもあるので、「使えば疲労するし、鍛えれば高められる」というところがとってもしっくりきています。

そんなこともあって、意志力が必要になるコトやモノに取り組むのはできるだけ午前中に済ませようと計画することにしていますし、あまり意志力が必要とされないような作業などはできるだけ午後にするようにしています。

そして、ルーティンで済ませても問題の無いようなことはできるだけルールを設けてそれに従って行動できるように仕組化をして、なるべく意志力の消耗をさせないようにしています。

例えば、この“意志力(will power)”という概念を知る前までは、朝の二度寝や三度寝はいつものことでしたし、目を開けてから寝床から起き出すまでの時間の中で特に用事も無いのにスマホを取り出しては用も無いのにポチポチとSNSを眺めたりしてどうでもいい情報を追いかけていました。

だけど、このSNSを見ていたりどうでもいいニュースサイトの記事を読むこと自体でも「“意志力(will power)”は消耗されて目減りしてしまう」ということを知って、朝からどうでもいいスマホ操作をすることを止めましたし、二度寝や三度寝で「あと5分だけ寝よう」というのも同じように意志力が消耗すると知って、目覚ましがなったら「まだ寝ていたい。起きたくない」と思おうがどうしようが、とにかく布団から這い出て起き上がることに決めました。

そうすると、不思議なことに「まだ寝ていたいし起きたくない」とは思いますし「くそー、起きたくないのに」と思ったりもするけど布団から出てくることはできました。

ただ、早く起きるようにしただけでは結局その後の時間をスマホいじりとかしながら無駄にしてしまうことになるので、起きてから家を出るまでの時間をどう使うのかの“毎日のルーティン”をルールとして決めました。

なので、それ以降は基本的に“毎日の朝のルーティン通り”に行動するようにしていますし、その通りに行動できるようになっています。

とは言え、日によって「今日は朝から気分もいいし体調もよさそうだぞ」という日もありますし、「今日は早起きなんてしたくなかった。何もしたくない」と思うような日もあります。

なので、そんな上がり下がりのある気分の波をとりあえず一定の高い状態に“強制的に”持っていくためにも、そして、運動不足に陥らないためにも、布団から這い出してきたら、トイレに行って手を洗ってその後に洗面所へ移動してうがいをして顔を洗ったら、“朝の健康体操”をすることに決めています。なので、起床して5分後には健康体操を開始するようなイメージです。

筋トレと呼ぶほどの強度にはせず、体に適度な負荷がかかるくらいの控え目な設定にしつつ、全身の筋肉を使って血液の巡りを速めつつ、軽く息があがってアドレナリンが出てくるくらいの、キツ過ぎなくてちょうどいい運動をするようにしています。その程度のキツさだから、とにかく毎日やっても体にダメージも疲労も残さないので続けることができているような気がしています。

そうすると、朝起きた瞬間から健康体操を開始するまでどれだけ「あーやりたくねー、マジだりー」という気分であったとしても、メニューを終えた後は結構いい感じの気分に上がっています。これはもう、明らかに「健康体操の効果です」と断言できます。

なので、朝から気分を上げるために必要なのは「“意志力”を使って気分を上げること」ではなくて、「適度な運動をして筋肉を使って血液の循環を良くして体温を上昇させ達成感を得ることで気分を上げること」だというのは確実です。

これをもしも毎日のように“意志力”を朝から使って気分を上げて仕事に臨んだとしたら、元々僅かにしか持ち合わせが無い僕の“意志力”は「会社に行く」というだけであっという間に底をついてしまうでしょう。
そうなれば、当然ながら、仕事の中で“意志力”が必要なモノを「高いパフォーマンスを発揮して成果につなげる」ということは難しいでしょうし、すぐに限界が来てしまうでしょうし、ミスもどんどん増えていくんじゃないかなと思います(と言うか、昔はそうだったような心当たりが山ほどあります・・・)。

そうならないためにも、今は出来るだけ“意志力”を使わないように心がけています。

朝起きてからの行動をルーティン化するのと同様に、「できるだけ継続したいと思っているコト」については、一日の中のどのタイミングでそれをやるのかということを計画の中に入れておいて、できるだけ「よしやるぞ!」というような選択や決断を伴わなくて済むように「時間が来たからやる」という状態になるようにしています。

自分の中であまり重要でないことについては、可能な限り迷ったり選択や決断をする必要が無いようにあらかじめ「〇〇については、こうする」ということを決めておくようにしていますし、いわゆるToDoも可能な限り発生したらすぐに予定に入れるようにしています。

そうして、悩んだり、やらなきゃいけないことに手が付けられていないことをクヨクヨ考えたり、わからないことをそのままにして気にしたり、なんてことを減らしていくことで“意志力”を重要なことにだけ使えるようになってきた実感があります。

そんなことをしているからなのか、以前に比べると、自覚できているストレスが減ってきたような感覚もありますし、仕事の中で生まれていた“迷い”とか“悩み”みたいなモノも減ってきて、“選択”や“決断”がスムーズにできてきているような気がしています。

そんな“意志力(will power)理論”を取り入れてみるためにも、まずは「二度寝をしない」とか「朝の健康体操」とか「毎日の生活習慣をルーティン化」なんかからやってみると、「その後の仕事に使える意志力の余力の実感」ができるようになるかもしれませんのでオススメです。

とは言え、今のところは「“意志力”が鍛えられているぜ」と実感できるタイミングは来てはいないので、まだまだこれから先の伸びしろに期待できちゃうんじゃないかと妄想を膨らませています。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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