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仕掛けて作り出す人達の存在を感じる

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

先日、B.LEAGUEの試合を初めて観戦してきました。

仲良くさせていただいている先輩経営者の方から「招待券があるけど観に行きませんか?」とお誘いいただき、「是非!」と二つ返事で仲間と一緒に“オープンハウスアリーナ太田”へ、これまた初めて行ってきました。

僕自身、バスケットボールは小中学校でやっていたり、中学生の頃には伝説的な少年漫画『スラムダンク』が中学の途中で始まったり、NBAブームがやってきてスーパースタープレイヤー達に魅了されたりと、バスケットボール自体には多少馴染みのある少年時代を過ごしたにもかかわらず、それ以降はとんとバスケットボールに縁の無いまま30年以上生活をしてきました。

そうして突然訪れた人生初のプロバスケットボールの試合に接触する機会だったんですが、全くの知識ゼロ状態の僕たちに対して、招待してくれた先輩経営者の方が会場まで歩いて向かう道のりで観戦前にレクチャーをしてくれました。

“B.LEAGUEの仕組み”という全体像から、“太田市と群馬クレインサンダーズとオープンハウスアリーナ太田の関係性”や、“オープンハウスアリーナ太田の全国的な立ち位置”や、“群馬クレインサンダーズの選手たちについて”などなど。

全く初めて聞く話であり、且つ、まだ何も視覚として捉えていないにもかかわらず、分かりやすく頭に入ってくる説明のおかげで全くの素人ながら何となく朧げにイメージを持つことができた状態で会場に入っていけました。

調べてみるとオープンハウスアリーナ太田は2023年4月に出来たばかりのとても新しい施設だそうで、外観からとっても良い感じでしたが、中に入るとその凄さに圧倒されました。まだ試合も試合前の練習も始まっていないし観客席もガラガラの状態なのに、会場の設備の凄さにただただ驚くばかりでした。

入場して先輩に促されるままに後ろをついていくと、辿り着いた席はコートを一望できるとても見やすい席でした。

「この辺りの席は、思いっきり応援したい人達が座る席なんです」そんな話を聴きながらも、まだ全然埋まっていない観客席を見渡しながら、「これは、試合が始まったら凄そうだなぁ」と、素人ながらの予感とともにワクワクしながら待っていると、先輩がこんなことを教えてくれました。

「試合開始の〇分前(数字は忘れました)になると会場が暗転するから、それまでに用事を済ませて席に座っておいた方がいいですよ」と。

時計を見るとその時間まであと10分程度だったので慌ててトイレに向かうと、観客席の一番上には放送席とカメラ席があり慌ただしく準備がされています。その後ろを通り過ぎてトイレに行って用を済ませると、なんとトイレの入り口と出口が全く別の場所にあって完全に分かれている作りに驚きました。

そうして席に戻ってしばらく談笑していると、会場にアナウンスが流れ暗転しました。

そこからはもうめくるめく“エンターテインメントの世界”が繰り広げられました。

光と音と演出と。そうして選手たちが入場してきて試合前の練習が始まり、その練習も段々と動きが激しくなってきてスピードが上がり次々にダンクが繰り広げられます。

もうその練習だけで観ているこっちは大盛り上がりです。

そうして試合が始まる前にも様々な演出があり、試合が始まるとホームチームがディフェンスの際にはディフェンス用の音楽が、オフェンスの際にはオフェンス用の音楽が会場から鳴って、それに合わせて観客が手拍子と応援を繰り広げるので一瞬たりとも静寂の時間がありません。そして、タイムアウトの時間などにはチアリーディングのチームが様々な衣装に身を包みダンスを繰り広げたりファンサービスをしてくれたりします。

試合自体は群馬クレインサンダーズが負けてしまったので、先輩たちはとても残念そうにしていましたが、僕も仲間もとっても満足のいく初観戦でした。

何しろ、会場がバスケットボールのために作られたアリーナということで試合が見やすくて、選手の表情まで見えて試合の熱を感じられるような気がしました。
そして、ディフェンスとオフェンスが切り替わると会場に響く音楽が変わって、それに合わせて観客席からの応援の手拍子と声援が響いて観客全体の一体感が味わえました。
そのおかげで、試合展開がハッキリと誰にでもわかりやすかったのと、会場内に試合中に響くアナウンスなどの演出が試合への没入感を更に高めてくれていました。
また、タイムアウト毎に出てきて盛り上げてくれるチアリーダーたちのおかげで、途中から明らかな負け試合になっていたにもかかわらず会場中に"暗い雰囲気”とか“ネガティブな空気”とかが充満することなく、絶対に逆転ができない状態になっても最後まで応援する気が削がれずに"ポジティブな応援ムード”で試合を観戦することができました。

コアなファンの先輩方からすると「これまでに最悪の負け方だった」と言わしめた試合でしたが、僕も仲間も本当に楽しめて満足できました。

太田からの帰りの車の中で、仲間とこの“初B.LEAGUE体験”について振り返ってきたんですが、一番語るべきは、あの会場の持っている機能を全開に活用して“一大エンターテインメント”にすべく尽力している全ての“仕掛け”とそれを実現するための“仕組み”を運用している“運営側”とそこに参加している全スタッフの活躍があってのモノだったんじゃないか、ということでした。

そういう“イベント運営陣”及び“両チームの運営陣”の事前準備と当日の活躍というものが「観客にはあまり見えないけれども確実に存在していた」というのが、この時の僕たちの“楽しい”とか“満足した”とかの“充実感”を作り出してくれていたし、観戦前までは全く知らなかったB.LEAGUEのチームや選手達への“思い入れ”を生み出すことに繋がったんだよなぁ、ということに気付かされました。

そのうえで、もちろん両チームの選手達が凄かったし素晴らしかったのは言うまでもありません。

そんな、“試合というイベントに関わる全ての人達”の頑張りとプロとしての仕事によって生み出されている“非日常空間”なんだなぁ、と帰りの車で振り返りながら反芻をしていました。

その試合観戦から帰宅した深夜に、自分が次にオープンハウスアリーナ太田に行けて且つ試合チケットが取れる日を調べて予約したのは言うまでもありません。

初めてのB.LEAGUE観戦によって自分の中にこんな変化が訪れるとは思ってもいませんでしたが、後日、先輩に「チケットを取った」と伝えたところ「ハマってくれてよかった」というようなコメントをいただいて、「こうなるように仕向けられた先輩の策略だったのかもしれない」と今更ながらに気が付かされているところです。

近日中に「趣味はバスケ観戦です。推し選手は~」と意気揚々と語り出す日がやってくるかもしれませんが、それはそれで楽しみな気もしています。


あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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