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身に染みる学びは痛みとともに

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「年末だから」というわけでもないんでしょうが、今年も終わるこのタイミングであらためて自分や仲間が他者と一緒に手掛けている“仕事”についての“課題”を認識させられることがありました。

今までも「もうちょっと何とかしないといけないのかなぁ」なんてことをこれまでも一緒に活動している人達とも話していたわけですが、もうすぐ新しい年を迎えるにあたって「来年からは、あらためて浮き彫りになったこの活動をもっと広めていったり更に前進させていかないといけないよなぁ」なんてことを考えるきっかけになりました。

というのも、ウチの会社が参加している群馬中小企業家同友会の活動の中に、“共同求人委員会”というものがあるんですが、その委員会の活動に僕も仲間もプロタゴワークスも関わらせてもらっています。

群馬中小企業家同友会の共同求人委員会は、企業経営者と教育関係者が参加する定例会議を毎月1回実施しながら県内の教育機関と連携して様々な教育事業を展開しています。

それらの事業は、会員企業さんに協力してもらうことで成り立っているモノもたくさんあるので「この委員会の活動自体があまり知られていないからと言っても、さすがに参加してくれてる企業さんには知ってもらえてるはずだから、毎年段々と認知度が上がっていってるんだろうな」なんて感じに考えていたんです。

でも、先日開催された同友会のとある支部での例会の中で、冒頭のようなことを認識することになったんです。

その会では、共同求人委員会に参加していただいているとある大学の教授が「社会連携教育」というテーマで講演をしてくれました。その講演の中で、人口動態の変遷やこれからの時代についての考え方や自校の学生たちの取り組みなどと併せて“共同求人委員会の活動”がどのように社会と連携した活動で、教育の観点から見てもどれほどの意義があるのか、などについてお話をしてくれました(と、僕は解釈しています)。

講演の中では、そこまでの話を聞いて感じたことや考えたことについて“小グループに分かれてミニセッションをする”というワークが何度か組み込まれていて、まさに現代の学生たちが学んでいる「主体的、対話的で深い学び」が得られるスタイルでの設計がされていました。

グループ内でたくさんの対話を行いながら、講演の最後には“まとめ”の意味合いでのグループセッションがあった中で、同グループのみなさんの話を聞いている中で、冒頭のように“再認識”するタイミングがやってきました。

「ああ、自分達の活動の内容も意義も、そもそも同じ同友会の方々に知ってもらって理解してもらうところから始めないといけなかったのかもしれないなぁ」と。

例えば自分が携わっている県内私大での特別授業について振り返ってみると、“受講した学生たち”と“授業に関わってくれている学校関係者の方々”に対しては、その“意味・意義・価値”は間違いなく受け取ってもらえている実感があります。そこについては、ハッキリと効果測定ができているので、実施側としてはある程度の充実感や満足感は得られています。

そして、これまでは「それで十分かな」と考えていました。個人的には。

ウチの会社の観点としては、自分達が培ってきたモノが“大学の授業”という現役の学生相手にリアルな教育の現場で、十分すぎるほどに通用するし、設計したり実行したりしたモノが狙い通りの学習効果を発揮できるということがしっかりと確認できる場であり、それによって得られるフィードバックや“現在のリアル”という生の情報などの価値はウチの会社にとっても僕と仲間にとっても物凄く貴重なので「まあ、それだけでも十分かな」と思っていたんです。

でも、先日のグループセッションを通じてこうも思ったんです。

「運営側だけが“想いの共有”をしてしまっていたのかもしれないぞ」と。

もちろん、会の中にある1つの委員会の活動ですから“目的”や“主旨”や“ねらい”などについては、全体に向けて発信はされていますし登壇してくれる方々にも情報として発信されています。また、「知りたい」とか「参加したい」という方には常にウェルカムの姿勢でいるわけですが(あまり無いケースではありますが)、講演のグループセッションでは自分の目の前で「そんな有意義な活動をしていたなんて知らなかった」という話を他の企業の方々の口から聞いてしまうと「それ以上のことはしていなかったのかもしれない」という反省せざるを得ませんでした。

その場は、大学の教授が様々なデータや事例を用いながら“わかりやすく”構成してくれた講演とセッションのおかげで、「主体的、対話的で深い学び」の場が作られて稼働したわけです。

それによって、「この活動は、自社にとっても大変有用なモノとして活用することができそうだ」という希望のようなモノが、あの場にいた企業の方々の中に生まれたということなのかもしれないなぁと感じました。

以前の自分のように、ただ「PRしなくちゃ」と思っているだけでは何も進まないけど、例えば教授がしてくれた講演のように「様々な角度から“この活動の意味・意義・価値”を伝える」ということ自体の可能性もまだまだありそうだなぁ、なんて思わされましたし、やっぱり大学の先生は凄いなぁと実感させられました。

そして、きっとあの日様々な企業の方々が感じた“可能性”と同じかそれ以上の“可能性”を、自分達も関わらせてもらっている群馬中小企業家同友会の共同求人委員会に対して感じることができました。

来年は、今年以上に活動の理解者や賛同者や協力者を増やせるような活動もできるといいなぁと思いつつ、これ以上“新しいこと”を抱えるとどんどん苦しくなるんじゃないかなぁなんて一抹の不安も感じつつ、「でも、やらないと始まらないから」という言葉を思い出して胸が痛くなっています。

「やれることを、やれる範囲で」という限定をしたうえで、全力で頑張っていくとしましょうかね。よし、頑張ろう。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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