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これが計画的偶発性ってことなのか

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「こんな機会に恵まれたのは本当にラッキーだったよなぁ」

今年の秋頃から、とある勉強会に参加させてもらっていたんですが、その勉強会が先日ひとまずの終了を迎えたんですが、その時に、あらためてしみじみとそう感じました。

その勉強会のテーマになっていたのは、“マネジメント”を発明したドラッカーで、題材になっていた本はドラッカーの『ドラッカー名著集④ 非営利組織の経営』(ダイヤモンド社)でした。

以前にもnoteに書いたような記憶がありますが、この勉強会に参加させてもら以前からドラッカーは好きで多少は読んでみたりしていましたが『非営利組織の経営』は読んだことはおろか、手に取ってみたことすらもありませんでした。

というのも、題名に“非営利組織”と入っているので「営利組織である会社を経営している自分には一切関係の無い本だな」と勝手に思い込んでいたからでした。

「まあ、でも勉強会の題材だからとりあえず読んでみよう」と思って読み始めた瞬間に、ドラッカーに思い切り“ぶん殴られた”と感じるくらい強い衝撃を受けました。

なぜなら、ウチの会社が掲げていることもやっていることもその全てがそのまんまこの本でいうところの“非営利組織の定義”にピッタリ当てはまっていたからです。その時の気持ちとしては、「おいおい、なんでウチの会社のことがここに書いてあるんだよ」というような気持ちでした。

そんなことが随所に書いてあるもんですから、本を開くまで「自分には一切関係ない本だな」なんて思い込んでいた自分自身を深く深く反省して、心の中で「ドラッカーさんごめんなさい。私が間違っていました」と唱えてから(いや、実際に口に出して謝っていたような気もします)、あらためてこの本を読み進めていきました。

勉強会は月に1回の開催で、いわゆる“読書会”のような形式で進んで行く内容だったので、本を読んで臨まなければ参加する意味が無くなってしまうので、この勉強会が開催されていたおかげで半ば強制的に読み進める必要があったのも本当にラッキーでした。

おかげさまで、この勉強会に参加させてもらう機会がなければ恐らく自発的には絶対に手に取らなかったであろう本を、最後までしっかり読み進めることができて、しかも“読書会”の形式だったので「自分が本を読んで、どの部分に引っ掛かったのか?それはなぜなのか?そして何を考えたのか?」ということをアウトプットするために自分の中で整理する機会を持つことができたというのが本当にラッキーでした。

この『非営利組織の経営』に出会えたおかげで、自分たちの会社と自分達の仕事をどのように進めていくべきかの指針が、今まで以上にハッキリしてきました。

どう考えて、どう進めるのか、その時に必要なモノは何なのか?

本に書いてあるのは非営利組織についてなので、いわゆる学校や教会やNPO法人などの経営についての内容ですが、それらを自分達の会社と仕事にアナロジーを使って紐づけることで、僕と仲間の解釈によって、ウチの会社独自のモノがこの勉強会に出る前と比べたら全く比較にならないくらいアイデアが出てきたしイメージが明確になってきているところです。

この本の中には“ドラッカーとコトラーの対談”も掲載されていて、それをきっかけに今読み進めている『コトラー&ケラーのマーケティングマネジメント』も、この『非営利組織の経営』のおかげで随分と読み解けるようになって、そっちの内容もウチの会社独自のモノとして色々と考えが進んでイメージが形になってきているという相乗効果が生まれはじめています。

そのおかげで、これから先の自社の展望について今は案外とポジティブなイメージが描けるようになってきています。

実際にそれを形にして実行していくまでに多少の時間が必要ではありますが、年明けくらいからは色々と進めていけるんじゃないかともくろんでいるところです。

それもこれも、この勉強会に声掛けをしていただいて、そこに参加するためにスケジュール調整をして、自分では手に取ることの無かった本を購入して読み進めて、勉強会で他者の意見を聞かせてもらいながら自分の意見もアウトプットするという“対話”の中でまたあらたに“問い”を立てて考えるという学びを得たことで、勉強会に参加する前の時点では全くイメージすらしていなかったようなところまで進んでこれていて、そのおかげで新しい展望が見えてきた実感を得られていて、あとはそれを実行可能な形にして、実行するところまでやってきている。

「そんな機会に恵まれて、本当にラッキーだったしありがたかったな」と、この機会を僕たちに与えてくれた方々に心の底から感謝をしています。

それと同時に、こんな貴重な機会という“波”にしっかりライドオンしてテイクオフした自分達の“サーフィン力”みたいな
モノについて我がことながら感心もしているところです。

未知のモノに気軽に乗っかっていくウチの仲間と、それに安易にくっついていく自分たちの“身の軽さ”みたいなモノも案外役に立つんだなぁ。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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