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さあこれからいっちょやったろうぜ

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「今してくれた“その話”って他の人には話したことがありますか?」

外部の人間として他社のサポートに関わらせてもらう中で、経営者や社員さんの話を聴かせてもらっていると、「“仕事”について自分が常に考えていること」を話してくれる人たちにたくさん出会うことがあります。

そして、その人達がしてくれる「“仕事”について常に考えていること」は、外部の人間であり組織開発と人材開発を手掛けている僕からすると「それは組織の課題の芯を捕えているし、その課題を解決するためにはとっても大事な考えだ」と思うことがたくさんあります。

そんな時は必ず冒頭の質問をさせてもらっています。

そして、その回答は大抵が次のどちらかだったりします。

1つが、「いやぁ、話したことは無いですねぇ」

もう1つが、「前に話したことはありますけど、◇◇◇(例:朝礼で・立ち話で・飲んだ時に・サラッと など)伝えた感じですかね」

質問しておきながらこんなことを言うのも何なんですが、実は、質問をする前からこのどちらかの回答が返って来るだろうことは想定できていたりします。

なぜなら、こんな“大事で重要な話”を日頃からしっかりと伝えることができていたとしたら、目の前の人が「“仕事”について自分が常に考えていること」を僕たちに話してくれるような状況が出来上がることは無いからです。

外部の人間である僕たちが“その会社”のサポートをさせてもらう状況にあるということは、その組織で働く人たちが考えている「“仕事”を進めるうえで重要なこと」が実践されていないからこその“現状”になっているわけですし、もっと言えば、「重要なことが実践されていない現状の理由とその解消方法」が組織の中では見出せない、もしくは、見出せているけどそれを実行することができないという現実があるわけです(だからこそ、僕たちのような“外部の第三者”の存在意義があるわけですが)。

だけど、“現状を打破するために必要で重要なこと”が見えていたり気が付いている人というのは、大抵の組織の中には必ずいます。

その多くは経営者や経営者に準ずる立場や役割を担っている人だったりしますが、時々は社員さんの中にもいたりすることがあったりします。

それらの人に共通しているのは「会社全体を俯瞰していること」ですが、だからこそ“現状”も“現状を打破する必要性”も“そのために必要なこと”も、ある程度だったりほとんど全てだったりが把握できていたりするんだろうなと思っています。

だけど、“把握できている”にもかかわらずそれが組織の中で実践されていないからこそ、その場でその話を聴かせてもらっている僕たちが現に存在しているわけです。

であれば、「この話が組織の中で“本当の意味で”共有されてはいない」ということも既に明らかになっているということです。

だからこそ、「今してくれた“その話”って○○さんには話したことがありますか?」という質問を投げかけることで、“その話”をしてくれた本人にも「こんなに大事な話を、組織に対して、組織のメンバーに対して、伝えてこなかった・共有するための取り組みをしてこなかった」ということに気が付いてもらう必要があるだろうな。

僕は、そんな風に考えています。

もしかしたら、“その話”をみんなに共有することによって、みんなが必要な行動をとれるようになるかもしれません。

その話をみんなに共有することによって、みんなからよりよいアイデアが出てくるかもしれません。

その話をみんなに共有することによって、みんなが“考える”をするためのキッカケを手に入れることができるようになるかもしれません。

「実は、今まで伝えていなかった理由は~」なんて感じに、共有してこなかった理由が何かしらあるのかもしれません。もしかしたら、“その話”を自分がしなくてもメンバーのみんなに主体的に気付いてもらいたかったなんてこともあったのかもしれません。そもそも、組織の内部に心理的安全性が醸成されていないから“その話”をすることができなかったのかもしれません。

なにがしかの理由があるんだとは思いますが、現時点まで待ってみたけど「思い描いていたような、願っていたような、待ち望んでいたようなコト」は起きはしなかったからこその“現状”だというのは、とっても大きな事実だと思います。

だからこそ、“その話”を、そのアイデアを、その考え方を、その思想を、その志を、“みんなに共有するための取り組み”という行動を起こして知ってもらい理解してもらえばいいんじゃないかと思うんです。

もしかしたら、現時点ではあなたと同じコトを考えている人は誰一人としていないのかもしれません。だからこそ、あなたの“その話”はあなた以外にわかっている人がいないのかもしれません。

はたまた、もしかしたらあなたと同じコトを考えている人は存在しているけど、その人もあなたと同じように“なにがしかの理由”があって口に出さないでいるだけなのかもしれません。

いずれにしても、あなたが“その話”をみんなに共有することで「そんなこと知らなかったし気づきもしなかった」という人には気付く切っ掛けになるかもしれませんし、「自分もそういうこと考えていたよ」という人には「同志がいた」という心強さになって仲間が増えるかもしれません。

いずれにしても、事態は必ず“その話”に向かう方向で幾ばくかの前進をします。

と言うよりも、「前進してしまう」という状態になります。

今まで「全く動かなかった」ところに「前進してしまう」という“動き”が起きるわけです。

ただ、その「前進してしまう」という“動き”がどの程度かはわかりません。極僅かかもしれませんし、案外とゴロゴロと動き出すのかもしれません。どの程度の“動き”だとしても、「動かなかったモノが、動き出す」には違いないので、あとはそこにどれだけの“後押し”や“引っ張り”を加えられるかで、その後の“動き”が変わって来るのは間違いありません。

そして、その“後押し”や“引っ張り”のキッカケを作れるとしたら、それはきっと“誰か”ではなくて“その話”を共有することができた“あなた”なんじゃないかなと思っています。

そして、みんなにまだ共有も発信もしていないけど「これって大事なんじゃないかなぁ」というアイデアを内側に抱えて秘めているのであれば、そのアイデアから始まっていく“組織の姿”はきっとその人の中に抱いている“希望の姿”でもあるんじゃないかと思っています。

「ここからでもまだいけるはず」

「まだ間に合うはず」

「このメンバーだったらみんなでやれるはず」

そんな希望があるからこそのアイデアなんじゃないかと思っています。

そんな希望があるのなら、それを叶えるためにも、まずは自分からみんなに共有するための発信をしていくところから始めましょう。

そのワンアクションが、きっとこの“動かないし動きそうもない現状”を“動かす”ことに繋がるはずですから。

“問い”を立てて“考え”て、そして、“語る”。

そんな対話的な関りによって、動きそうもなかった状況が動いていくなんていう前例はこれまでにも山ほど体験してきましたしたくさん見聞きもしてきました。

だから、あなたも“語る”ことから行動をはじめていきましょう。

もちろん、ご想像の通り“語る”をすれば、そこから今までは存在していなかった“新しいこと”に取り組む必要が山ほどでてきますし、きっと最初は忙しいし大変に感じると思います。それはもう、当然「想像通りです」としか言う事ができません。

だけど、それをやっているうちに今現在の“現状”について抱えている悩みや困りごとや課題感は、いつの間にやら“懐かしいモノ”に変わっているはずです。

何しろ、その頃には“現状”とは全く質の違う新しい課題が目の前に出てきているはずなので。

近い将来に、「あんなことで悩んでいた時期もあったよね」なんて笑い飛ばせる日が確実にやってきます。

何と言っても、そのために“外部の第三者”としてサポートをさせてもらっている僕たちが存在しているわけですから。

まずは、目の前の“大変な困難の入り口”に見えるゲートをくぐっていきましょう。サポート役として一緒についていきますから。

一緒に、頑張って全力でもがいていきましょう。

そんでもって、あなた自身の手で“希望”を鷲掴みにしてやりましょうや。

それだけ“考える”をしているあなたにはそれが出来るだろうと信じていますので。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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